ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4841
レビュー : 456
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006031

感想・レビュー・書評

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  • 大昔に読んだ記憶がかなり曖昧だったので確認。太宰先生の描く女性達は逞しいことこの上ない。

  • 夫はダメすぎるし、暮らしはとても悲惨なのに、
    妻の前向きさ、したたかさに
    なぜか読んでいるほうも前向きな気持ちになる。
    とてもよかった。

    **********

     私は格別うれしくもなく、
    「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」
     と言いました。

  • 青空文庫で読了。妻が酒場で働き始めて変わっていく姿がリアルだった。映画版はまだ観ていないのでぜひ観てみたい。読んだイメージでは黒木華さんをイメージしてしまった。夫は本当にしょうもない人なんだけど、この妻は何故尽くせるのか…現代の感覚では計り知れないものがある。太宰治が好きな人にはつげ義春の漫画もお勧めしたい。だめんずパラダイス(地獄?)ですよ!「家庭の幸福」は三浦しをんばりに妄想炸裂していてすごい笑えた。いや、笑ってはいけないのかもしれないが…。

  • 酒と金銭絡みで堕落した男性か、その妻目線で記される話が中心となった短編集。これは作者自身をモデルにしているんだろうな・・・と思われる、似た種類のクズが多く登場していることが特徴的とも言える。

  • これは読み切れた。
    短編だったから読みやすかった。
    荒廃的な部分が描かれてて面白かった。

  • 一寸の仕合わせには一尺の魔物が必ずくっついてまいります。人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合わせな人間です。

    「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」

    ああ、悲しいひとたちは、よく笑う

    気の持ち方を、軽くくるりと変えるのが真の革命で、それさえ出来たら、何のむずかしい問題もない筈です。

  • 短編集。「ヴィヨンの妻」好きだった。

  • 作品のいくつかに「ヴィヨンの妻」や「父」などのような破滅的で共感しにくい父親像が描かれていますが、死に向かい生きることにおびえながらも、心のどこかでは救いを求めてもがいているという印象を持ちました。

    その他にも「親友交歓」、「トカトントン」、「家庭の幸福」のように、他人事ではなく自分の心に直接語りかけているのではないかと思えるくらいはっとさせられる作品もおもしろかったです。

  • ヴィヨンの妻はわりと好きかもしれない。トカトントンも心にひっかかってる。鬱々してるな、やっぱり。

  • 2015/07/09

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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