猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1531
レビュー : 198
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101005058

感想・レビュー・書評

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  • 張り込みにはアンパンなんだなぁ。

  • 谷崎潤一郎さんの「猫と庄造と二人のおんな」を読ませて頂きました。庄造の猫に対する溺愛ぶりに嫉妬を抱く二人の女という関係で、猫に翻弄される日々の話です。登場人物の様々な感情が伝わりやすく、非常に読み易かったです。注釈が多いけど気にならない程度です。猫が欲しくなっちゃいますよ(笑)。

  • 猫に心頭する男とそれをとりまく二人の女の話。タイトルが登場人物の関係性を表していると聞き、なるほどなと思った。リリーの猫らしい魅力がよく描かれている。

  • 最初は関西弁の文体についていけず、大変だった。
    けれども慣れてしまうともう最高。男と女、そして猫の関係を風刺漫画見たいに描いた作品。
    もうこの皮肉さというのかな…やっぱり谷崎はすげぇ。

  • けっこう面白かったかも~
    ていうか表紙いいですよね。

  • リリーが魅力的過ぎて終止身悶えしっぱなしでした。
    猫は地球の宝です(意味不明)

  • ほのぼのしてるようで考えさせられるどこか昼ドラ風の猫文学。
    関西弁読んでて楽しい。
    解説が目からウロコだった。

  • 『文学 = 猫派』って構図は犬が可哀想って思うのは俺だけか?まぁ、本人がネコ・ザ・メタボやけど。

    驚くほどスラスラと読めるのは、文体が関西弁だからってのも理由だと思う。

    途中から、猫への表現が代わっていくのが、感情の変化を現わしているんだろうなって感じた。

    なんだか、本当に小さな範囲の、どこにでもありそうな小さな出来事で、それが活き活きと描かれている印象。
    しかし、あのカットアウトな終わり方は、どうしてなんだろう?
    途中で断ち切れた映画みたいだ。

    それが文学では秀逸なんだろうか?
    なんで?
    誰か教えて。

  • 猫は創作物には欠かせないファクターだと思う。
    やっぱり猫が魅力的だと作品に面白味が出てくる。
    ジブリとかあまり知らないけど、作品ごとに不思議猫出てくるイメージあるし。
    そしてまた猫はユーモアの象徴でもある。
    そんな猫とそれを取り巻く人間を十二分に描写している小説。
    猫は気まぐれというが、こうして読んでみると実は猫よりも人間の方がその傾向が強いのではないかとさえ思えてくる。
    この小説の主人公?であるリリーは意外なまでに実直と自分は受け取ったくらいで。
    その辺のバランス感覚が秀逸だった。
    もちろんユーモアもたっぷりと含まれている。
    谷崎といえばエロスだけどユーモアにも長けていて、イメージが変わった(そこまで谷崎読んできてないけど)。

  • 文学ってかんじ。

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著者プロフィール

明治十九年(一八八六)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治四十三年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。「三田文学」誌上で永井荷風に激賞され、文壇的地位を確立した。『痴人の愛』『卍(まんじ)』『春琴抄』『細雪』『少将滋幹の母』『鍵』など、豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和四十年(一九六五)七月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和二十四年には、第八回文化勲章を受けた。昭和三十九年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれた。

「2018年 『父より娘へ 谷崎潤一郎書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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