猫の息子: 眠り猫2 (新潮文庫 は 30-4)

著者 : 花村萬月

• 新潮社 (2004年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

新宿で最も有名な探偵"眠り猫"。俺はその息子だ。金にだらしない親父のせいで、俺はオカマのやってる呑み屋でバイトする羽目に。ある日、店に鷲尾という総会屋が現れた。舎弟・富士丸を引き連れて。そして富士丸は、おもむろに店をぶっ壊し始めたのだった。-確かに俺は奴らの匂いに惹かれた。友情も感じた。だが、俺たちは出会ってはいけなかったんだ。『眠り猫』の興奮再び。

感想・レビュー・書評

[beakmarkさんの感想 · 2019年1月20日]

どうやら連載ものだったらしいことを考えると納得はいきますが、ちょっと中途半端な感じはしました。

[ren0501さんの感想 · 2014年3月22日]

かなり、面白かった。

[bubu-oさんの感想 · 2013年3月23日]

前作より面白い。

愛情と憎しみ。

紙一重な感情のあいだをゆらゆら揺れながら成長していく主人公がたまりません。

[みかりんさんの感想 · 2011年6月27日]

「眠り猫」の続編。前作では冴子視点で描かれていたが、今回は猫の息子のタケ視点で。猫とタケの微妙な家族関係が何ともいじらしい。

[flounder532002さんの感想 · 2011年5月17日]

格闘シーンがリアル。11.5.17

[とろ子さんの感想 · 2007年9月6日]

「あー、そこまで言う？　息子だよ、息子。俺は猫の息子だよ」<br>
「そうだ。おまえは猫の息子だ」<br>
顔をぐしゃぐしゃにして、目を湿らせて笑う感じ。

[けいちかさんの感想 · 2007年6月26日]

これも続き物。眠り猫というあだ名の元警察官である探偵の息子、タケを主人公にした物語。「眠り猫」を読んだのがかなり前で、正直内容を忘れているので、もう１度読みたくなった。いつもの花村さんより、ちょっとだけ大人し目かも(エログロ度が低いかもしれない。全くない訳ではないが)。

[ruin_kamさんの感想 · 2007年3月16日]

久しぶりにはらはらしたものを
読みました。ただ、最後はやっぱり
そうなるのねと…。

[yayaさんの感想 · 2007年1月23日]

いいねぇ。高級な人たち。抜くとこと締めるとこのアンバランス感がいい。

[matsuri90さんの感想 · 2006年11月20日]

冴子さんかっこよすぎる！

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」