1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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本棚登録 : 6564
レビュー : 617
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001647

感想・レビュー・書評

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  • 最後までスッキリしない。
    あんなに重要だと思っていた、ふかえりのその後も描かれていないし、なぜ「さきがけ」がカルト教団のように変貌したのか、すべてリトルピープルの仕業というのか。それにしても、リトルピープルの詳細も不明…
    村上春樹を初めて読んだ私としては、村上作品はこういうものだと納得するべきなのか⁈
    謎が多すぎるけど、何となくハッピーエンドで終わった。

    2015.6.27

  • 物語としては面白い。心に残る言葉もある。でも、どの登場人物にも感情移入できなかった。村上作品の主要な登場人物は、過去に心の傷を負い、そしてその傷に過剰に自覚的というケースが多い。でも一方で、市井の普通の人物が重要な役割を担っていたり、魅力的だったりもする。私は後者に感情移入しながら、村上ワールドに入り込んでいく。「海辺のカフカ」では星野君がその役割だった。
    今回も星野君を探しながら読み進めていく。長い話だからいつかは現れるだろう、とゆったりと構えながら。でも、結局、最後まで現れなかった。過去のトラウマに囚われて、深く誰かを求めている人物ばかり。高い壁をめぐらせる村上ワールドに入るための水先案内人がいない。外側から覗き見る。出口は塞がれてしまっているようだ。

  • やっと読み終えることができました。
    母が既に全巻持っていたから最後まで読めたものの、自分で買ってまで揃えるようなことはしなかったでしょう。

    2巻あたりまでは私が想像していたよりは比較的読みやすかったし、面白かったとも思います。
    それ以降はちょっと胸焼け。
    天吾にも青豆にも共感出来ず、二人の純愛だかなんだかしりませんがそういうものにも興味持てず。
    タマルとふかえりには好感持てましたが、なんといってもメインのおふたりに全く関心が無いのでどうしようもないですよね。
    勝手にやってれば、って感じでした。

    説明不足とか消化不良とかいった意見もありましたが、私は文庫で3冊ぐらいにまとめて欲しかった。
    あの比喩表現は確率で言えば20個あるうちの1個くらいは良かったのでそこだけ残してあとは省けばいいんじゃないかとさえ思いました。

    村上作品はこれ入れて3作品しか読んでませんが、やはり自分には合わないと確信したので、そういう意味では読んで良かったと思います。

    2013.05.13

  • 珍しく,というか,普通にハッピーエンドに終わった。
    収まるべくして収まった。
    でも,多くの謎や疑問が中途半端に置き去りにされたままなので,ちょっと消化不良気味。

  • P394
    現実離れしている、6巻を3巻程にまとめれば、まだ読める。

  • 読みきった。これがノーベル賞にもっとも近い人の作品なのかー。うむー。自分にはあわなかったかも。

  • これ、おもしろくなるのかなって思いながら読んだ。

  • 文庫版1~6の総まとめとして。
    これほど長かったわりには、充足感がないというか。こういうのがノーベル文学賞候補になるって世界の文学ってなに?と、思わなくもなかったり。
    わりとオチが安直だと思うし、なにより牛河が途中退場したのが微妙。かれはたとえば豊饒の海の本多のように、二人を追う目としての役割を、最後まで、たとえそれが牛河にとって報われない結果でも、やってほしかった。
    けれども、長いけれども、それなりに退屈せずに読めるのはさすがに村上さん、と、私のねじまがった根性。

  • えー、正直言って、
    ガッカリ・・・でした。
    途中までは結構面白く読んでいたのだけど、
    最後の尻すぼみ感は何!?
    で、結局何が言いたいのかもよくわかんなかったし。
    どうやらワタシは、
    SFというか、ファンタジーというか、
    パラレルワールドみたいになってくると、
    受け付けないらしい。
    6冊も読んだのに・・・久々だぞ、
    読み終わった後に徒労感を感じたのは。

  • そんなにワクワクすることなく、読了。それでもこれだけの長編を最後まで読ませるのはさすが村上春樹さん。
    でも、読了後残るのはちょっとしたモヤモヤ感だけでした。
    青豆さん良かったね。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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