文豪ナビ 太宰治 (新潮文庫)

制作 : 新潮文庫 
  • 新潮社
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本棚登録 : 621
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006000

感想・レビュー・書評

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  • 表紙にドカッとタイトルより大きく書かれている、
    重松清の推薦文。
    「ナイフを持つまえにダザイを読め!!」
    なるほど、なるほど。
    簡単な伝記と著作案内、
    太宰好きによる「ここがいい!」エッセイ、
    足跡を訪ねる旅コラムに、
    評伝まである盛りだくさんな一冊。

    中に、要約といって
    本当に一部を抜き出したやつが掲載されています。
    あらすじのように言葉を変えて
    内容を説明したんじゃなくて、太宰自身の文章だから、
    自分との相性がわかっていいわ~。
    今までとっつきにくいかと思っていたけれど、
    わりと読みやすいです。
    でも、内容が…ううーん、どうしよう。
    ちょっと楽しそうな
    『トカトントン』を読んでみようかしら。
    それにしても、太宰君ってダメンズなのに、
    本当に写真かっこいいわ…。

    ちなみに、この文豪シリーズ、
    役に立つ上、しっかり自分とこ(新潮社)の
    宣伝にもなってるのが巧い。

  • 抜粋

  • 『10分で読む○○シリーズ』はネタバレに近いから、まだ読んでいない人は気を付けた方が良いかなと思った。
    「太宰文学ははしか」のようにかかりやすい、というけど、結局は人間の弱さを直視した作品が、思春期の若いハートにヒットしやすいからかなと思った。
    弱さを直視することは、悪い事じゃないんじゃないかなぁ……。

  • 評伝で太宰の凄まじい生き様を解説してくれる。太宰の小説に若者が虜になるとよく聞く。自我を文章でうまく表現できるからなのだろう。2014.8.22

  • 太宰治の文学入門書。ざっくりしたあらすじや解説、音読したい名場面など、浅く広く著書に触れられる1冊になっている。

    作品の良さはやっぱり多少読みこまないと伝わらないけれど、人となりや要点を知る導入書としては良さそうです。重松清さんの解説が良かった。

  • 「太宰ってどう?」と友達に聞かれたらこの本を一読することを勧める。そのあと実際に読まないと話にならんが。

  • 太宰の素晴らしさのエッセンスを凝縮している。

  • これタイトルのつけ方上手いなぁと思った。
    「ナイフを持つまえにダザイを読め!!」だって。

    木原武一、齋藤孝、重松清、田口ランディ、島内景二
    による太宰治のあれこれ。

    最後の島内景二さんの評伝太宰治が断トツによかった。
    あれを最後に持ってくるのはいたし方ないことだと思う。

    彼の人生を「起承転結」ではなく「転転転転」もしくは「破破破」と
    表したり、
    「ウルシの木の傷口から樹液がしたたるように、太宰の魂の傷口から
    宝物のような「名作」があふれ出てくる」
    と言ったりするのはなんかすごいよかった。

    ちなみにサブタイトルは重松清の文章より引用したもの。

  • くそう、「ナイフを持つまえにダザイを読め!」だなんて、キャッチコピーが格好いいじゃないか。

    重松清の言は中々納得でした。
    いいよ、オイラ勘違い野郎で。一生治らないはしかでいいよ。

    あぁ、なんでグッド・バイで死んじゃったんやろう。
    「あんなん書いといて、ほんまは大して死ぬ気なかったんやろ?
    なんかちょっと嫌なことあって、みんなに大事にされたくて、自殺未遂しようとしたらうっかり死んじゃったんやろ?」
    そう思うのに、心中相手と体をロープで縛ってたとか言うし。
    もー、謎な男だよあんたは!

    08.11.07

  • 2008.8.13読了。

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