かがやき荘西荻探偵局 (2) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2022年2月28日発売)
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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101012728

作品紹介・あらすじ

金ナシ色気ナシだが、酒は大好きというお気楽女子の葵、美緒、礼菜。西荻窪のシェアハウスで暮らす三人組は、滞納家賃を相殺する代わりに探偵になるが、次々と珍妙な事件が。「全裸殺人」事件、 狭小の犯行現場、ありふれた密室、 奪われたマントの問題……。謎解き、ときどきダラダラ酒宴、発泡酒で名推理。アラサー探偵団大活躍。『ハッピーアワーは終わらないかがやき荘西荻探偵局』改題。

感想・レビュー・書評

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  • アラサー、シェアハウスで暮らす知的・ヤンキー・JKコスプレの3人の女子が主人公。でも、何か設定が雑で感情移入できなかった。シェアハウスの大家さんとその秘書の方が設定が細かくて面白かった。この二人が主人公の方がもっと良かったかも。

  • 3人組なのだが,二人が事件を運び,探偵役は残りの1人だけなのだ….一方で,ミステリィの敷居を下げ,エンターテインメントとしての裾野を広げる役割を陽に担う筆者の意図は汲むべきだろう.できれば,本格ミステリィのネタをオマージュとして作られたこれらライトミステリィ的作品群を入口に,本格ミステリィにまでのめり込む読者が出てきますように.

  • お洒落なフレンチやアンティークショップがあるかと思えば、激安の居酒屋が軒を連ねる東京都杉並区西荻窪。ここで起きるちょっと不思議で、怪しげな事件を解決するのは――西荻窪駅近くのシェアハウスで暮らすアラサー女子三人組だ。小野寺葵は、推理オタクのメガネ女子31歳。占部美緒は謎の方言を振り回す、元家電量販店勤めの30歳。関礼菜は、JKコスプレ好きの29歳元銀行員。このお気楽女子たちが、探偵やるなら滞納家賃は相殺という話に飛びついた! とたんに奇妙な事件が次々と。「全裸殺人」事件、狭小の犯行現場、ありふれた密室、奪われたマントの問題……。謎解き、時々ダラダラ酒宴。発泡酒でもいけちゃうの。飲めば冴える探偵団の名推理やいかに。

  • シリーズ2冊目。西荻窪のシェアハウスで暮らす女性3人が、滞納した家賃の代わりに大家からの探偵依頼を請け負います。
    そのままでは長編には向かないようなアイデアを惜しみなく消費している感じです。3人の女性達はいずれも個性的なのですが、今ひとつキャラが立っていないような・・・。大家の法子夫人の方が、出番が少ない割に目立っているような気がします。
    私的には好みの設定なので、そこは星四つなのですが、ミステリとしてはちょっと物足りない気がして星三つです。

  • 西荻窪にあるかがやき荘に住んでいるアラサー3人組が、事件が起きる度に溜まった家賃の支払いの代わりに探偵をして、難事件を解いてしまうのが面白い。続編を楽しみにしています!

  • 「若きエリートの悲劇」★★★
    困難は分割せよならぬ不可解は分割せよ。
    「ビルの谷間の犯罪」★★
    「長谷川邸のありふれた密室」★★
    「奪われたマントの問題」★★★
    災難。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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