吾輩も猫である (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 600
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010502

作品紹介・あらすじ

「ねね、ちょっと、私だって猫なんですけどぉ~。名前はまだ無いんですけどぉ~」夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版! 明治も現代も、猫の目から見た人の世はいつだって不可思議なもので……。猫好きの人気作家8名が漱石の「猫」に挑む! 気まぐれな猫、聡明な猫、自由を何より愛する猫、そして、秘密を抱えた猫――。読めば愛らしい魅力があふれ出す、究極の猫アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版! 猫好きの人気作家8名が描く究極の猫アンソロジー。

    どの猫ちゃんもみんな飼い主さんを一生懸命守ろうとしていて可愛いなぁ。ちょっとツンデレなのもよいね〜(笑)

    「いつか、猫になった日(赤川次郎)」
    奥さんが同窓会の帰りに心中を…赤川次郎らしい軽いミステリ。

    「妾は、猫で御座います(新井素子)」
    何故、ひとは猫を飼うのでしょうか。

    「ココアとスミレ(石田衣良)」
    人間も念話が出来たなら…。

    「吾輩は猫であるけれど(荻原浩)」
    猫って面白い。この作品は漫画です。

    「惻隠(恩田陸)」
    ちょっと難しい、恩田さんらしい作品。

    「飛梅(原田マハ)」
    『吾輩堂』でいつか買い物したい。
    私は若君を幸せにしたい。それが私の幸せだからです。
    店主なんていい人なんだろう。泣けてしまった。

    「猫の神さま(村山由佳)」
    会いたくてたまらない。猫と飼い主の絆。

    「彼女との、最初の一年(山内マリコ)」
    女子大生と猫。あまり読まないジャンルだけどとても好きになった作品。

    原田マハさんの作品が凄くよかった。みんながみんな店主のような気持ちがあればペットたちはきっと幸せになれる。

  • 夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版。
    猫好きな8人の作家さんのアンソロジー。
    ということで、すべて猫目線で書かれています。

    どの作家さんの作品にも、猫好きな気持ちがあふれ出ていて楽しめました。

    赤川次郎さんの猫になった奥さんのミステリー。
    恩田陸さんっぽいホラーな感じ。
    荻原浩さんの4コママンガにはびっくり!
    村山由佳さんの飼い主の恋を応援する?猫ちゃん、
    「うちのネコ」ではなく、「うちのヒト」なんだ(笑)。

    特に好きなのは、石田衣良さんと原田マハさん。
    石田衣良さんの猫の集会、「星送り」という不思議な儀式に涙がこぼれた。

    原田マハさんの飛梅。
    飛梅太くん命名の瞬間は吹き出してしまった。
    若かわいい~。
    母猫ちゃんも幸せになれたようで、めでたしめでたし♪
    「吾輩堂」福岡に本当にあるんですね。

    それにしても、どのネコちゃんも人間に対してどこか上から目線なのはなぜでしょうか?(笑)
    そこがまたなんとも可笑しくて、かわいらしいんですが。
    うちの子たちもこんな風に思ってたのかなぁ?
    いつの日か再会したら聞いてみよう。

    彼ら曰く、
    >やってくるかどうかわからない明日の心配をして、もうやり直すことのできない昨日のことを悔やんでいる。
    今を豊かに生きられない。
    それが人間という気の毒な生き物だ。

    とのことです。
    よくご存知で!(笑)

  • 結構好きな作家さんが多かったので借りてみた。
    赤川次郎さんは久しぶりに読んだけど、一番読みやすかった。
    なんか、らしいな~って。

    石田衣良さんのも良かったし、うん、みんな良かった。
    どれもその作家さんの色が出てたように思う。
    っていうか荻原浩さんってマンガ描くの??知らなかった。

  • 夜廻り猫の宙さんが表紙と聞いて、ジャケ買い。積読のまま、気がついたら2年も経っておりました。

    お気に入りは、赤川次郎さん、恩田陸さんの作品。

    そして、村山由佳さん。
    なんとなく避けている作家さんだったのだけれど、この作品を読んで、自分の世界がしっかりあって、言葉でダイレクトに感情が伝わってくるというところで、拒否反応があったんだなと思った。あの子のためならなんでもできる。そう言った主人公の決意と覚悟が伝わってきて、予想外に泣きそうになった。さくらちゃんのモデルは、村山さんの愛猫のもみじちゃんなのかな。

  • 中学生の時にハマっていた赤川次郎さん!
    表紙が可愛い♪
    アンソロジーは気にはなってるけどなかなか手が出せてない作家さんのものも手軽に読めてよいです♪
    面白かったです!

  • 楽しかった!好きな作家さんたちが、「我輩も猫である」と、猫の視点で描くお話はどれも個性があって、そうそう、わかるわかるとうなずくことばかり。
    きっと作家のみなさん、猫の魅力にいつもやられているのだろうと思われる

  • 猫に対して抱く想いやイメージに統一感があるように感じて面白かったです。ネコは高尚で高等な生き物、ヒトに飼われてやっている・一緒にいることを許してやっている、あとネコマタ。我が家のネコもいつかしっぽが割れるのでしょうかねえ。

  • 色んな作家さんから見た「猫」を楽しむことが出来る素敵な一冊。はじめましての作家さんもいらっしゃるけど、カラーが出ているなぁ~と感じた。

    猫叉ネタ若干かぶってましたね(笑) それほど猫ってツンデレで自由でどこか神秘的なイメージが強い。

    人間目線と猫の本音がトコトン食い違っていて面白かったりちょっぴり悲しかったり。
    P41「すべての猫は、そもそも存在論的に言って可愛いのですから」
    に何の意義もありませんし、
    P161「あたしが<あんたの猫>なんじゃない。あんたが、<あたしのヒト>なんだ!」
    にも大賛成してしまう、気高い猫が集まる楽しいアンソロでした!

  • にゃんそろじー。
    山内さんの猫ちゃんのその後が読みたい。
    <収録作品>
    いつか、猫になった日/赤川次郎
    妾は、猫で御座います/新井素子
    ココアとスミレ/石田衣良
    吾輩は猫であるけれど/荻原浩
    惻隠/恩田陸
    飛梅/原田マハ
    猫の神さま/村山由佳
    彼女との、最初の一年/山内マリコ

  • 漱石生誕150年にちなんだ記念企画。
    漱石の『猫』を模した猫が語るアンソロジーだが、期待した程では。
    猫好きには、好ましい企画で魅力があるかもしれないが、それ以外の者には・・・

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著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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