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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784101012315
作品紹介・あらすじ
やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。
感想・レビュー・書評
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はじめての作家さん!
といっても、ブックオフなどで、角川ホラー文庫とか探してたら、常に出てくる作家さんなんで、名前は知ってる。
ホラー作家だと思ってて、確かにそうなんやけど…
最後の秘境って言葉につられて…
(川口探検隊みたいや(-。-;)
まぁ、ジャングルでも何でもないんやけどね(^◇^;)
東京藝術大学!
やっぱり、凄いな。色んな意味で!w
芸術とかの頂点を目指す人って、やっぱり違う。でも、努力ではムリな部分が、どうしてもあるのがキツい。
持って生まれた才能…
そういう世界なのは分かるけどねぇ…
学生のうちから、プロ活動してるし、教授らもプロ!
教えるというより、他の人の良いとこ盗むって感じで成長するのか…
確かに、みんな職人気質の人が多いから、教える技術はないのかも?
何か、驚きの連続やな。
まぁ、色々あるけど…
・試験当日、集合場所に行くと、試験官から、「ついて来て下さい」で、重い荷物持ってひたすら階段を上る。人呼んで「ハンター試験」(案内だけの話^^;)
・家の中に雨を降らせる(アート表現みたい…)
・卒業後の半分くらいが行方不明…
・ピアノより、オルガンの方が古いんや…(地味な驚き…)
などなど。
でも、常人に理解出来るようでは、この世界では生きていけんのかもね。
私は、美術館も行かんし、コンサートも行かんから、理解不能なとこあるけど、真剣に向かい合ってるのだけは理解出来た!
凄いとしか言えんけど。
世界が違う分、楽しく読ませて頂きました!
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今年は、映画館はお終いやけど、ネトフリ、アマプラは観るよ!
で、
「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」
なんか、関西は、大阪市、神戸市、京都市しかない感じ。(^◇^;) VS それ以外…
映画では、滋賀が琵琶湖の水止めてたけど、実際には、止める権限ないはず…
現実の方が厳しいのが余計にツラい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
奈良が一瞬映ったけど、鹿の大群だけやったり…まぁ、凄いわ。
片岡愛之助さんも、古墳しかないとこや!とか出身笑われたり(堺出身)、藤原紀香さんは、実は両親が和歌山出身で、和歌山の血が流れてるとか…
まぁ色々ある…
「陰陽師0」
呪は、催眠術か…
人の思い込みを利用して、無いものを見せる or 有るものを消す。
凄いまともな正解を導き出してるな。
なので、凄い天が割れ、龍が騒ぐのも、あくまでも深層世界、心の中だけの出来事だけだと…
でも、陰陽師でも、安倍晴明だけは、別枠って事なんやな。深層世界のもんも、現実世界に持ち出せる。
サイコダイバーの更なる強化版みたいな。
どこに結びつけるねん(^◇^;) -
【感想】
東京藝術大学の2021年の倍率は美術学部で10.5倍、音楽学部で3.6倍。東大の理三が3.9倍であることを考えれば、正真正銘「東大よりも受かるのが難しい大学」である。入試は普通大学とは違って、努力、才能、そして何よりオンリーワンの「センス」がものを言う。日本を代表するアーティストでもある藝大の教授陣、その半数の心を動かせるか否かが藝大の入試であり、本当に小さいころから英才教育を受けてきた一握りの天才の、そのまたさらに一握りだけがこの門をくぐれるのだ。
そんな日本一センスが尖っているであろう藝大生たちの、一風変わったキャンパスライフを紹介していくのが本書のテーマである。
藝大生の特徴を端的に言ってしまうと、音校は天上人、美校は地底人である。
音楽は幼少期からの積み上げが全ての世界だ。3歳のときから高価な楽器を与えられ、授業の傍ら遠方までレッスンに通いつづけられるような上流家庭が生き残っていく。藝大生には「仕送りが月50万」だの、「数百万円する楽器を何台も所持している」だのはざらであり、その生活水準の高さがうかがえる。
加えて、彼らは名を売らなければならない。音楽関係者の目に留まらなければ仕事がもらえないのが音楽業界であるため、有名な師に従事しつつ、お金を払ってコンサートに出演し、オーケストラの人々に認められるよう自分をPRしていく必要がある。こうしたセルフプロデュースを行っているためか、真面目でコツコツとしたキャンパスライフを送っている人が多い印象だ。
一方、美校は奇人変人ぞろいだ。アートとは売るものではなく自らを表現するもの。誰もやってないことをやってこそオンリーワンの価値が生まれる。そうした意識からか、美校の人間は浮世離れした者が多い。ブラジャーを顔につけ、上半身トップレスのまま構内を颯爽と歩く「ブラジャー・ウーマン」や、楽器を荒川に沈めるために国土交通省と交渉する人間など、その生態は謎に満ちたものばかりだ。
――「ちゃんと役に立つものを作るのは、アートとは違ってきちゃいます。この世にまだないもの、それはだいたい無駄なものなんですけど、それを作るのがアートなんで」無駄なものを作ること。それ自体は、無駄なことなのだろうか?そうではないと思いたいが、じゃあ何のためにと言われたら、答えが見つからない。また、「アートとは何か」というややこしい疑問に戻ってしまう。どうして人という生き物は、こんな変なことを一生懸命にやるのだろう?植村さんが最後にぽつりと言った言葉が、印象に残った。「アートは一つのツール、なんじゃないですかね。人が人であるための」
やはり「バカを本気でやる環境がある」というのは大きいのかもしれない。音校にせよ美校にせよ、授業風景は普通大学と別世界だし、彼らの生態も一般人からは常軌を逸したものばかりだ。真に自由な発想からしか本当の芸術が生まれないのであれば、奇人変人の最後のユートピアがこの大学になるのもうなずけてしまう。そして、そのバカを「咎められない」というおおらかさが、天才たちが生まれる環境を作るのかな、と感じた。
余談だけど、声楽科の井口理さんってKing Gnuのボーカルの人かな? -
藝大の学生へのインタビュー。これが曲者揃いで面白い。努力と才能を兼ね備えた天才たち。好きを極める。表現する。それは、とことん自分と向き合うということ。だから時に苦しく、でも完成した時の喜びは半端ない。好きだから、できるんだなぁ。こういう人生もあるんだ。藝祭に一度行ってみたいな。
漫画「ブルーピリオド」を11巻まで読み終え、こちらの本を。ブルーピリオドの世界観をそのまま…いや、よりカオスな世界が広がっていた。ブルーピリオドでは、藝大の美術学部の中のほんの一部というか、学科で全く別の世界なんだってことも含め、とても興味深かったなぁ。読めてよかった!おびさん、オススメありがとうございました♪-
ひろさん、暑中お見舞い申し上げます。
二宮さんって、いろんな作品書かれますよね。
読んでいただき、ありがとうございました♪
私も今年は藝大学...ひろさん、暑中お見舞い申し上げます。
二宮さんって、いろんな作品書かれますよね。
読んでいただき、ありがとうございました♪
私も今年は藝大学祭狙ってます。2022/08/10 -
おびさん、暑中お見舞い申し上げます。
二宮さんは初読みでしたが、普段はホラーとか書かれている作家さんなんですね♪藝大生の奥様とのやり取りもほ...おびさん、暑中お見舞い申し上げます。
二宮さんは初読みでしたが、普段はホラーとか書かれている作家さんなんですね♪藝大生の奥様とのやり取りもほっこりしました。
おぉ!おびさんも藝大学祭狙ってるんですね!もし行けた際にはどんな感じだったかぜひ教えてください♪♪
最近、娘がピアノを習いたいと言い出し、私も久しぶりにやりたいなぁと思ったところだったので、この本を読んでますます音楽とか芸術とかに触れたくなりました(*ˊ˘ˋ*)2022/08/10
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芸術で最高峰の東京藝術大学。
その中の生徒達についてまとめたノンフィクション小説。
藝大について詳しく書かれていて面白かったです。
藝大を目指す主人公を描いた漫画ブルーピリオドと同じくらい、結構大学について著者は調べているのだと感じました。
千人千色、千人集まれば、それぞれの個性の色が千色集まって大学という絵が出来るんだと思いました。
僕も高校は、デザイン科で毎日、デッサン、木工、陶芸、平面構成等を描いたり作ったりしていました。
この小説のように楽しく描いたし、悩んだりしましたね。
卒業しても、印刷系の会社に就職してパッケージなどをしたりして、やっぱり何かを作りたいと思ってしまいますね。
藝大は、男女比が均一みたいで羨ましいです。
僕の高校は、全学年合しても女子が多く、僕のクラスは41人中、女子38人、男子3人でしたからね。
女子は強かったです。 -
個性豊かな大学生のインタビューがまとめられた濃い内容。作者が一般人目線で彼らの生態を客観的に見てくれているのがよい。(例:打楽器専攻の方へのインタビューで、失礼を承知で皆が思っていることを質問)
音楽と美術の学生の違いについて、長年気になっていたことを作者が言語化してくれて、すごくスッキリした。
常に見られること・舞台に立つことを意識している音楽専攻。オーケストラなど、人数の枠が決まってるので、ライバル同士のピリピリ感。
対して、美術専攻は個性を極めていく‥。
上野動物園のペンギンの話しには、笑わせてもらいました。 -
芸術会の東大とも言われる藝大。音高と美高の人は見た目で判断がつくとか、美高は3浪はあたりまえ、またインタビューを通して、天才達のカオスな日常が書かれている。音楽のことはあまり知識が無いので美術系の話に興味が湧いた。
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2020.8.30pm書店にて購入。面白そう。
ゆっくり読みます。嬉しい! -
タイトルに惹かれ、読んでみたいと思っていた作品でした。
タイトル通り色んな人が居ましたが、最後の方は慣れたのか(笑)あまり驚かなくなっていましたね。
でも、本当に好きなことを貫き通すって大変だと思うんですよね。仕事にしたり、勉強したり、と。好きだから続けたいけど、出来ないってことって、理由は色々あると思うけど、諦めた人も少なからずいると思うんですよね。理想や希望を持ってみたけど、強制的になったときに変わったりもするし。だからこそ、藝大に入学しようとした、してる人達がそれだけでも凄いと思ってしまいました。将来だって確約されていない中で不安だってあるはずだろうに。私には到底できないので、本当に尊敬しました。
あとは、他の方も話してましたが、井口理さんの名前を見た時にもしかして?と思いながら読んだので、現在こんなにすごい人になっているとは…。インタビューした彼らのその後を追ってみたいと書いてあったので、是非とも続きとして読んでみたいですね。 -
芸術の東大ともいえる東京藝術大学に通う生徒たちのルポ。イメージしていたのは情熱溢れる岡本太郎さんのような生徒たちだったのですが、読んでみると普通の大学生だなと感じで驚きました。
とくに「なんでこれやってるんでしょうかね?」って思わず自問してしまうような学生さんの話を読むと、自分が進学したときも似たような理由だったなと親近感が湧いてきました笑。
ただ、やはり日本の芸術の最難関大学に入学するだけあって、持っている才能や集中力、好奇心はすごいなと関心しました。とくに彼らの多くが使命感や功名心ではなく、”楽しい“からという気持ちで美術にのめり込む姿には羨望を感じました!結果よりも過程を楽しむ精神は人生を謳歌しているようで見習いたいと思ってしまいます。
そして、そうした学生たちを受け入れて余りあるほど藝大という環境があらゆる面で優れているのが伝わりました。だからこそ、本書のなかで紹介されるほどのカオスが産まれるのだと納得がいきました。
藝大が上野にあることや学祭の存在を本書で知ってこの秘境に興味が湧いてきました…読了後は尚更に足を運びたくなる…!そんな知らぬ間に藝大の魅力に取り憑かれてしまう一冊でした。 -
東京藝大の現役学生へのインタビューをもとに、藝大の学科、専攻の特徴や藝祭を紹介するとともに、いかにユニークな学生が集まっているか、さらには、その相乗効果もあってだと思うが、他の大学とは一線を画した大学の様子が描かれていて、超絶面白い。
まずは、藝祭に行ってみたくなった。
著者プロフィール
二宮敦人の作品






激安ジャングルのカーテンの向こう側ですか笑笑
あんなんもこんなんも描いてましたよヘ( ̄ω ̄ヘ)
激安ジャングルのカーテンの向こう側ですか笑笑
あんなんもこんなんも描いてましたよヘ( ̄ω ̄ヘ)
今、おびのりさんが読まれてるヤツです。
『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズです!
人は、いっぱい死にますよ。猟奇殺人で...
今、おびのりさんが読まれてるヤツです。
『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズです!
人は、いっぱい死にますよ。猟奇殺人ですけど。
内藤了さん布教しよ!w
今年もユキイチユーキの変態ワールドに巻き込まれてくれてありがとうです´▽`)ノ
来年もコメント欄でガンガン突っ込んでください...
今年もユキイチユーキの変態ワールドに巻き込まれてくれてありがとうです´▽`)ノ
来年もコメント欄でガンガン突っ込んでください!
来年も映画館独り占めできるといーねっ