吾輩は猫である (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 365
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010014

感想・レビュー・書評

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  • これを読まずにして、日本文学は語れない。

    夏目文学は文章がお手本と聞いている。

    古ーいので読むと、漢字が古くて読みにくかった。今はいいよね。

  • 昭和53年9月15日 33刷 再読

    漱石、最初の小説。「ホトトギス」連載後刊行。
    当時、ユーモア作品という紹介で、題名からも読み易いのかと読んでみたけど、ユーモアが高尚すぎて読みきれなかったかなあ。
    まあ、主人公猫の、当主苦沙味先生は、漱石先生と思われ、その回りに集まる当時の文化人の井戸端会議。猫を語部として、明治日本やら風習やら結婚やら、なんでも風刺してしまう。当時としては、画期的なコメディだったのではないですかね。
    ラストの方に、自殺についての考証が発言されていて、未来は自殺が本来の死となるだろう、と。(ユーモアたっぷりの表現で)
    その後、芥川が太宰が三島が自死していく。今も自殺者は減る様子はない。中々のイロニーになってしまった。

  • 記念すべきブクログ登録 400冊目だったので、何を読むか考えた挙句、有名なこの作品にした。

    夏目漱石は何冊か読んできたが、読みやすい感があったのだが、この作品はちょっと違った。
    猫様目線の自由な視点から紡ぎだされる物語が非常に痛快。
    時には声を出して笑ってしまうほど。純文学と思って読んでいたが、面白い。

    それから圧倒的な語彙数。
    傍にスマホを置いて時々辞書で調べながらの読書。
    読了後は何となく得した感がある。この作品はもう一度読まないといけないだろうなぁ。

    • アールグレイゅぅママさん
      こんばんは、フォローを頂き本当にありがとうございます。実は、私からフォローしたのは、これで2人目です。1人目の方には、振られたようです。そん...
      こんばんは、フォローを頂き本当にありがとうございます。実は、私からフォローしたのは、これで2人目です。1人目の方には、振られたようです。そんなことを言う私も、フォローをしてくれた方の本棚がビジネス書ばかりだったり、絵本が多いと、困ってしまいます。bmakiさんもミステリーの魅力的な本が少ない私の本棚には、戸惑いがあるかなと思いますがどうぞ、どうぞよろしくお願いします!私は、コメントを送るのが好きなので、2、3回に1回下されば、私幸せで~す。
      bmakiさんというお名前ですが、私の頭には(ブまきさん)とin putしてしまっているのですが、正確には?
      夜、遅くにスミマセンm(__)m
      では、明日のお仕事FIGHT!です。ゴールデンウィーク用に何かいい本に出逢えたら、ラッキーですね。
      おやすみなさいマセ(-_-)
      2021/04/27
    • アールグレイゅぅママさん
      猫と漱石と悪妻、bmakiさんには向いてないと、思います。ゆる~い本かと。
      猫と漱石と悪妻、bmakiさんには向いてないと、思います。ゆる~い本かと。
      2021/04/27
    • bmakiさん
      ゆうママさん

      ブクログのフォローは、許可を取ってするものではなく、勝手にフォローするものなのかな?という理解です。

      自分からはほ...
      ゆうママさん

      ブクログのフォローは、許可を取ってするものではなく、勝手にフォローするものなのかな?という理解です。

      自分からはほとんどフォローしませんが、フォローしてくださった方の本棚はフォローさせて頂いております。
      何か私の本棚に感じ取られるものがあるのであれば、私もきっとその方の本棚に感じ取れるものがあるのだろうと考えています。

      フォロワーさんのレビューを見て、何冊かAmazonでポチっと購入したりもしています。
      そんな風に、フォロワーさんの本棚やレビューを楽しんでいます。

      私の名前は、まき ですが、まきは既に登録済みでしたので、頭にbをつけただけです。
      自分の使用しているメールアカウントの名前と同一にしたという理由です。
      無理して発音するのであれば、普通に、アルファベットで、びーまき と読んで頂けたら良いかと思います。

      私は残念ながらコメントを送ることを得意としておりません。
      感謝を伝えるとき等は書かせて頂きますが、普段はコメントは致しませんm(__)m
      悪しからずご了承下さいませ。
      2021/04/28
  • 苦沙弥先生の周りの人々のやりとりも猫から見た人間の姿もそれぞれ面白いながらも、終盤「呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする」とと転じるところがまさに漱石の真骨頂。漢籍その他自分の貧しい知識では読みこなせない箇所も多かったので、折に触れて読み返したい。

  • 新潮文庫版を購入したのは、注釈や解説の豊富さから。
    主人を中心とした人間社会を、悠々自適で妙に鋭い猫の視点から面白おかしく批判する。そんなエピソードを連ねた物語。

    この時代から既に、夫婦は相容れないことや人間はゆくゆくは自殺に行き着くようになることを言っていて、頭の良い人というのは100年200年先の未来が見えるのだなと感心した。現代になっても社会は同じような問題を抱え、明治に予見されていた問題の根っこがただ深くなっただけのような気がする。

  • 昔はかならず教科書に載った有名な1章。「我輩」とのたまう猫の生い立ち、寄宿先が決まって、そこの主人のことやら、ご近所に猫とのお付き合いをユーモラスに簡潔に描いている。登場人物のすべてに名前がついていない。構成といい、展開といい立派に完結している1話。

    解説の伊藤整が書いているように「この第一回が独立した作品であった」(雑誌「ホトトギス」発表)ここが強く印象に残っているので内容的にはこれきりかなと思ってしまっていた。

    とんでもない、1章が人気を博したので連載が始り、これに続く2~11章。脱線、蛇足気味のだらだらとした饒舌的文章が面白い。故事熟語が難しく、解説に頼らなければならないのが面倒くさいと言えばいえるけど。

    登場人物も変化に富んでいる。ざっと上げてみると、

    「猫」の次の主人公珍野苦沙弥先生(臥竜窟(書斎)を出たがらない中学教師、「我輩」の寄宿先主人)に妻君

    越智東風、水島寒月、八木独仙、迷亭先生、多々良三平の苦沙弥先生の友人やら、弟子やら。

    成金一家金田、金田鼻子、金田富子の親子に加担する鈴木藤十郎(この金田夫妻が水島寒月を娘富子の婿にしたく、寒月の博士号取得を気にしている。)

    面白いのは10章。苦沙弥先生の幼い3人の娘「とん子」「すん子」「坊ば」登場。

    三姉妹の朝食風景のハチャメチャぶりもものすごくて笑うけど、主人の姪「雪江」さんが遊びに来て、「あらいやだ。よくってよ。知らないわ。」などと当時女学生の流行語が活き活きしている。

    また、雪江さんと叔母さん(主人の妻君)が結婚について弁論していると、幼い3人の娘たちが
    「招魂社にお嫁に行きたいんだけれども、水道橋を渡るのがいやだから、どうしょうかと思っているの」
    「御ねえさまも招魂社すき?わたしも大すき。一所に招魂社へ御嫁に行きましょう」
    「坊ばも行くの」
    と、三姉妹とんでもない望みを持っている。

    こんなところで靖国神社が出てくるとは…。しかも、「斯様に三人が顔を揃えて招魂社へ嫁に行けたら、主人もさぞ楽であろう」だとさ!なにやらすごい人気。複雑。(P428)

    11章の現代社会への予言も的中にはびっくり。つまり、人間が個性中心になって男女が結婚が不可能になるというのである。明治時代にこの予言だ!(P523)

    「猫」があちらこちらと徘徊しながらの人間観察。皮肉たっぷり、愉快愉快。「猫」が最後にどうなったか?それも意外。

  • 夏目漱石は天才だね。とりあえず物知りすぎて知ってる単語を書き並べるもんだから顛末の語句説明のページだけでもすごい量。好きな人にはたまらないだろうけど、この手のごり押しは苦手、故に読み終わるのにどれだけ日を費やしたことか...眠くなる目をこじ開けて、もう小説を読むというよりは活字を追いかけて無理やり読み切った感。
    ところどころ言葉遊びやくだらなすぎるやり取りにクスっと笑ってしまうところもあるが、とにかく理屈へ理屈のオンパレードの挙句猫の結末もおいおいおい!って!
    広辞苑好きにおすすめの小説です!

  • 長いけれど読めてしまった。
    ねこが語る小説だとは思はなかった。
    猫目線でおもしろいです。
    でも猫は人間を信用してないなと思った。

  • 明治38年の作とはね。テンポが良いとは、このことなのかも。ただ、オチには驚いた!出だしが有名なだけに。(^◇^;)

  • 初めて最後まで読み通した。意外と長い。そしてドライで明るい。後期の暗いトーンと比べると、結構笑い多めで落語的。しかし日本人の近代化した精神性に対する批判はめちゃくちゃ切れ味鋭い。現代人の肥大化した自我に対する批判なんて、SNSの承認欲求の話か?と思うくらい100年以上経った現在でも成立していて驚愕した。

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著者プロフィール

夏目漱石(1867~1916)
小説家、評論家、英文学者、俳人。本名は夏目金之助。明治末期から大正初期にかけて活躍した。近代日本文学の頂点に立つ作家の一人。代表作は『坊っちゃん』『三四郎』『こゝろ』『明暗』など。『吾輩は猫である』は、『ホトトギス』に連載され人気を博した。その批評精神とユーモア感覚は、現代も全く古びていない。

「2021年 『大活字本 吾輩は猫である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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