• Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010519

作品紹介・あらすじ

あなたにも、「忘れられない夢」がありますか。見知らぬ橋で、いつか訪れるはずの誰かを待つ男。父親から命を受けた幼い息子が赴く上総の海。今際の際に現れた、思い出を食べる伝説の動物――。100年の時を超え、夏目漱石『夢十夜』にインスパイアされた10名の人気作家が紡ぐ夢物語。「こんな夢を見た」の名文句に始まる珠玉の10篇を編み込んだ、儚くも美しい「夢」アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 小説で「夢」を描くって、意外と難しいだなと思う。
    漱石の「夢十夜」は、確かに「夢」の感じがするのに。
    同じ虚構。でも、夢の持つあやふやさって難しい。

    小路幸也「輝子の恋」は、「こころ」アナザーストーリー?
    もしも、あの時、こうだったら、を描いた話なのだと思うのだけど。
    もうちょっと寄せてほしかった。かも。

    自分の「夢十夜」を考えてみたいな、と思わされる作品だった。

  • 「こんな夢を見た」で始まる10のアンソロジー。「輝子の恋」がおもしろかった。2017.4.29

  • 現代作家十人が一夜ずつ書いていく。
    どれも面白いんだが、特に、最後の小路幸也の「輝子の恋」は面白かったかな♪

  • 2009年6月に新潮文庫から発行された版を加筆修正した版らしい。
    「こんな夢を見た」から始まる10の短編。
     解説の類いが一切なく、短編が収録されているのみ。
     解説や、せめてこの企画が立ち上がった意図などの事項がほしい。
     私は解説などの周辺知識を読むのが好きなのだ。
     折角本で購入しているのだからそういう特典がある方が読者サービスになると思うんだがなあ。
     解説が欲しいというのは、一部よく分からない作品があったからでもある。
     まあ人の趣味嗜好は色々だから、特に私は選り好みが激しいから、作品に相性があるのは仕方ない。
     
    荻原浩    長い長い石段の先
     
     子供の頃に体験した田舎の山の不思議な経験。
     30数年後に息子が同じような経験をし、血は継承される。
    (私自身は精神を病んだために系譜を繋ぐことはできなかった。自分を省みると哀しくなる)
      
    北村薫    指
     
     学問や人生の成り難さを象徴するかのような夢。
     中国の故事成語のよう。
     
    小路幸也   輝子の恋
     
     何と言っても巻末のこの作品が圧巻。
    『夢十夜』と『こころ』をアウフヘーベン!
       https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/05/08/201725

  • 7月12日読了。
    「こんな夢を見た。」で始まる、現代小説家10名による、漱石の夢十夜インスパイア短編集。

    どれも「眠れなくなる」インパクトのある短編ばかり。だが、ラストの小路幸也さんの話に全部持っていかれた。ほんのり漱石風味でもある気がする。

  • 茄子のやつ好きだったなあ。

  • 漱石の「夢十夜」にならって、10人の作家それぞれの9「こんな夢を見た」で始まる小説集。タイトル通り、眠れなくなりそうなおはなし。

  • 「こんな夢を見た」で始まる10編の夢物語。
    眠れなくなるというほど怖くもない。小池真理子、道尾秀介は好きな作家さんだからか、好みのタイプの話だった。
    アンソロジーはカタログ的でまとまりがなくて、本としての評価はなかなか厳しくなる。
    初読みの小路さんが良かったことが唯一の収穫でした。

  • 作品のテイストに強制的な統一感はなかったようで。
    作者の好みが前面に出ていた。

  • 2017年、47冊目は、隙間読書用にしていたもの。「こんな夢を見た。」で始まる、夏目漱石の『夢十夜』(文学音痴の自分は原典読んでません。)にインスパイアされた十作家によるアンソロジー。

    「眠れなくなる」とお冠があるので、ホラー系の作品達を期待したが、ホラー度は低め。抽象的作品、ダークファンタジー的作品が多め。

    ラストの小路幸也『輝子の恋』が★★★★☆。後は★★☆☆☆~★★★☆☆の作品ばかり。全体としては、オマケの★★★☆☆。

    小路幸也は『七つの死者の囁き』収録の『最後から二番目の恋』も良かったので、『リライブ』は来年読む候補としよう。

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著者プロフィール

阿刀田 高(あとうだ たかし)
1935年東京生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科に入学し、結核を病む。大学卒業後は国立国会図書館に司書として勤務。『ころし文句』を長崎寛と著し、これがデビュー作となる。兼業しながら著作を刊行していたが、『ブラックユーモア入門』がベストセラーとなり、作家一本に。
1978年『冷蔵庫より愛をこめて』が直木賞候補。1979年『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞、1979年『ナポレオン狂』で第81回直木賞、1995年『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。2003年紫綬褒章を受章。2018年文化功労者に。
古典に親しんでいたことから『ギリシア神話を知っていますか』などのエッセイも著名。
2007年から日本ペンクラブ会長。直木賞、新田次郎文学賞、小説すばる新人賞選考委員、講談社『小説現代』のショートショート・コンテスト選考をそれぞれ務める。

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