海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 26161
レビュー : 2021
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001548

感想・レビュー・書評

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  • 「僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁が欲しいわけでもない。僕が欲しいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。不公平さや不安や悲しみや誤解や無理解ーーそういうものごとに静かに耐えていくための強さです。」
    (海辺のカフカより)

    村上春樹さん関係のツイートを読んで原作を読みたくなって読みました。2年ほど前、宮沢りえさん藤木直人さん出演の舞台「海辺のカフカ」を何の前情報もなく観たのですが、とても嫌なシーンがあって敬遠していましたが、今回は予備知識があったから無事読めました。

    15才の主人公の少年が先のセリフ「僕がほしいのは、」を言うのですが、あまりに悲しいセリフで胸が痛くなります。そんなに我慢しなくていいよ、嫌だと言っていい、逃げていい、誰がに相談して助けを求めていいんだよ!助けてくれる人はきっといるから、諦めないで探して!と伝えたい。

    子どもは家族を選べない。自立できるようになるまで、家庭で生き延びなければならない。暴力に耐えるのではなく、NO、GO、TELL、いやだと言い、逃げて、安心できる人に相談していいことをすべての子どもたちに知ってほしい。

  • 外国の読書レビューでとても人気なのがよくわかった。
    どんな展開をむかえるのか、どこへ連れて行かれるかわからないまま一気に読んでしまった。
    村上春樹の好きなところも嫌いなところも存分につまっている読み応えのある作品。

    「私は女のヒトだから、それくらいの量の血を見るのは毎月のことで、結構慣れてるんだ」
    という激しく陳腐なセリフ女性キャラに言わせてるところを見る限り、
    彼のノーベル賞はないと思うが、、、笑

  • 春樹ワールド。この独特な世界観を、たまに無性に読みたくなり、積読の中から取った。
    逸れそうの世界が、どこでどう交わって繋がっていくのか。これ、毎回ワクワクさせられます。

  • 今まで読んだ初期の村上春樹作品とかと比べてかなり長いものの読みやすかった。場面転換がいい塩梅でどんどん読む手が進んだ。先が気になると言うわけでは無いが、どんどんすすんで読んでいた。大島さんの聡明さに惹かれた。

  • 初めての村上春樹。超有名作家。なるほどー。
    セレブな都会の大人に人気ある作家というイメージ。
    個人的な意見ですが。

    上巻はジョニーウォーカー。赤ラベルw
    昔親父が飲んでたなー。黒が高級?飲んだことないけど。

    戦争や虐待や拷問が出てくるいろんな本を読んだけど、
    猫をいじめる部分だけは読めなかった…ごめん。
    そこだけは飛ばして読んだ。

    じいちゃんと猫の会話がかわいい。
    総じて登場人物同士の会話が面白い。

    全般的に、禅問答しながら何かの儀式が進んで行くような、
    そんな淡々とした空気感がある。

    下巻までもサクサク読ませる。

  • ナカタさんがヒッチハイクしていくところが、ほっとして楽しい。

  • 感想は下巻で
    なのだが感想でないこの本について
    丁度帰宅時電車の乗換駅に着いたとき読み終わったのだが
    目の前をみたら「ジョニーウォーカー」の広告があった
    もちろんこの本に関係なくそこにあったのである
    この本を読んだから目に入ったのである
    お酒は飲まないから気付けないのだ
    必要な情報でないからだ
    必要な情報とはなんだろう

  • 海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

  • 自分にとって4作目の村上春樹の作品。今まで読んだものとどれも違って現実と非現実が入り乱れる中身だった。ただ、上巻はまだ非現実が占める割合は少ない。

  • 小説

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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