- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101004747
作品紹介・あらすじ
刑事一課のエース、上内亜梨子は焦っていた。時効まであと一箇月。眼前で取り逃した渡部美彌子の矛盾に満ちた行動、彼女の足取りを消す奇妙な放火殺人、そして美彌子本人からの手紙……何かがおかしい。この逃亡劇にはウラがある。巧緻に張り巡らされた伏線が視界を反転させる時、急浮上する驚愕の真相とは──。圧倒的なディテールと極限のリアリティで「刑事の仕事」を描く本格警察ミステリ。
感想・レビュー・書評
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話的には、新任警視<新任巡査<新任刑事で面白かったが、こちらも最後の結末が、本当の結末が、最後の最後まであっと驚く内容で良かった。満足感が☆4つ!
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つらい 挫折
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刑事一課のエース、上内亜梨子(かみうちありす)は焦っていた。時効まであと一箇月。眼前で取り逃した渡部美彌子( みやこ)の矛盾に満ちた行動、彼女の足取りを消す奇妙な放火殺人、そして美彌子本人からの手紙……何かがおかしい。この逃亡劇にはウラがある。巧緻に張り巡らされた伏線が視界を反転させる時、急浮上する驚愕の真相とは――。
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新任巡査、新任警視読了後この本を読んだ。
新任巡査ほどのどんでん返し感はあまり感じられず、事件内容も少々分かりにくかった。
が、先が気になる感覚はあるので無事読了した。 -
★3.5
文庫版あとがきで著者自身が書いていますが、厳密には前作『新任巡査』のシリーズではありません。ですが、同じ著者が書いていて、“新任”と言うタイトルの共通点もあるという事から、結末に大どんでん返しがあることは容易に予想できます。
って言うか、『新任巡査』の結末があまりにも衝撃的だったので、こちらの結末の衝撃度は、それよりはちょっと低いですかねぇ。だって『新任巡査』では、全体の3/4くらいまでは完全にお仕事小説だったのに、いつの間にかミステリーになっていたのに対し、こちらは最初から事件があって、それに向けて解決していくという筋立てでしたしね。それと、あまりにも“伏線”を強調し過ぎだったかも。犯人まではわかりませんでしたが。
面白かったです。 -
ミステリー仕立てであるが、フーダニットとして楽しむ以上に、著者あとがきでもいうように、お仕事小説として捉えるほうがよさそうだ。全体のフォーマットは著者の前作と共有している。
誰もが知る「愛予市」であるがゆえに、Suica?という言葉は悪目立ちしすぎるように思った。