かがやき荘西荻探偵局 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2019年4月26日発売)
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感想 : 27
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  • 本 ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101012711

作品紹介・あらすじ

お洒落な町・吉祥寺と文豪も愛した町・荻窪の間に挟まれた、ちょっと不思議な町、西荻窪。その駅近くのシェアハウスで暮らすのは、金ナシ、男ナシのアラサー女子三人組だ。小野寺葵は、一見知的に見えるが単なる推理オタクの31歳。占部美緒は、怪しげな中国地方方言を振り回す赤いパーカー女子で、元家電量販店勤めの30歳。関礼菜は、女子高生コスプレ好きの29歳、元は銀行員だ。このトホホな女子たちが、探偵やるなら滞納家賃は相殺という話に飛びついた! 大豪邸の殺人、深夜に回る洗濯機の怪、週末だけの秘密ミッション、「西荻向上委員会」からきた不思議な紳士。謎解きは、第三のビールとお喋りのぐだぐだ酒宴になるのがお決まりだけど、あれれ? 解決のヒントが! お気楽女子のゆるめな推理が心地よいミステリー。『かがやき荘アラサー探偵局』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 軽くてゆるいミステリー

  • 自宅から徒歩圏内の場所が舞台とあり、親近感を持ちながら読みました。

  • 安定の東川篤哉の小説。安心感を持って読むことができる。

  • 連作短編集。今作はユーモアはあるけどはっきりとしたギャグは少なめかな?最初はアラサートリオに全然感情移入できなくて「いまいちキャラが好きになれないなぁ…」って感じだったんだけど最後まで読むと地味に親近感を覚え始める。たぶん続きを読んだ時にはこのアラサートリオの事を好きになるんだろうなぁ。トリックは相変わらずありえるようなありえないようなギリギリの線を狙っていくスタイル。一番好きな話は洗濯機が深夜に誰かに勝手に回されるところから事件が始まる「洗濯機は深夜に回る」かな。

  • ライトミステリー小説。簡単に言うと登場人物たちの口語でのセリフ展開が砕けすぎていて、読みながら違和感になり続けた。
    ストーリーも軽すぎるし、一章読んでクローズドさせていただきました。
    登場する地域、吉祥寺から荻窪の間、謎に溢れた西荻窪はとても好きなので気になったのだが、この理由から完読できず。

  • 全員キャラが濃い。

  • 面白いけどやっぱりちょっと軽い

  • くすっと笑える面白さ!
    アラサーってところがいい!

  • おなじみ東川節炸裂のユーモアミステリー。
    お間抜けなキャラ同士の脱力系の会話は、
    もうこの人の独壇場と言えるか。

    ただお間抜けな奇天烈ストーリーな割には、
    起きる事件はシリアスで、よく人が死ぬ(^ ^;
    その分(?)謎解きは割と真面目で、
    バカミスではなく論理の破綻はない。

    破綻はないんだが、大元の設定が
    「アホがあり」の世界なので、
    「拾った洗濯機をアパート前に置いておいたら
     夜中に級に動き出した」みたいな
    何じゃそりゃ、という話を大まじめにしてたりするが(^ ^

    展開的に先が読めたり、予定調和が多かったりするも、
    そんなことが気にならないくらい「楽しく読める」一冊(^ ^
    これぞエンタテインメント! という感じ(^ ^

  • ミステリのトリックも、西荻窪という立地も、アラサー女子という探偵役もちょうどいいゆるさ。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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