- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001647
作品紹介・あらすじ
その誰かは、そこにあるものが本当にあることを確認するために、彼の幅広い手をいっそう強く握りしめた。長く滑らかな指、そして強い芯を持っている。青豆、と天吾は思った。しかし声には出さなかった。彼はその手を記憶していた。──青豆と天吾、二人は「物語」の深い森を抜けてめぐり逢い、その手を結び合わせることができるのか。ひとつきりの月が浮かぶ夜空に向かって……。
感想・レビュー・書評
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おびのりさん
再読お疲れ様でした(^^)
私も本作を読んだのはかなり前のことで、内容を忘れている部分もあり、おびのりさんのレビューを見なが...おびのりさん
再読お疲れ様でした(^^)
私も本作を読んだのはかなり前のことで、内容を忘れている部分もあり、おびのりさんのレビューを見ながら思い出していました♪
また、自分でも読み返してみようと思います(たぶんw)
で、おびのりさんのレビューで思い出しました!
最後放置プレイだったんですよねw
当時、まだ続きの巻があると思い込んで図書館に借りにいきましたよw
もちろん続きの巻はありませんでしたが…_| ̄|○2022/12/06 -
1Q8401さん、コメントありがとうございます。私は、もう読みません!( ´∀`)
村上さんは、この世界観で描き続けるなら、もうインタビュ...1Q8401さん、コメントありがとうございます。私は、もう読みません!( ´∀`)
村上さんは、この世界観で描き続けるなら、もうインタビューとか受けずに、謎めいて生きた方が良いんじゃないかなあとか思いました。「一九八四」をまだお読みでないなら、是非そちらを先に読んでみてね。ちょっと、読後、余韻がきますよ。
にしても、途中何度も、それはわからない。って出てきて、いや、じゃあなにかいてるんですか⁉︎ってツッコミ入れてました。
どうぞよろしく。2022/12/07 -
「一九八四」まだ読んだことないので「1Q84」を再読することがあれば先に読んでみますね♪
アドバイスありがとうございます^_^「一九八四」まだ読んだことないので「1Q84」を再読することがあれば先に読んでみますね♪
アドバイスありがとうございます^_^2022/12/07
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何も考えず、ただ物語に身を任せる…
青豆と天吾の章、どちらも興味深く、早く先が知りたいと思う。
Book3からは、牛河の章も加わって、緊迫した空気が更に増して、あっという間に読み終えてしまった。
あの、児童公園のすべり台で、牛河、青豆、天吾の3人の視線が交錯する場面が、まるで映画を見ているようにはっきりと脳裏に焼き付いてしまった。
機会があればまた読み返してみたい作品だ。 -
ダレずに読めた。
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シリーズ通読完了。本作は大人向けの、特にもしかしたら80年代に若者だった大人へ向けたファンタジーだったのかもしれない。大人向けのナルニア国物語、みたいだ。極めて個人的な感想だけど。
村上春樹さんは1949年生まれで、1979年に30歳で『風の歌を聴け』が第22回群像新人文学賞を受賞してデビューしているということだから、1980年代はちょうど30代だ。
1984年はその年刊行の長編作品はないが、『螢・納屋を焼く・その他の短編』という短編集が刊行された年だ。
その前後で『羊をめぐる冒険』(1982年)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(1985年)、『ノルウェイの森』(1987年)と、名作を数多く生み出している。
経済はバブルの直前。アップルがマッキントッシュを発表し、エリマキトカゲがブーム。マイケル・ジャクソンがグラミーで8冠を達成し、グリコ・森永事件が起きている。ロス五輪で柔道の山下やカール・ルイスが活躍した。
そんな1984年だ。その年の4月に天吾と青豆は1Q84に迷い込んでいる。月が2つあるもうひとつの世界だ。
1Q84の高円寺で、天吾と青豆、そして牛河はそれぞれの目的のために奔走する。あるいは静止し、考え、策をめぐらし、あるいは監視し、隠れ、移動し、別れを経験する。秘密は秘密のままのこともあるし、自然と暴かれることもある。青豆にはわかる。腹部に小さいものを宿した女性はやはり強い。
メインの登場人物もサブの人物も大活躍だ。出てくる人物も出てこない人物もこの世界は内包してそしてひとつにまとまって収束を迎える。
物語は収束するが、終息ではない。それぞれの人物たちはふたつの世界で地に足をつけて生きていく(あるいは死んでいく)。 -
青豆、天吾、牛河がそれぞれ滑り台の上で月を眺める姿が、読了してから一週間、頭から離れません。
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[♥óܫò]∠♡まっき~♪さん
まっき~さん、こんにちは♡
初めての村上さん作品だったんですが
世界観も物語もほんとにぐいぐい惹きこまれ...[♥óܫò]∠♡まっき~♪さん
まっき~さん、こんにちは♡
初めての村上さん作品だったんですが
世界観も物語もほんとにぐいぐい惹きこまれる
ステキなお話でしたよねーっ[*Ü*]
新しい新刊はまた全然違う感じのお話みたいだし
どんな世界なのかドキドキしますよねーっ♡
ステキなご縁、とってもとってもうれしいです[*Ü*]
これからよろしくオネガイしますっ[*>ー<*]屮》2013/03/27
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すべてが多義的で考察しだせばキリがなくなる。最後まで説明のされない物事もたくさんあったが、「説明されないとわからないのであれば、説明されてもわからない」のだ。天吾のように、村上春樹は文章の足し引きをよく心得ていて、この小説はこれ以上長くてもいけないし、これ以上少なくてもいけないのではないだろうか。だからこそこの物語には存在するべき空白が存在し、それを私は考察によって埋め、自分なりの『1Q84』を見出さなくてはならないのではないか。
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生きてる間にぜひ読みたい作品として考えていた。村上春樹さんの作品は「ノルウェイの森」以来だった。
とても不思議な話だった。理解する、というより味わうのだ、とSNSなどには書かれていて、そういうものなのか、と納得。
正直に言うと…。私にはよくわからなかった。
でも、村上春樹さんの世界を感じられたのはとてもよかった。