本居宣長(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.75
  • (19)
  • (10)
  • (33)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 301
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101007069

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 名著にひかれ、読み開く。
    読破できなかった。

  • きゅー難しい。
    本居宣長
    1730年(八代将軍吉宗の時代伊勢国(三重県)松坂本町に生まれる。家は江戸に店がある木綿商だった。11歳の時に父がなくなり商いを継ぐ修行をしたが、母は宣長が学問好きな点を注視し医者の道を進める。実際に医学の勉強は23歳~27歳の間で、京都で学んだ。この期間、京都の神社仏閣、名所など多くを訪ねる。また契沖の著作を読むことで和歌や神道の研究を志す土壌を得た。

    なかなか読み進められません(笑泣)
    ある程度ざっと読みして数章戻り3回ぐらい読み返しを繰り返しています。読んでいて、やっぱり小林氏はすごいなと。言葉にできないことをきちんと文章にしている点や、結論を暗に示し(私が読み取れないだけかも)ながら、別の事象を述べ総合的に宣長がどんな人物だったのか書き出している点に感嘆しています。

    小林秀雄(以下小林)が本居宣長(以下宣長)に興味を得た時期について、久しい以前と表現しており、ある時期から継続的に引っかかっていた節がある。折口信夫氏と古事記伝の話をする中で、小林が読後感を表現できず「ほとんど無形な動揺する感情である事であることにはっきり気が付いた」としている。この無形な動揺する感情の表現がすごいなと思う。またそれらのことを折口氏に伝えられず、「信長の仕事は批判や避難を承知の上だったのではないでしょうか」と返した点に、小林が読中に感じた尊敬や反感を織り込みんでいる、素直な表現だと感じた。宣長おすすめの墓は、鈴屋遺跡より訳8km先、山室ー現在の松坂市山室町ーの妙楽寺にあるらしい。今度行ってみよう。遺言状について、衣装から棺桶の素材、木材の防腐剤は不要、和紙を貼る、遺体と棺桶に詰める詰め物の指定など、喪主泣かせな内容に途中から笑えてしまった。このように細かく指定しているからにはなるほど、遺体を寺に移送する際の参列者の配置まで指定して、そのほかこまごまに指定してある。年1回月命日に参墓し、家では生前使用していた机に魚料理や酒を用意せよと。自画像を飾れ・・・などなど。贅沢な供養だなと感じた。その通りになっているか、化けて出そうで怖い。後にかかれてあるが、健康だった宣長は風邪をこじらせなくなった。本人も思いもよらぬ出来事であり、この点から考えるに、遺言書を書こうと勇んで書いたものではなく、この遺言状は事後について自ずから書いてみようと試みたもので、独白であろうと。なるほど。
    宣長は常に環境に随従した生涯であり、何も波乱はなかったと小林氏はしている。この後、宣長の身の回りについて(4畳半の小さな書斎、書斎に上る階段と引き出し、京都の時代から40年愛用した桐の机、仕事に疲れた時に鈴の音を休憩の聞いていたなど)のべ

  • 「本居宣長(上)」小林秀雄著、新潮文庫、1992.05.25
    380p ¥620 C0110 (2018.11.18読了)(2001.03.19購入)(1999.03.05/4刷)

    【目次】(なし)
    本居宣長
    一~三十

    ☆関連図書(既読)
    「本居宣長」子安宣邦著、岩波新書、1992.05.20
    「万葉集」佐佐木幸綱著、NHK出版、2014.04.01
    「万葉集入門」久松潜一著、講談社現代新書、1965.02.16
    「万葉集」坂口由美子著・角川書店編、角川ソフィア文庫、2001.11.25
    「古事記」三浦佑之著、NHK出版、2013.09.01
    「古事記」角川書店編・武田友宏執筆、角川ソフィア文庫、2002.08.25
    「楽しい古事記」阿刀田高著、角川文庫、2003.06.25
    「日本書紀(上)」宇治谷孟訳、講談社学術文庫、1988.06.10
    「日本書紀(下)」宇治谷孟訳、講談社学術文庫、1988.08.10
    「土佐日記」紀貫之著、川瀬一馬訳、講談社文庫、1989.04.15
    「古今和歌集」中島輝賢編、角川ソフィア文庫、2007.04.25
    「古今和歌集」小町谷照彦・田久保英夫著、新潮社、1991.06.10
    「更級日記」原岡文子訳、角川ソフィア文庫、2003.12.25
    「源氏物語 巻一」谷崎潤一郎訳、中公文庫、1973.06.10
    「源氏物語 巻二」谷崎潤一郎訳、中公文庫、1973.07.10
    「源氏物語 巻三」谷崎潤一郎訳、中公文庫、1973.08.10
    「源氏物語 巻四」谷崎潤一郎訳、中公文庫、1973.09.10
    「源氏物語 巻五」谷崎潤一郎訳、中公文庫、1973.10.10
    「私の人生観」小林秀雄著、角川文庫、1954.09.15
    「無常という事」小林秀雄著、角川文庫、1954.09.20
    「ドストエフスキイの生活」小林秀雄著、角川文庫、1955.08.20
    「ゴッホの手紙」小林秀雄著、角川文庫、1957.10.30
    「モオツァルト」小林秀雄著、角川文庫、1959.08.10
    「モオツァルト・無常という事」小林秀雄著、新潮文庫、1961.05.15
    「対話 人間の建設」岡潔・小林秀雄著、新潮社、1965.10.20
    「近代絵画」小林秀雄著、新潮文庫、1968.11.30
    「考えるヒント」小林秀雄著、文春文庫、1974.06.25
    「考えるヒント2」小林秀雄著、文芸春秋、1974.12.10
    「考えるヒント3」小林秀雄著、文春文庫、1976.06.25
    「考えるヒント4」小林秀雄著、文春文庫、1980.09.25

    (「BOOK」データベースより)amazon
    「とにもかくにも人は、もののあれはを知る、こと肝要なり…」。本居宣長七十二年の生涯は、終始、古典文学味読のうちに、波瀾万丈の思想劇となって完結した。伊勢松坂に温和な常識人として身を処し、古典作者との対話に人生の意味と道の学問を究めた宣長の人と思想は、時代をこえてわれわれを深い感動の世界につつみこむ。著者がその晩年、全精力を傾注して書きついだ畢生の大業。

  • もののあわれとはなにか。日本語とは、日本の文化、民族とはどのようにしてもたらされ、持ち続けられているか。日本についての深い考察。

  • よかった。宣長という人にはそれほど傾倒はしないけれど、この評論はなかなか含蓄が深いと思った。

  • 了。

  • 本居宣長は山桜が好き。
    本居宣長は「安易に解釈されること」が嫌い。
    「あらゆる解釈を拒んで動じない」のはすごいカッコいい。なんだか崇高。
    けど、わたしは「あらゆる解釈を受け入れてなお動じない」方が好きだなぁ。
    スポーツを取材しているとそう感じます。
    ただ、この本、難しくて正確には読了したとは言い難い(流し読みに近くなった)

  • 宣長は,江戸時代の代表的な人文主義者である.現代人である著者の目を通した宣長は日本学にとっての一つのメルクマークたり得るだろう.(2010:小林茂之先生推薦)

  • 992夜

  • 15年ほど前に読んだこれを、急に思い出しました。

    当時の評価で★4つ以上。

    また読んでみよう。

全13件中 1 - 10件を表示

本居宣長(上) (新潮文庫)のその他の作品

本居宣長(上) Kindle版 本居宣長(上) 小林秀雄

小林秀雄の作品

本居宣長(上) (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする