胡蝶蘭殺人事件 (新潮文庫 や 26-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101005249

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  • アメリカ人写真家キャサリンとその恋人の大学の先生浜口の素人探偵物語。
    京都府警の狩谷警部も登場する。

    京都を舞台にして,地名、文化が分かる優れもの。
    高価な胡蝶蘭の育成、売買に関係して殺人事件が起こる。

    櫻の名所の話題として出るのは,常照皇寺、嵐山、醍醐、平安神宮、仁和寺の御室、いずれも漢字変換で一発で出るので有名なところだと分かる。
    実際に行くのは祇園のしだれ桜か。

    天満宮、今出川。
    竜安寺といれると,Mac OS X10.7ではお寺の説明がでてくる。
    これで京都通になれるかも。


    最初はいきなりシンガポールへ飛ぶ。

  • 中編2作が入った1冊。
    最初の話の舞台が国外になっていたので
    ついに脱出!? とも思ったのですが違いました。
    すぐにいつもの京都へw

    次の話の方は、ダイイングメッセージは分かったのですが
    動機というか色々不明な点が多くてさっぱり。
    やはりミステリーには向いてない模様。

    表題になった最初の話ですが、殺された男は
    それほど身の危険を感じていたのか…と。
    小細工がすごいというか、手回すがすごいというか。

    次はそれほどでもなかったのですが、奥さん…元奥さん? が
    すごいです。
    そこまでして金が欲しいのか、と思いましたが
    まぁ普通殺人事件なんて、そこですよね、分かりやすく。
    甥と姪もすごいですが。
    楽して金を貰おうとしても、そんなものです。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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