- Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101013282
感想・レビュー・書評
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初読
百万遍青の時代→古都恋情
の時系列なので、順番間違えたかと思うけど
こっちは下巻、あっちは上巻しかないからまぁいいや…
どちらの欠けた上下巻を読む事はあるのだろうか?
牛乳配達の住み込み仕事から始まる下巻。
相変わらず?不思議にモテモテの惟朔君が。
彼を気にいるヤクザとか、組長の奥さんとか
なんともそれっぽい
構えるから相手も構える、欲しがらないから欲しがられるとか
あー、わかるわソレって箇所もあるのだけど
やはり「自叙伝」感がなんともこっ恥ずかしく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
惟朔の生き方は常人とは言えないし何を求めているのか?人間とは人と人の間、常に他者との交わりを持つもので、人との繋がりを拒否して離れるのが人、孤独が人間を人に戻す。絵画に目覚めたり、喫茶店などで働くこともあったが長続きしない。暴力に捌け口を見つけドラッグに走る。浮草ぶり根無し草ぶりが身に沁み不安に囚われるが、今一生き方を見出だせないでいる。組の姐さんと関係を持ち、再度幸子のもとに身を寄せるが、結局京都に向かう。特急銀河に乗り込む惟朔は「逃げるのではない、旅立ちだ」というが。読んでて痛いなぁと感じる。
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威朔が思い悩み成長していく過程が如実に感じられる。誰もが悩む少年期なのか。
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上巻に続いて、少しずつ大人になっていく過程の話。面白いんだけど、やっぱりしんどくなって、この続きは読んでません。
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物語が一気に進行して行き、非常に
面白いです。主人公の内面に潜む
孤独がすごく漂っているなと感じます。