お伽草紙 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.79
  • (177)
  • (187)
  • (272)
  • (16)
  • (3)
本棚登録 : 2117
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006079

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「お伽草子」は話の膨らませ方がうまいなと思った。日本昔話が太宰の手によって描きなおされているわけだが、斬新な設定ばかりで面白い。そうした話のなかに垣間見える、太宰の人間性も興味深かった。
    「清貧譚」「新釈諸国噺」も面白かった。もとになった「聊斎志異」と井原西鶴の作品を読んでみたい。

  • 太宰のエッジのきいた捉え方は読みごたえがあった。

    高校の時に読んだ時はいまいち意味が分からなかったが、今読んでみるとその表現の巧みさ等を実感できる。

    まさに20歳前後くらいで読むとちょうどいいのかなと思う。

  • かちかち山、舌切り雀などの行間を埋める妄想全開、女絡み。読み聞かせには使えない大人のお伽噺。

  • 81026.201

    ユーモラスな話の中に鋭い人間観察がある。

  • 「新釈諸国噺」の中の「吉野山」など、お腹抱えて笑えます。
    人間観察の鋭さとユーモアのセンスはさすがに太宰治。
    太宰は「暗い」とかマイナスイメージ持たれがちだけれど、私は彼はとてもおもしろいサービス精神の持ち主だったと感じる。

  • 元ネタありきの話の膨らませ方が面白いなぁ。
    語り口も軽妙でいいし、ところどころで自分の意見言っちゃうのもいい。
    皮肉っぽいのも好きだし、なんでこうなっちゃうんでしょうねぇ感が面白い。

  • 誰もが親しむ古くからの昔話に新たな息吹を与える太宰文学です。
    「瘤取りじいさん」「浦島太郎」「カチカチ山」「舌切雀」など
    人の心をのぞきみると、こんなにも恐ろしい日本昔話ですね。

  • 太宰治が昔話をブラックに解釈し直した『お伽草紙』。おすすめ。 http://t.co/KSpIZnw

  • 初読、好きすぎる

  • 初期 太宰の、輝かしくも滑稽でユーモアたっぷりの作品。
    後期の陰鬱とした人間描写を得意とする太宰からは想像がつかなくてビックリさせられるほどに明るく楽しいです。
    思わず太宰の一生を追って読み解きたくなるほどにイメージが変わります。

全160件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

お伽草紙 (新潮文庫)のその他の作品

お伽草紙 Kindle版 お伽草紙 太宰治
お伽草紙 (青空文庫POD(ポケット版)) オンデマンド (ペーパーバック) お伽草紙 (青空文庫POD(ポケット版)) 太宰治

太宰治の作品

ツイートする