最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)

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感想 : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101012315

作品紹介・あらすじ

やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.8.30pm書店にて購入。面白そう。
    ゆっくり読みます。嬉しい!

  • 東京藝大の現役学生へのインタビューをもとに、藝大の学科、専攻の特徴や藝祭を紹介するとともに、いかにユニークな学生が集まっているか、さらには、その相乗効果もあってだと思うが、他の大学とは一線を画した大学の様子が描かれていて、超絶面白い。
    まずは、藝祭に行ってみたくなった。

  • 題名通りカオスな日常でした。
    だけれども、そこに人の思いとか、夢とか、そういうのが詰まっているので個人的には凄く好きな一冊です。
    同じブクログ仲間に読んでみてください、と進められたのをきっかけに手にとって良かった〜
    迷ってる!とか気になるけどちょっと~、と言う人は読んで!!
    以上です。

  • はじめに藝大に興味を持ったのは、好きな歌手が藝大卒だったから。あとは伴侶の曽祖父が音校にいたからというのもあり、読んでみようと思った。

    すごい人たちの集まりなんだなぁと思った。
    天才がたくさんいる大学だー。

    藝大、行ってみたいな。
    ハマりそうだな。

  • 学科あるあるや聞いたことも無い技法などなど、へえー!へえー!と新鮮な気持ちで読みました。気になる用語や人はググって、画像や動画を漁りながら。
    世界が広がったような気がします。すごく面白かった!

  • 率直な感想。住んでいる世界が違う、、、。笑
    個性的すぎる人たちが次々登場して、しかもそれがノンフィクションでどんどん読み進められる!

    わかりやすい例で言うと、当時東京藝大の学生であったking gnuの井口さんが登場する。テレビやSNSで見る限りでも才能に満ち溢れていて、変わった人だなぁと感じる井口さんの印象が、この本の中だと薄く感じるくらい、みんなキャラが濃い!!

    この本を読んでから自分の大学生活を振り返ると、もっとぶっ飛んだことしておけばよかったなぁと思う。笑
    新しい世界を知ることができる読んでいて楽しい本!

  • “作者の妻が藝大生で…なんだかとっても面白い”
    しかし、これは氷山の一角らしい。
    …というきっかけで、巨大な氷山に立ち向かった二宮氏の労作。

    何となく感じていた藝大生のイメージというものはある。
    それと大きく外れていない部分もある。
    しかし、大勢の学生にインタビューして二宮さん自身が感じた、藝大生も生身の学生であるという親しみやすさと、やはり只者ではない、一人ひとりが本当にスペシャリストなのだということにも気づかされる。

    そして、藝大の懐の大きさである。
    既存の学科の枠に収まりきれなくなった学生のために、新しい学科が創設される。
    町工場並みの設備が用意されている。
    大学の研究室というものは、そういう所だとは思うが、未来の人材のために本気でフォローする姿勢なのだ。

    しかしそこは、やはりカオスである。
    未来の巨匠は、今はまだるつぼの中でドロドロに溶けている真っ最中だ。
    そこから形をなして浮きあがってくる者はやはり少ないのだろう。

    「何か」に本気になっている人たちにとっての楽園でもある。
    自分で揃えなくてもありとあらゆる設備が使いたい放題だからだ。
    藝大にいれば何にでも挑戦できる。
    「卒業したら、制作をどうしよう。設備を自分でそろえるにはお金がかかりすぎる」
    やりたいことがあとからあとから湧いてきて、将来のことなど考えている暇が無い。
    厳しい言い方をすれば、モラトリアムであり、ネバーランドでもあるかもしれない。
    4年間終わって、まだ上の学校に“進学”する人が圧倒的に多いというのは、そういうことではないだろうか。

    しかし、食べて行くことなど考えない、わき目も振らずの集中の中からしか芸術は生まれてこなかったとも思う。
    一方で、日常に使う道具にも目を凝らせば芸術を感じられることがある。
    芸術について考えてしまった。しかし楽しい。

    同じ学生たちにインタビューしたとして、他の人が書いたらこんなに面白く読めなかったかもしれないと思う。
    単なるインタビュー記事ではなく、小説のように読めた。
    小説を書いてきた二宮氏ならではだろう。

    上野には、美術館や博物館を訪ねて時々行くが、その屋根の向こうにこんな桃源郷が広がっていると知ってしまった今、上野に行くたびにドキドキしそうだ。

  • 東京藝大の日常。
    美術学部と音楽学部。
    実際全く知らない現場だったけどこの本を呼んで驚きと面白さでいっぱいだった。
    キングヌーの井口さんもまさかの登場で、より面白い。
    物が壊れても買うのではなく自分で創るという所に惹かれました。凄い。

  • 二宮作品としては計9冊目の読了となりました。

    気になっていた1冊ですが、まさかまさかのノンフィクション。

    日本で最難関だと思っている東京大学の更に3倍の入試倍率である東京藝術大学の学生に対して行ったインタビューをもとに纏められた潜入ルポ。

    いやぁ~、まさにカオスです。

    「芸術は爆発だ」って、こんな感じなのかな(^^;

    音楽や美術って、私には縁遠いもの。

    最近になって少し興味を持ち始め、現代美術に触れることもしてみました。

    芸術家って、どこか変って思っていましたが、ここまで1つのことに没頭出来るってある意味で羨ましいなぁって思います。

    仕事で関東に来て約1年。

    その気になれば生まれ育った関西よりも多くの美術館や博物館、展覧会にコンサートやイベント等々、触れられる機会は多いと思います。

    緊急事態宣言が解除された後に足をのばし様々なものに五感を震わせてみたい。

    機会があれば「藝祭」にも行ってみたいと思いました。

    説明
    内容紹介
    やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。
    内容(「BOOK」データベースより)
    やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約3倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か?天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    二宮/敦人
    1985(昭和60)年東京都生れ。一橋大学経済学部卒業。2009(平成21)年に『!』(アルファポリス)でデビュー。ユニークな着眼と発想、周到な取材に支えられた数々の小説を世に送り出し人気を博す。著書多数。『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常』が初めてノンフィクション作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • はじめの奥さんが亀を作っているくだりが面白くて、そういうおもしろエピソードを期待していたのですが、内容は主に芸大生のインタビューでした。
    まあ、それはそれで芸大という触れたことのない世界は興味深く、芸術や音楽に興味のある人であれば楽しめると思います。

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著者プロフィール

一九八五年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。二〇〇九年に『!(ビックリマーク)』でデビュー後、『一番線に謎が到着します』『裏世界旅行』『最後の医者は桜を見上げて君を想う』など、癒し系ミステリーからホラーまで幅広く小説を執筆。一方で、初ノンフィクション作品『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』 がベストセラーとなり、以後、本書や『紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ』などでも評判に。

「2021年 『世にも美しき数学者たちの日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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