海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 26183
レビュー : 2021
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001548

感想・レビュー・書評

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  • 個々はばらばらで、関係性の無いものに思えてた事が、繋がりそうな気がするところで終わった上巻。

  • いまのところ村上春樹ではこれが一番好きです

  • 僕らの人生にはもう後戻りができないというポイントがある

    それからケースとしてはずっと少ないけれど

    もうこれから先には進めないというポイントがある

    そういうポイントが来たら

    良いことであれ悪いことであれ

    僕らはただ黙ってそれを受け入れるしかない

    僕らはそんなふうに生きているんだ

  • 中学生くらいのときに読んですっかり忘れてたので再読。当時、カフカくんと同じ年くらいだった自分は彼の行動力にひたすら驚かされてた記憶があるんだけど、時を経て読んでも彼の行動力はすごいな!まさに世界で一番タフな15歳!
    あとナカタさんかわいい。下巻も読む。

  • 10数年振りの再読。田村カフカの家出旅。高松に行って、旅の途中で出会ったさくら、甲村図書館の大島さんに支えられ過ごして行く、こんな生活ちょっと憧れる。ナカタさんも不思議な生活を過ごし、四国に向かう。 上巻ではこれから始まる物語の序章の感じ。 初めて読んだ時は羊男シリーズに匹敵する名作と感じた。

  • 海辺のカフカ!
    なんかついに来るとこまできたって感じ。
    村上春樹のいろいろな作品の中の、私が特に好きなところがギュッとつまってるような話だった。
    やっぱり五月が舞台だし。
    世界一タフな15歳の少年が、家出をして四国にきて、小さな図書館の片隅で暮らし始めるって素敵だなぁ。
    優しく導いてくれる大島さんと、静かに受け入れてくれる佐伯さん。
    二人の聡明な大人のもとで、カフカ少年がゆっくり心をときほぐして自分という存在を見出していく。
    彼が感じる海とか、森とか、星とか、そういったものに対する描写が本当に愛おしく思った。
    瑞々しさともちがう、この感じ。
    私も15歳のときにこの小説を読みたかった。

  • 初の村上春樹は、子供の頃に父の本棚でその独特のタイトルがただならぬ個性を放っていた、海辺のカフカから入ってみることに。

    前情報無しで読み進めたので、すっかり引き込まれて続きが気になり、一心不乱に読了。

    日常の、こざっぱりと清潔で気持ち良いルーティーンを丁寧に一つ一つ確認するように表現してくれるところが、なんだかすごく癖になる。登場人物の愛着や執着、大事にしている日々の儀式がありありと思い浮かぶ。

    そんな規則性の中にあって、だからこそなお一層怪しく潜む奇怪な事象が際立って話を幻想的にする。

    世間一般論に流されて、無感覚に生きることに疑問を投げかける。下巻が楽しみだ。

  •  村上春樹さんの代表作ですね。
     この作者さんの本は、最初に読んだ本が本当に悪すぎて、もう二度と読まないと思ってしまって、なかなかこの本も読むことがありませんでした。
     でも、最近出た1Q84を読む機会があって、それが思ったより面白かったので、この本を読もうと思いました。
     ただ、1Q84も読みかけなのにこの本に手を出すのはどうかなと思ったりもしたんですが、まあ読み始めてしまったものは仕方ない。

     物語の主人公は、15歳の男の子。
     その男の子は、何かから逃げるように15歳の誕生日を待って、今まで自分の住んでいた家から出ることを決意する。
     彼が向かったのは、香川県の高松市。
     そこで彼は、私設の図書館に行き、そこの職員と顔見知りになる。
     そんな中、彼が気を失っている間に、父親が殺されるという事件が起こる。

     最初は現実を舞台にした話だと思っていたのですが、そこにちょっと現実ではありえない要素が点在してる。
     このままファンタジーで終わってしまうならそれはそれでありだと思ったんですが、この作者さんだったら何か難しい実現可能なのか、可能じゃないのかわからないラストを持ってきそうで、今から終わりが楽しみです。
     最終的な評価はすべての物語を読み終わってからになりますが、今は続きが楽しみ、と素直に思えたのでこの評価にしておきます。

  • わかりそうでわからない交錯する物語。不思議なキャラクター達が織りなし始まる不思議なファンタジー。村上春樹さんの世界はわからないまま進んでいくけど、余韻を残す。ただ、台詞の端々に共感させられ、自分の経験を重ねることができ、考えさせられる言葉が散りばめられている。でも、わからない。読み手に感じるということと物語を預け、わからないという余韻を残しながらも小説に引きこむ。やはり一流だと思う。久しぶり先が気になって早く下巻を読みたいおもった。

  • ずっと村上春樹には苦手意識を持っていたけど
    読みやすくて面白かった。
    (昔ノルウェイの森を読んで、キザな文章が合わず途中で挫折した...。)

    家出少年の田村カフカ、文字の読めないナカタさん、
    そして謎の多い佐伯さん。
    いろいろ都合が良すぎると思う所もあるけど、
    バラバラな話が下巻でどう収斂されていくのか楽しみ。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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