眠れる美女 新版 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101002507

作品紹介・あらすじ

「女の子を起こそうとなさらないで下さいませよ。どんなに起こそうとなさっても、決して目をさましませんから……」老いを感じ始めた六十七歳の江口が通された部屋には、深紅のビロードのカーテンがかかり、布団の中では、若く美しい娘が裸のまま眠っていた。江口が娘に触れ、布団に入ろうとすると――。三島由紀夫が「デカダンス文学の逸品」と激賞した表題作。「片腕」「散りぬるを」を併録。

感想・レビュー・書評

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  • ダヴィンチで官能的な小説と紹介されていたので。川端康成って、こんな世界観の書くんですね。

  • 「眠れる美女」眠り決して起きることのないきむすめと、一緒に寝る老人。
    「片腕」
    一晩、女の片腕を借りて家に持ち帰った男。
    「散りぬるを」
    いたずら心から始まった殺人事件と、それを描く小説家。

  • 川端康成の作品本当に数十年ぶりに
    読んだ
    3編のうち 眠れる美女は不思議に
    すっと入り込めた
    片腕はついていけない
    散リぬるをは何だか理解しにくかった

    川端文学は美しい日本の文化 人情
    所作 感情など随所に感じられる
    と言うが
    この年になってやっと
    分かると言う感じ
    これから少し読んてみようという気になった

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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