1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 617
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001647

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版6冊、4年と8ヶ月でやっと読了。

    ハッピーエンドになるのか、バッドエンドになるのかそれともそのどちらでもないのか予測がつかないまま最後まで進んだ。

    BOOK3から出てきた牛河の話がいいスパイスになっていたので後半は飽きずにいけた。
    もうしばらく長編はいいやw

  • やはり村上春樹さんは大変優れた作家です。
    暫く作品から離れていて、本書もだいぶ遅れて拝読しましたが、一気に読みきりました。
    2人(3人?)の主人公の描写といい、当代随一のファンタジー作家ですね。

  • 階段を登るだけであんなに感動する?

  • 話自体は面白いし、ファンタジーを好まない私でも飽きずに読むことができた。 しかし、やはりこの作家の唐突な性描写はどうも肌に合わない。

  • とてもよかった。

  • 初読での感想備忘録

    結局、チェーホフの法則は否定されて、物語に出てきた拳銃は火を吹くことはなかった。
    さきがけの使いっ走りの坊主頭とポニーテールの上の人間についての描写もなければ、天吾が書きかけの小説を持って1Q84年から脱出することの意味も語られなければ、牛河の口から出てきたリトルピープルの空気さなぎのゆくえも語られていない。
    天吾が千倉町で見た空気さなぎの中の青豆とは?
    ヤナーチェックのシンフォニエッタの意味は?
    今はまだまとまった解釈を自分の中で持てていない。改めて全体を辿って、細部を、物語のひとつひとつのパーツについて思い返してみなければ。


    これからは私が原理であり、私が方向なのだ。誰であろうとそれだけは覚えておいた方がいい。

  • 物凄い勢いで読み切った。村上春樹でここまでは初めて。
    高速の路側帯から下へ降りる階段。そこは1Q84へ入る入口。なんてスゴイ入り方。本当に村上春樹という人は天才だと心が震えた。
    青豆と天吾という不思議な名前。どっちにもめちゃめちゃ感情移入した。いや、天吾の方により感じた。2つの月だけが二人を見守っている。2つの月は青豆と天吾だ。公園のシーンは本当にドキドキが止まらず、読み進める自分のスピードがもどかしいくらいだった。
    この世界観。この作品があれほどフィーバーした理由はよくわかる。とりあえず、物語として面白い。
    しかし、村上春樹作品は映画になりにくい。正直映画になんてして欲しくないけど、実際映像化すると陳腐になるんだと思う。ここが村上春樹のスゴイところ。文字が芸術になる。

  • 久しぶりに村上ワールドに浸った。1984年は私にとっても大きな転機の年だったので、自分の32年前を思い出しながら興味深く読んだ。この小説にはゲーテの『ファウスト』的な要素が多く見られる。「永遠に悪を欲し、永遠に善をなす」悪魔、メフィストフェレスはタマルに重ね合わされる。また、ファウストと同じく、「救う女」がそもそもこの作品の重要なモチーフになっているのではないか。

  • 配架場所 : 文庫
    請求記号 : BUN@913@M102@5-6
    Book ID : 80600058492

    http://keio-opac.lib.keio.ac.jp/F/?func=item-global&doc_library=KEI01&doc_number=002523682&CON_LNG=JPN&

  • 長かった1Q84も遂にゴールを迎える。
    最終巻に相応しく様々な伏線が明確に、場合によっては暗示的にあるべき所へ収束し、全体の構造が読書あるいは登場人物にとってもクリアになった印象。
    これほどのボリュームをキッチリまとめあげたのは流石は村上春樹というところでしょうが、途中巻でしつこく描かれていた性的エピソードの部分はやはり不要だと思う。この嫌な感覚は他の作品でも感じることがあり、世間の評価の割に氏の作品を好きになれない大きな理由だと再認識した。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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