海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.63
  • (1987)
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  • (99)
本棚登録 : 22486
レビュー : 1534
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001555

感想・レビュー・書評

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  • 初めて挑戦した村上春樹作品。抽象的な内容が難しかった。あまり考えすぎず世界観や雰囲気を味わいながら読めばもう少し楽しく読めたと思う。

  • 初めて読んだ村上春樹作品。もともとのイメージ通り抽象的で、読み解くことが難しく感じた。
    なにかオチやメッセージ性を求めるのではなく、物語全体に漂う不思議な雰囲気やその考察を楽しむものなのだろう。確かに自然の描写や独特な心情描写だったりファンタジーのような非現実的な世界観は素晴らしく、次に何が起こるかわからない期待感を抱くことはできたが、最後まで読んでもこれがいったいどんな物語だったのか説明することは難しいと思った。
    自分はもっとわかりやすい作品の方が好きなので合わなかったが、感受性が強い人にはハマるかもしれない。

  • ようやく読み終わった。期待以上の満足感があった。しかしどうも「1Q84」を読んだ時のようにすべてが納得できるものではなかった。たぶん読みがあさいせいだと思うので、機会をつくってまた挑戦したい。

  • 偶然主人公と同じ歳の時、家の本棚に上巻だけあって手に取った。村上春樹の本は読んだことがなく、特に何も意識せず単なる暇潰しのつもりだった。その日のうちに上巻を読み終わり近所の書店へ直行。夢中で読み終わった時には深夜の2時になっていた。内容自体はなかなかグロテスクな部分も多いのに、この圧倒的な透明感!こんな本があるのかとただただ驚愕。何に心動かされたのか自分でも分からないまま、最後の佐伯さんとの会話のシーンで号泣。15歳の時にこの作品に出会えたことには感謝しかないし、未だにこれ以上に夢中になって読んだ本もない。

  • 村上春樹さんっぽいなぁと思いました。

  • 世界にのめり込んで夢中で読んだ。
    非現実的な内容の中でも前からそうなることが決まっていたんじゃないかっていう感覚にはものすごく共感した。
    ホシノくんパートで何回かくすりと笑った。
    恐怖、幻想、絶望が入り混じった世界観、私はすごく好きだ。
    最後は暖かい。
    私の頭の中にもきっとある図書館の事を考えながら眠った。

  • H30.11.27読了

  • めちゃくちゃ楽しかった

    村上春樹さんの作品の中では、比較的平常心で読める?作品だった気がした(いやまあ十分不思議な出来事だらけだけれども)
    個人的には、ナカタさんが亡くなったシーンで色々考えてグッとくるものがあった

  • うーん。ナカタさん&ホシノさんパートは、二人の絶妙な掛け合いとか珍道中が面白かったけど、カフカくんパートは割と倫理的な問題に直結する話がたくさんあったから、嫌悪感と戦いながら読む感じでした。
    近親相姦とかレイプ(夢の中だけど)とかね…勿論作中で何度も述べられているようにこれはメタファーなわけで、表面的な事象だけ取り上げて嫌悪するのは勿体ない読み方だとは思う(作中でメタファーがどうとか話しているのはメタ的で、この小説そのものがメタファーであるというなんかややこしい話)。カフカくんは母と交わったんじゃなくて、母「なるもの」と交わったってことが重要なわけで。
    それはわかっていても、レイプしながら「選びようのないことなんだ」とか「僕にはどうすることもできない」みたいなシーンはやっぱり嫌だったな笑

    というか村上春樹の小説って「それは僕には選びようのないことだったんだ」みたいな台詞すっごい出てくる気がする。少年マンガとかで「運命は変えられるんだ!」みたいなのばっかり見て育った身としてはある意味新しいというか。個人の意志の力を重視していないのだろうか、あるいは個人の意志の力の無力さを表現してるのだろうか。

  • "世界はメタファーだ"
    この言葉に象徴されるような小説だった。
    登場人物1人ひとりの人生が象徴的に綴られていく。
    もちろん読者としてはああでもないこうでもないと考えながら物語を味わうのだが、これを創り上げた村上春樹の世界観はやはり唯一無二だなと感じた。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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