走れメロス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4542
レビュー : 515
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006062

感想・レビュー・書評

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  • 2014.01.22
    そらちゃんに借りた

  • 元々、太宰は好きではありせん。
    何冊か読み持ってもいますけど。
    先日、中学生が走れメロスを研究題材に選び、
    実はメロスは走っていなかった
    と発表(^^)
    それを確認する為に再読しました。
    結果、やはり走っていないし、私は太宰に出てくる主人公みたいな人は嫌いでした。
    大体メロスが走る距離10里は近い。
    いくら小説でも少し考えるべきね。

  • 後半になるほど、読みやすく感じた。特に帰去来、故郷に心打たれる。津軽を読まなければ!

  • 女生徒、眼鏡を外してみた世界はすき、みたいな事が書いてあったけど、裏を返せば「自分は頭が良いので世の中のいろいろなことがわかってしまう」って主張。作者はすごくいやなやつ。でもすき

  • 人間様はとにかく自分勝手で面倒な生き物だけれども、ほんの僅か残された良い面だけを見ていたいなぁ。こんな考えも太宰によれば偽善、エゴイズムと言われてしまうのだろうか。中期の短編9編。「走れメロス」のような人間らしさのみを追いかけて、あとはさらっと水に流せばよい。生きることはつらい事だね。なので生きているだけで100点満点。

  • 『駆込み訴え』読了。これはBLとしても十分に成り立つと思う。ユダのイエスへの愛情に同性愛的なものが皆無とか絶対に言いきれない筈だ。女への嫉妬を書いてある時点で。
    一口に「匂い系」って言っても
    A.これはもうBLでいいじゃないか…
    と言うのと
    B.BLっぽいな
    と言うのでは、読み手の主観が入るせいかもしれんが、根本的なとこで違うな、と言う気もする。どっちかと言うとAを好んで探したい方。あと、単純に同性愛者が出てくればBL臭いのか、と言うとそうでもなかったりする。
    愛しくて尊敬してる相手に、自分はないがしろにされている、こんなに尽くしてるのに…と言う身勝手な愛情しか持ってないユダ…手に入らないならと自分で裏切っておいて正当化しようと泣き崩れる…一番あかんやつ…(笑)。でも、愛おしいと想う描写はBL並に秀逸。

  • いまに大人になってしまえば、私たちの苦しさ侘びしさは、可笑しなものだった、となんでもなく追憶できるようになるかも知れないのだけれど、けれども、その大人になりきるまでの、この長い厭な期間を、どうして暮していったらいいのだろう 女生徒

  • 再読。おおむね太宰の中期に属する短編を9篇収録する。集中には「女生徒」、「駆込み訴え」、「走れメロス」と、いずれも元になる原典を持った翻案小説が含まれるが、まさに太宰の物語作家としてのうまさと力量にあらためて驚く。「走れメロス」は教科書にも採録されていたりして知名度は1番だろうが、内容的には太宰らしくない小説だ。白眉はやはり「女生徒」だろう。「語り」の巧みさと、女生徒に仮託された観察眼が実に秀逸だ。「私は、王子さまのいないシンデレラ姫」のエンディングは、悲しいくらいロマンティシズムに溢れている。

  • 破滅的な生活を送り、小説を書いてきた太宰が再婚し、新たに出発しようとしているのがわかる。「富嶽百景」にはユーモアもあって、太宰が心の余裕を持って書いたのだろうなと思った。一方で「女学生」のように人間のエゴを見つめる目も忘れていない。ここから太宰の安定した中期の作品が書かれていった。

  • 富嶽百景に心揺さぶられる。太宰の文章は美しい。次に富士を見る時に何を感じるだろうか。

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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