人間失格 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 16299
レビュー : 1972
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006055

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに、ほぼ休まず一気に読んだ小説でした。
    個人的にはすごく惹きこまれる小説でしたが、内容的に、好き嫌いがはっきり分かれそうな話かもしれません。
    他の太宰治の小説を読んでみようかなという気持ちになりました。

  • どうも受け付けられなかったな

    暗い気持ちになるというか、反面教師的な小説だと位置付けている

  • 何回も読むたびにきっと考えさせられる本

  • 読んでいて、自分は葉蔵とは違う、と思いつつもところどころ共感してしまう。
    強烈に響くフレーズも多くある。
    彼は最後に自分のことを人間失格と記した。では、人間とは何なのだろうか?エゴの塊か?

    自殺未遂、酒に溺れ、果てには精神病院に収容と、緩やかに堕落していく葉蔵。
    救いようのない話なのにどことない安らぎを感じてしまうのは何故だろう?
    あとがきのマダムの言葉も意味深。

    連載中に太宰が自殺したこともあり、よく人間失格を読むと死にたくなるという話を聞くが、なぜだろう、私は逆に生きたくなった。

    文章自体は読みやすいし1日で読破できるが、今の私には一度読んだだけでは完全に理解することは不可能に感じた。
    いつかまた読みたい。

  • 「人間、失格」って、太宰さんに烙印を押されたいです。

  • 「この主人公は自分だ、と思う人とそうでない人に、日本人は二分される。」
    とのこと。(新潮文庫の冊子のようなものに書いてあった。)
    全ての日本人に読ませて正確な数字を出したい。

    どうしようもない人生を描いた作品は沢山あるけれど、これほど「自業自得」という言葉が似合う主人公ははあまり見ない。
    気持ちはわからないでもないから、少し悲しくなる。

  • ピンクの表紙に惹かれて買った
    何だかんだで太宰治は自分のことが好きなナルシストだと思う
    そして読者もこのダメ男が好きなのだ

  • 自分がどうとか、太宰がどうとか、共感とか感動とか、そういうことじゃなくって、どうしてこんなに心が揺り動かされるのか分からないけれど、涙がでました。なんというか・・うまいなあ・・。太宰治すごいです。

  • 読み終えた後に憂鬱になるのが嫌で必死に避けてきた作品なのだが、実際に読んでみると非常に、非常におもしろい小説だった。こんなにおもしろい小説を避けてきた期間を後悔したほど。やはり、読まず嫌いはいけない。いや、読まず嫌いと言うよりも怖くて避けていたというのが本音なのだけれど。
    近年叫ばれる憂鬱と、持って生まれてくる本能と紙一重の憂鬱は違うものなのだと再認識。とても深い共感を抱かせる作品で、“共感”と言う感情を信用していないわたしにもそれは作用した。共感に似せた愚痴の連続に飽いたわたしに太宰治は必読かもしれない。

  • 暗い、うつ、人間の醜い部分、とはよく目にするが、それだけの代物ではない。主人公のように道化に徹することはなくとも、あたまの奥のほう、自分と重なる部分は多々ある。暗いばかりではない。読み終わると、必ずひとりの人間の生涯が終わったときのような浮遊感と安心感が脳をぽっかりと占領する。何度読んでも、文字のなかに含まれた痛みはやさしいとおもう。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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