斜陽 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9309
レビュー : 1082
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006024

感想・レビュー・書評

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  • 85

    映画、人間失格をみて、衝動で購入した3作のうちの一つ。彼の人生や出会いがそのままドロドロと作品として成っている、そんな感覚。

  • 恥ずかしながら未読だったのを移動のお供のつもりで本棚から取り出した一冊。
    でも読み始めたらあっというまに引き込まれた。
    4人四様に朽ちていくけど、一番哀れなのは直治かな。

    面白かった。これは十代に読んでたら間違いなく太宰にハマるわ。

  • 表現がとても綺麗で、とても男が書いた小説とは思えなかった。各人の破滅を見せつけられ、重々しい終わりだったはずなのに、何故か読後感はスッキリとしていた。

  • 映画を見て読んで、むしろ本当に静子が書いたのではないかと錯覚するほどだった。
    人間失格と文体が全然違って女性的で面白い。私はこちらの方が好きだ。

  • 太宰治2冊目。
    ヴィヨンの妻でも思ったけど、男に比べて女がたくましすぎる。

  • 2019/9/10
    太宰治の作品ハマりそう。
    貴族の生活から戦後の混乱で没落していき苦労を知らずに疎開をして庶民の暮らしをしている夫を亡くした家族の話。1つ1つの描写や表現がすごく独特で文学的なような感じです。この作品で出てくる蛇の描写(夫の死の時、かず子の母親の死の時にそれぞれ蛇の描写がある)がなんとなくいいなーと思いました。夫に先立たれたかず子はそのあとの直治がお世話になった上原さんに不倫しましょ的な手紙を何通も送っちゃうし、弟の直治は、死んだものと思われていたけどちゃんと家に帰ってきてラッキーじゃんと思いきや結構心を病んでいて、最終的に自殺しちゃうし、踏んだり蹴ったりでダークな展開だなあと思いながら読んでいました。人間失格やヴィヨンの妻の時もそうだったけど、この人の作品は読んでて、ああ、この人はそういう体験をしたんだなというのがとてもわかりやすく描かれているように思います。
    小説の中の話だから主人公やメインとなる人物がいる上での展開の話だけどそこにはリアルがすごく含まれていて読んでてそういうところが面白いです。

  • 文章から優しさが感じられる気がする。
    表現も綺麗。

  • 直治の遺書の、重い死の香りが印象的

  • 太宰治ってこんなかんじなのかなあ

  • もはや歴史小説。日本にもこんな時代があったのか。階級、は明示的にはなくなった今の時代に生まれたら、直治は、かず子は、自分の人生をどう進めただろう?
    かえって素直に、良い暮らしを求めて、ノーブルに生きたいと思えたかもね。

    ママの形見の麻の着物、姉さんが直治が着られるようにって仕立て直して下さったでしょう?僕あれ、着たかったんだ。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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