世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

著者 :
  • 新潮社
4.07
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本棚登録 : 8155
レビュー : 371
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001579

作品紹介・あらすじ

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らすの物語、"世界の終り"。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれたが、その回路に隠された秘密を巡って活躍する"ハードボイルド・ワンダーランド"。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

感想・レビュー・書評

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  • 個人的には村上ワールドの最高傑作です。

  • 右脳的な話をまさにシャフリングしながら読んでた。ジャズ(鳥)がどう古い夢に繋がって行くのか、私の計算が追いつかない。

  • 村上春樹さんの作品で1番好きなお話。

  • 1985年(昭和60年)。
    チャンドラーをベースに、ところどころブローティガンが入っている印象。ファンタジーとミステリと冒険小説と純文学が渾然一体となったような独創的な作品。メッセージ性はあまり感じないが、詩的な世界観や文体が好みだった。読み終わったあと無性に「ダニーボーイ」が聞きたくなって you tube で鑑賞した。

  • 個人的に村上春樹作品の中で一番好き。
    村上春樹の長編小説でよく描かれる
    同時に進行し、
    あるところから交わり始める二つの物語。

    村上春樹作品には
    一貫したテーマのようなものがあると感じていて、
    それは現実的な世界と内なる世界
    もしくは
    表面的な自分と精神的に乖離したもう一人の自分を
    どのようにして適合させるか、
    納得する形で成り立たせるかというテーマに
    物語を通して挑んでいるような。。 「スプートニクの恋人」も
    「ねじまき鳥クロニクル」も
    「海辺のカフカ」も
    そのテーマに沿ってる気がする。

    けど、この「世界の終わり~」は
    基本的なテーマに沿ってはいるものの
    他の作品とは違う結論に至るというか
    別の視点で挑んでるような印象。
    個人的にはそういった部分で
    この作品は特別だし面白いと思う。

  • 二つの物語性の、時間軸はどうなってるの?並行してるの?前後してるの?
    色んな謎が解き明かされる瞬間に、いつ出会うか、楽しみにしながら読んでます。

    あらゆる隙間時間を利用して読了。
    早くっ!下巻へっ‼

  • 村上春樹の作品に出てくる女性は可笑しい。あまりにも流暢にしゃべるし、あまりにもドライな印象だし、あまりにもおしゃれ。そしてそれはこの上なく魅力的だ。

  • 読み進める内に、物語の緊張感と並行で走る物語がどこで繋がるのだろうかというワクワク感でどんどんはまっていきました。

  • ほぼ一年ぶりに読み返しました。
    初めて読んだときは、なかなか序盤のテンポがつかめなくて設定に入り込むまでが正直結構つらかったのですが、二度目ともなると全然。
    波乱万丈な冒険がくりひろげられるハードボイルドワンダーランドと、静謐でしんしんと雪の降る世界の終わり、それぞれの物語がとにかく楽しめた。
    これで半分なのかー。
    21の章が印象的だった。
    一度目に読んだときも、このすくいとれそうなほどの暗闇がひろがる地下通路がじっとりと不気味に感じたのを覚えてる。
    今回は、その章で17歳の太った娘が自身の入院中について話す会話部分が響いた。
    世界には何百億、何千億というくすの木がはえていて、数えきれないほどの鳥と数えきれないほどの雨ふりに充ちているのに、それをただのひとつさえ理解できないこと。永遠に。
    その孤独というか、虚無というか、そういうものは私も知っている気がした。
    それなのに、この世界では誰もひとりぼっちになることなんてできない。

  • 二つの世界が同時進行していって1Q84のときのように絡まってくるんだろうな、と思う。
    とくにこの小説では村上春樹の世界感が出ていると思う。その日に会った女の子とベッドインしていく様とか。目的地に向かっていくときに、全然関係無い事柄とかを思い浮かべるシーンとか。今回はとくに比喩表現が多様されている。
    でもそんな世界が好きなんで他の有名でない小説も読んでいきたい。まずは下巻。

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