千羽鶴 新版 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.91
  • (5)
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 96
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101002491

作品紹介・あらすじ

菊治は、かつて父の愛人だった茶の師匠・栗本ちか子から、茶会の案内状をもらう。菊治に、弟子である美しい令嬢を紹介するというのだ。ところが茶会には、令嬢だけでなく、栗本の後に父の愛人となった太田夫人と、その娘も現れて……。時代を超えて受け継がれていく茶器と、それを扱う人間たちの愛と哀しみの物語。ノーベル文学賞対象作品。菊治のその後を描く「波千鳥」(続千羽鶴)を併録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読了。なんやようわからん (激賞)。
    蜘蛛の糸のように繊細で美しく妖しく引きずり込まれますね。
    親子丼(※隠語) の話で、それと並行して実際に親子で丼ではなくて茶道の茶碗が行き来するんですわ。妖しいし怪しい。せやのに美しくて悲しい。タイトルコールは風呂敷の柄やし、 謎多すぎ。

  • すごくエロティックで美しい。
    川端康成に開眼。
    次作が楽しみ。

  • とてもきれい。扱ってるテーマは重いのになんだか夢を見てるみたい。すきです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川端康成の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×