文豪ナビ 谷崎潤一郎 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2004年12月22日発売)
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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784101005003

感想・レビュー・書評

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  • 若い頃に「痴人の愛」と
    「春琴抄」を読んだ事があって
    その頃は変態的な感じがして
    ちょっとついていけなかった

    少し前から「細雪」を読み始めて
    やっぱり谷崎潤一郎すごいなと思って
    お勉強の一環として購入

    著作を読むと
    そのバックボーンが気になる私には
    文豪ナビはありがたいシリーズ

    ブックオフにて取り寄せ

  • やっと結ばれた三番目の妻、松子。彼女を女神と仰ぎ、忠実な下僕であった谷崎潤一郎。それでいて、彼は多くの人の苦しみと破滅を肥やしとしてきた独裁者でもある。そんな二面性が余すことなく谷崎の作品には描かれているようだ。実のところまだ手を出していない。触れれば火傷をしてしまいそうで。妖しく奥深い性の世界へ。入り込んだら抜け出せるかどうか自信がない。なのに、気になって仕方がない。

  • 谷崎潤一郎の作品を読んでみたくなった。

  • 桐野夏生さんの評の一文
    読書という体験の面白いところは、その時の自分が反映されることに尽きる。小説自体は変わらなく存在するが、読み手の変貌につれて、小説世界は様相を変えるのである。違和を感じて前に進めなかった私は、その程度の読書だったということなのだ。
    ・・・
    若い時分の違和と嫌悪もまた、本当に作家を知るためには必要な回路だった。

    若い読者は、嫌な小説を無理して読むことは全くないのである。嫌いならば何が嫌いなのか、を考えるだけでよい。嫌いなところが、実はその作家の臍であったりもする。後は、自分が歳を取ってから、改めて手に取ればよい。取らなければ、それでおしまい。小説と読者とは縁で結ばれている。作家の真の姿というのは、読者が一生かけてやっとわかるものなのである。

  • 谷崎潤一郎を概観。
    ただ、あくまで概観するのみ。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 谷崎潤一郎の文章はエッチ(*´・д・)というのは知っていたけれど、改めて谷崎潤一郎の近くに寄ってみたくて手に取りました(*´Д`)

  • 10分要約がわかりやすい。いろいろごたごたあるけれどまとめるとああなるよね…

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/tanizaki_junichiro.html【書評】『文豪ナビ 谷崎潤一郎』〜女の欲望を肯定し、女の欲望によって男が変貌する様を描いた文豪



    <超早わかり!谷崎作品ナビ>
    10分で読む「要約」谷崎潤一郎(木原武一)
     『痴人の愛』
     『細雪』
     『鍵』
    声に出して読みたい谷崎潤一郎(齋藤隆)
    私、谷崎ファンです
     本上まなみ「猫と庄造と二人のおんなと私と谷崎潤一郎」
     桐野夏生「婚姻を描く谷崎」
    評伝 谷崎潤一郎(島内景二)
    コラム・谷崎好み
     ?猫
     ?関西
     ?文章と装丁
    主要著作リスト
    年譜


    2014.12.30 読書開始
    2015.01.03 読了

  • あやしき世界を夢見る、その人は谷崎。

    谷崎には、背徳の香りが漂う。ちゃんと通読したのは、『細雪』と『痴人の愛』くらいだけど、あらすじだけ知っている『卍』や『春琴抄』『刺青』からは、アブナイ香りしか漂ってこないという、偏った知識。これを読んでいるからと言って、親からは褒められない気がする文豪第一位。「早わかり! 谷崎作品ナビ」は、そんな谷崎の作品を、思わず読みたくなってしまう秀逸な紹介でした。ひっそりと隠れて読みたい。最近話題の『文豪ストレイドッグス』谷崎との共通点を探しつつ、「評伝 谷崎潤一郎」でリアルな谷崎の姿を思い、やっぱり文豪って何かどこか突き抜けている……と再確認したのでした。

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