新ハムレット (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.65
  • (57)
  • (66)
  • (130)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 829
レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101006123

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • この短編集最後の作品、『待つ』が、この世にある言葉で表せない程、いや、表してはならない程に素晴らしいと思った。これまでわたしは太宰作品のなかでは『葉』や『女学生』が1番だと言い続けてきたが、『待つ』に出逢ってしまった今、これこそが超一級かもしれないと思う。きっとこの先、何度も読み返してしまうだろう。目が眩む衝撃。

  • 私が今まで読んできた太宰の中で一番か二番目に好きです!!
    すごく面白い(((^-^)))
    太宰の安定期は面白いから他のも読んでみる~!

  • タイトルにもなっている「新ハムレット」は解説によると原作に忠実に書かれているらしい。早速原作を英語で読んでみようとしたが、やはり難しく遅々として読み進められない。何かいい方法はないだろうか・・・

  • ※こちらに収録された『待つ』のみの感想です


    人が一番不安を覚える行為。それは待つ、ことかもしれない。

    次に起きること・遭遇するものを充分に想像できてしまっているのに、
    その予想を裏切られ、考えてもいなかったことと向き合うことになる。
    そんな気持ちに駆られることが「待つ」の持つ一面だ。

    しかし、そうなる可能性を背負うことは放棄できない。

    主人公の娘は、誰もが逃げたくなるその事実に
    まっすぐぶつかり、壊れそうになるまで考え、悩む。

    彼女は、きっと、きっと幸せになれる、と私は確信している。


    たった4ページの掌編小説が、もう何年も脳裏に焼きついている。

  • 太宰作品をちまちまと読み直し。
    やっぱり太宰はいいなあと実感したり。
    ハムレットがまんま太宰になってますね!

    私は「待つ」が好きです。
    凄く好きです。

  • 女の決闘も古典派も新ハムレットもすごくよかった

  • 「新ハムレット」は私的太宰ベスト3の一つ(その他は「斜陽」と「女生徒」のつもり)。元のハムレットより好き。太宰的会話の描写がとにかくとにかく面白い。やぎのおじさんとかたまらない。シェイクスピアをこんな風に書き換えられるなんて、やっぱり天才である。愛は言葉だと熱く語るハムレットの青さは、原作のシェイクスピアに比べてだいぶ年齢が下だと思われるが、そこがわたしには好みだったのかな。
    その他「古典風」や「乞食学生」「女の決闘」「待つ」など好きな短編が入っていて、新潮文庫のくくりでいうなら一番好きかもしれない。

  • 一番最近読んだ太宰作品。面白い!
    表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。

    • ミドリさん
      一番最近読んだ太宰作品。面白い!一番好きかもしれない。
      表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。
      一番最近読んだ太宰作品。面白い!一番好きかもしれない。
      表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。
      2008/05/09
  • いろいろ入りすぎ。やばいです。もうこれは完全に恋ですね。(1013)

  • こんなに読み手を不快にさせる物語もない!と思いつつも私はこういうまどろっこしく問題提起をしながら誰にも答えを求めていない物語が大好きなのでおいしく頂きました。
    字書きの浅ましさが満載です。すばらしい!!!

著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太宰治の作品

ツイートする