わたし、定時で帰ります。 打倒!パワハラ企業編 (2) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年2月27日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101004624

作品紹介・あらすじ

差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新人教育も請け負うことになってしまい……。大人気シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • いきなりですが、次の二つの質問にお答えください。

     問1) あなたは、『定時』に帰ったことがありますか?

    どんな会社でも始業時刻と終業時刻は定められています。あなたの賃金は所定労働時間に働いた分を補償するものです。終業時刻が過ぎたらその場に一分たりとも止まる必要はないはずです。であれば、この質問にYes以外の答えはないはずです。

    さて、この一ヶ月間を振り返ってみて、あなたは『定時』に会社を後にしたでしょうか?
    
    では、次にまいります。

     問2) あなたは、『下請けは頭下げてなんぼだ』と思いますか?

    どのような業種であっても『元請け』と『下請け』という関係性は必ず存在します。それはあくまで両者の関係性であって『元請けは上、下請けは下』と、『下請け』が単純に隷属するというものでもないはずです。

    さて、この一年間を思い返してみて、あなたの仕事で『元請け』と『下請け』にどのような関係性を見てきたでしょうか?

    さてここに「わたし、定時で帰ります。」という宣言をそのまま書名にした作品の続編となる物語があります。『新卒で入って以来、結衣は定時で帰る毎日を貫いてきた』という一人の女性が主人公を務めるこの作品。そんな女性が『クライアントのペースに合わせられなくて、それでも下請け?』と『元請け』が投げかける言葉に対峙していくこの作品。そしてそれは、”会社員は本当に定時に帰れないものなのか”というこの国に潜在する不治の病に立ち向かっていく一人の女性の活躍を描く物語です。
    
    『「甘露寺!」と頭ごなしに叱る声』を聞いて、『「ああ、今日もか」と時計を見や』り、『あと五分で定時だというのに』と思うのは主人公の東山結衣(ひがしやま ゆい)。『自分のことを大型ルーキーだと信じている』新人の甘露寺勝(かんろじ まさる)は、『居眠りではない。瞑想ですよ、種田さん』と『人を食った顔で』言います。それを聞いて『めいそう?』と呟く『種田晃太郎の背筋は怒りで波打ってい』ます。『大学浪人と就職浪人を一年ずつ経て、この会社に入社。座学研修が終わった今週から、結衣のいる制作チームに配属になった』甘露寺は『マインドフルネス瞑想…グーグルやインテルの研修にも取り入れられておりますのに!』と続けます。それに『スピーチはもういい…』と種田の怒りを聞いて『早く逃げよう』と『片付けを急ぐ』結衣。『おっ、東山氏が帰るってことは時間、時間』と『ニコニコ』する甘露寺。そんな中『わたくし、定時で帰らせていただきます!』と言う結衣は『オフィス中の視線が背中に刺さっている、ような気がし』ます。『企業のウェブサイトの構築・運用を請け負うことを主な業務としている』『ネットヒーローズ』に『新卒で入って以来』『定時で帰る毎日を貫いてきた』結衣。『昨年度末は倒れるほど働いてしまったものの、今はもう十八時に退社する生活に戻っている』という結衣は『定時で帰る、と言えば東山結衣、というイメージが社内では強』くなっています。そんな中、『最もイラついているのは』種田でした。『人事部に新人の残業は六月まで厳禁だと言われている』種田を見て、『労働基準法などあってなきがごとき零細企業で育った男』でもある種田は『俺は入社初日から残業だったという言葉を飲みこんでいるのだろう』と結衣は思います。そんな時、『あ、そだ』、『種田氏に外注さんから電話があった気がいたします。三時間くらい前』と言う甘露寺に『俺、ずっとここに座ってたよな。報連相って研修で習ったよな』と返す種田。しかし、『ではっ』と言うと『甘露寺はカードリーダーの方へ、ウキウキと走ってい』きます。そんな甘露寺に続いて『お疲れさまでした、と結衣も鞄を抱えて続こうとし』ますが、『「東山さん」と呼びとめられ』ます。『今の東山さんには定時はあってないようなものでしょう』、『同じ管理職としてご相談したいことがあるのですが、東山サブマネジャー』と言う種田に『しかたなく戻った』結衣は、『甘露寺の件は』自身にも『多少は責任がある』と思います。『サブマネジャーに昇格したのは三週間前、四月初めのこと』という結衣は『ついに管理職になってしま』いました。『辞令を受けると決めたのは他でもない自分』、『しかし、実際なってみると、たいした権限などなく、仕事が増えただけだった』という今を思う結衣。『五人に増やされ』た新人の『教育にも時間を多くとられる』という結衣は、『残業時間、月二十時間以内』という『代表取締役社長の灰原忍』が進める『働き方改革』は『管理職には適用されない上に、残業手当も出ない。あまりいいことはない』と思います。一方で『マネージャーに繰り上が』ったものの『結衣以上に業務が増えている』にも関わらず『甘露寺のせいで全く仕事が進まない』種田は、『今まで、俺はどんな仕事にも耐えてきた…でも、あいつは、あいつにだけは耐えられない』と憤ります。そして、そんな種田は『それから、今年度の実績の件だけど』と切り出します。『うちのチームの上期売上目標は一億五千万。前年度から引き継いだ案件と、四月に開拓した新規案件の総額が今のところ一億。あと五千万足りない』、『実は営業が太い話を持ってきている。先方が緊急でコンペにきてほしいと』言ってきていると説明する種田は、『自分の机から資料を取』ると『フォース株式会社。スポーツウェアメーカーだ』と続けます。『すでにベイシックが運用で入っているが問題が起きて、契約更新を機に他社に乗り換えを考えているらしい』、コンペで勝てば『公式サイトのリニューアルだけで五千万円は出すと言ってる。さらに運用もセットで、こっちも年間で五千万』という種田の説明に『この規模の会社で構築も運用も五千万とは太っ腹だ』と思う結衣は『こんなに良いクライアントはなかなかいないだろうに、ベイシックはどんな問題を起こしたというのだろう』と思います。『コンペには参加する。営業と決めてきた。オリエンは来週の火曜』と言う種田に、彼の『無茶な働き方』の過去を振り返る結衣は『そんな無理に目標額達成する必要あります?新人も増えたし、私はもう手一杯』と語りますが、『上司は俺だ』と返す種田。結衣は『…ああ、そう。じゃあ、お先に失礼します』と言うと場を後にしました。『定時で帰る毎日を貫いてきた』結衣。そんな結衣が『パワハラ企業』と戦う先に『働き方改革』を問う物語が描かれていきます。

    “差別的CMでネット炎上したスポーツウェアメーカー「フォース」。ウェブ運用を勝ち取るコンペに参加した東山結衣だが、彼らは定時で帰ることをモットーとする結衣に怠け者の烙印を押し、「下請けだから」と時代錯誤な横暴を繰り返すパワハラ企業だった。対等に仕事しようと奔走する結衣だったが、トラブルメーカーばかりの新人教育も請け負うことになってしまい…”と内容紹介にうたわれるこの作品。累計20万部を突破し、吉高由里子さん主演で2019年にTBSでドラマ化もされた朱野帰子さんの代表作の二作目となっています。さらなる続編も刊行されているこの作品は書名から想像される通り、会社員の働き方に焦点を当てていきます。

    このレビューを読んでくださっている方の中にも会社員です!とおっしゃる方は多々いらっしゃると思います。しかし、一口に会社員と言っても務め先によって働き方には大きな違いがあるのではないかと思います。昨今、終身雇用制が崩壊の一途を辿る先に転職を選ぶ方も増えてきました。会社を変わってみて初めてその違いに驚くという方も多いと思います。そんな違いの中でも一番大きいと思われるのが『残業』に対する考え方だと思います。かつて、”24時間戦えますか?”という飲料メーカーのCMが、かっこいいフレーズとして受け止められていたこの国にあっては、終業時間になったからといってさっさと席を立つという感覚自体がないのだと思います。このシリーズの第一作では、この点に強い光を当てたことで多くの会社員の心を引きつけました。

     『わたくし、定時で帰らせていただきます!』

    そんな言葉を残して颯爽と職場を後にする主人公の結衣。彼女のように定時で帰れたら…そんな思いが読者の共感を呼んでいったのだと思います。そんな前作で主人公を務めた結衣はこの第二作目でも引き続き主人公を務めます。しかし、前作と本作にはそんな結衣の立場に大きな変化が生じていることが冒頭に明かされます。

     『結衣がサブマネジャーに昇格したのは三週間前、四月初めのことだ。ついに管理職になってしまった』。

    そうです。『定時で帰らせていただきます!』という一般社員だった立場から、それを管理する立場へと変化が生じたのです。そこには、当然のことながら大きな変化が生まれます。

     『残業時間、月二十時間以内』という『代表取締役社長の灰原忍』が進める『働き方改革』は『管理職には適用されない上に、残業手当も出ない』

    これは『残業』を管理する側の『管理職』である以上やむを得ないことです。『辞令を受けると決めたのは他でもない自分だ』、しかし『あまりいいことはない』という『管理職』の現実を見据える結衣。物語は、立場が変わってしまった以上、全く同じテーマで物語を描いていくわけにはいきません。しかし、『定時に帰る』こと自体を書名に冠するこの作品ですから看板を下すわけにもいきません。そこで浮上するのが『社長の灰原がなぜ結衣を出世させたいのか』という理由が説明するものです。

     『定時で帰る管理職は広告塔に打ってつけなのだ』。

    なるほど、『残業』の管理をする『管理職』が率先して定時に帰る、そのこと自体を会社のイメージアップに繋げることで、求人力アップに結びつけていこうという昨今の労働市場の動きを見据えた発想です。しかし、結衣の『定時で帰らせていただきます!』はそう簡単には実現できません。そんなこの第二作で結衣の前に立ち塞がるのがサブタイトルにある

     『打倒!パワハラ企業』

    なのです。『パワハラ』も昨今、光が当たる大きな問題です。特に上司と部下の関係から生じるパワハラは、休職や退職にも繋がるなかなかに複雑で悩ましい側面を持っているものでもあります。あなたの会社にも何かしら『パワハラ』が問題になった例があるのではないでしょうか?そんな『パワハラ』についてこの作品が光を当てていくのは、如何にもあるあるな一方で、上司と部下の関係性よりも解決が難しいこんな問題です。

     『耐えろ。下請けは頭下げてなんぼだ』

    そうです。この国のどんな業種にも存在する『元請け』と『下請け』の関係性とそこにどうしても生じてしまう力関係が原因となる『パワハラ』の問題です。そこには、

     『元請けは上、下請けは下。男は上、女は下。逆らったら酷い目に遭わされる。そんな古い秩序がまだこの国には残っている』。

    そんなヒエラルキーの中でどうにもならない思いに苦しめられている人たちが間違いなくいるのだと思います。物語は、営業が持ってきた『太い話』に乗ることを決めたマネージャーの種田の指示によって『構築も運用も五千万』という『スポーツウェアメーカー』の『フォース株式会社』のコンペに関わっていく結衣の姿が描かれていきます。そして、そんな『元請け』と『下請け』が打ち合わせをする場面で結衣のいつもの信念が顔を出します。

     『依頼書の内容に変更があった際は、東山さんにご連絡すればよろしいですか』

    そんな風に『フォース』の社員から聞かれた結衣はこんな風に返します。

     『私で結構です。ただ、弊社は残業時間月二十時間以内をめざしておりまして、お電話で連絡をくださる場合は、十七時半までにお願いできませんでしょうか。それ以降はメールでいただけますと有り難いです』

    あくまで『定時』を意識した回答をする結衣に『それ、正気で言ってるの』、『クライアントのペースに合わせられなくて、それでも下請け?』とそれまでの敬語が消え去り、『下請け』を蔑む空気が蔓延していきます。物語は、そんな『元請け』と戦う結衣の姿が描かれていきますが、朱野さんはそこに一つの仕掛けを用意されます。それこそが、『今から三百年以上前の日本で』起こったあの大事件です。

     『元禄十四年三月十四日、江戸城殿中松の廊下にて、前代未聞の大事件が起きた。赤穂藩藩主の浅野内匠頭長矩が、高家肝煎である吉良上野介義央に突然、斬りかかったのだ』。

    まさかの『日本人の大ロマン』である『忠臣蔵』の物語です。『吉良はな、とんでもないパワハラ野郎なんだ』という『忠臣蔵』の物語で、『江戸の町人たち』の創作も多いという前提説明の上で『三百年たってもパワハラの中身は変わってない』と『フォース株式会社』との一件を比較描写していく朱野さん。あまりに予想外なその切り口に第二作目への意気込みを強く感じます。

     『たとえ上司であっても過ちがあれば正し、会社を危機から救う。それこそが、真の忠義というものではありませんか』

    そんな言葉に『管理職』となった結衣の強さを描いていく物語は、直球ど真ん中の”お仕事小説”として読み味たっぷりに描かれていきます。そして、そんな物語が見せる結末、そこには『定時で帰る』ことにどこまでもこだわる主人公の結衣が見せる自らの矜持を強く感じさせる物語が描かれていました。

     『わたくし、定時で帰らせていただきます!』

    『新卒で入って以来』『定時で帰る毎日を貫いてきた』という主人公の結衣。シリーズ二作目のこの作品ではそんな結衣が『管理職』になった先に、それでも『定時』を強く意識し、奮闘する姿が描かれていました。『元請け』と『下請け』の関係性に切り込むこの作品。会社の複雑な人間関係を赤裸々に描いてもいくこの作品。

    この国にまだまだ潜在する不条理な事ごとの数々に『忠臣蔵』の時代からこの国は進歩したのだろうかとも考えてしまう、そんな作品でした。

    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。

      パート2出てるんだ。
      情報ありがとうございました♪
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。

      パート2出てるんだ。
      情報ありがとうございました♪
      2024/12/15
    • さてさてさん
      きたごやたろうさん、
      こちらこそいつもありがとうございます。
      はい、この作品はシリーズ第二作になります。
      きたごやたろうさん、
      こちらこそいつもありがとうございます。
      はい、この作品はシリーズ第二作になります。
      2024/12/16
  •  つい最近の話題で、あちこちの地域の長の方々がカメラの前で釈明会見をして職を辞する姿を見ました。ハラスメントへの認識の甘さと警戒感を改めて意識させられるご時世だと感じさせられます。
     前作ではどちらかというと身内の立場の問題でしたが、今回はカスタマー側の封建的な構造が話題の中心でした。野球は、古くから国技にも匹敵するほど国民が好きなスポーツであるからか、グラウンドでの実力が人の格差を生み年功序列を創り出す。何故か下級の自意識があると、従う以外の選択肢を失ってしまう。過去の悪しき構造を今の世代に教えてくれたシリーズがこの作品でしょうか。
     新人の隠れたポテンシャルをも描いてくれていて、時代がもつ潜在的な可能性をさりげなく気にさせて頂いたのも嬉しい点だと思いました。

  • シリーズ2作目

    新人の甘露寺くんが、
    ぶっ飛びすぎてびっくり。

    新人で面倒を見ろと言われたら
    絶対に途方に暮れてしまう。

    他の登場人物もみんなキャラが強すぎる。

    今回はクライアントが
    超全時代的な体育会系の会社で
    一緒に仕事をしたくない…

    今時そんな会社はないと思いたいけど、
    ⚪︎ック⚪︎ーターなんかは、
    体育会系ではないけど、
    上に逆らえないとかの部分は、
    似たようなものだったのかも。

    結衣も頑張っていて
    最終的には結果オーライでしたが
    今回は多少空回り気味だったかも。

    自作も出ているようなので、
    ポチろうかな。

  • スピーディーで楽しい。
    けれども、登場人物は、ルーティンに溺れず、1週間7日、頭をフル回転させて、次に何をなすべきかを考えている。体力モンスターみたい。

  • 自称大型ルーキーの甘露寺くんがいい味出しています!
    なかなかこう上手くはいかないんじゃない?とも思うけど、テンポよく楽しく読めて元気をもらえます。

  • 結衣と晃太郎は今度こそ元鞘に収まりそうでよかった。忠臣蔵になぞらえたところはいまいちよく分からなかったが、フォースや新入社員の突飛さに笑えた。

  • 取引先の人の名前は出てくるけど、自社の人事は
    「人事の女性」「人事の男性」のまま。
    フロントで働く人にとってバックオフィスって
    やはりそんなもんか...。

  • 自分にも他人にも厳しく、仕事もバリバリこなす体育会系の晃太郎。
    やる気なさそうにみえるが、課された仕事は上手にこなし、物怖じしない2年目の来栖。
    しっかり仕事ができる実力者、上からの信頼もある、主人公の結衣。

    こういう社会人になりたいなぁー。

    結衣と晃太郎、無事より戻したね。おめでとう!
    甘露寺と晃太郎のコンビなかなか良いね。腐女子ではないですよ…

  • 第1作に続き面白かった、新人たちの個性的なキャラも楽しかった。ハッピーエンドかつ爽快なストーリー。

  • 前回とは異なる定時退社の敵。
    チームのキャラも立っていて、大袈裟過ぎないあるある感に、楽しく読めた。

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著者プロフィール

東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2009年、『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家デビュー。13年、『駅物語』が大ヒットに。15年、『海に降る』が連続ドラマ化された。現代の働く女性、子育て中の女性たちの支持をうける。主な作品に『賢者の石、売ります』『超聴覚者 七川小春 真実への潜入』『真壁家の相続』『わたし、定時で帰ります。』など。

「2022年 『くらやみガールズトーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朱野帰子の作品

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