- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101013619
作品紹介・あらすじ
世界は広い。ところ変われば、肉も変わる。100以上の国を旅して味わった、日本では食べられない動物たち。乗るより食べたいラクダのケバブ(エジプト)。ワインと合わせたビーバーのプラム煮込み(リトアニア)。恋する女子大生が大好きなヒツジの脳みそサンドイッチ(イラン)。コラーゲンたっぷりでお肌プルプルになるアルマジロ(グアテマラ)。サンタさんの友達トナカイは、カルパッチョにして食べてしまう(スウェーデン)。旅のおもしろさは、いい人も悪い人も、おいしい肉もまずい肉も、ぜんぶひっくるめて“出会い”にある。楽しい旅と忘れられない味の記憶を直筆のかわいいイラストと共に綴る、めくるめく肉紀行! 解説・丸山ゴンザレス。
感想・レビュー・書評
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世界を旅する中で経験した、変わった肉料理のエッセイ。
現地の人と交流することで、その土地ならではの料理と出会っていく。
ラクダ、キリン、リャマ、アルパカ、雷鳥、トナカイ、ビーバー。
食用というイメージのなかった生物もおおく、ほんとうにめずらしいラインナップ。
おいしくないケースもあるのに、毎回果敢に挑戦していくのがタフ。
国や宗教によって、食べるものはほんとうに大きく異なるのだと、感じさせらる。
日本人があまりおとずれなさそうな場所もあり、実際あぶない経験も。
料理だけではなく、自分にはできない旅エピソードが興味深い。
筆者自身の挿絵もユーモラスで、たのしかった。 -
世界にはこんな場所があるのか!そして、これを食べてしまうのか!と驚きながらも興味深い内容。
宗教や慣習の違いも面白い。
食べた肉への感想が忖度なしの正直なもので、もしかしたら食べたいと思う肉もあるかも? -
クレイジー「グルメ」ジャーニー、世界一周の旅に出た著者が出会っためくるめく肉たち。
ラクダのケバブ、キリンのジャーキー、アルマジロのブラウンシチュー、イグアナのスパイス炒め、トナカイのカルパッチョ、ビーバーのプラム煮込み……。
世界ではいろんなお肉が食べられているんだなぁ。
旅先で出会った人たちとの、交流や会話のやり取りもポップですごく楽しそう。
数々の面白&衝撃エピソードに、「写真でみたかったー!」という気持ちもありつつ、ゆるかわ猫ちゃんの素朴なイラストがそれをいい具合に緩和してくれてもいる。
誰かにおすすめしたくなる一冊です。 -
進化論で有名なダーウィンは、モリフクロウを食べたそうです。そこから興味をそそられて購入しました。
日本では禁止されていないものの、食べようという気にならない動物が多い事に気が付きました。
個人的に興味深いのは羊の脳みそ。白子のような、豆腐のような舌触りなんだとか。形が気になるなら、すり潰して成形しても良いのかなと思いました。
そういえば、日本では牛の脳みそは廃棄されてしまうのでしょうか。ちょっと気になりました。
作中に「悪魔の使い」的な動物が何度も出てくるのも面白かったです。
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「世界は広い。ところ変われば、肉も変わる。100以上の国を旅して味わった、日本では食べられない動物たち。乗るより食べたいラクダのケバブ(エジプト)。ワインと合わせたビーバーのプラム煮込み(リトアニア)。恋する女子大生が大好きなヒツジの脳みそサンドイッチ(イラン)。コラーゲンたっぷりでお肌プルプルになるアルマジロ(グアテマラ)。サンタさんの友達トナカイは、カルパッチョにして食べてしまう(スウェーデン)。旅のおもしろさは、いい人も悪い人も、おいしい肉もまずい肉も、ぜんぶひっくるめて“出会い”にある。楽しい旅と忘れられない味の記憶を直筆のかわいいイラストと共に綴る、めくるめく肉紀行! 解説・丸山ゴンザレス。」
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アフリカのところが好きかな
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これだけの珍味⁈を実食する勇気に感動する‼︎
食レポの表現が味を想像しやすい言葉なので、この本を読んでいると、自分が旅の中でいろんな肉を食べているような感覚になれて楽しかった♪ -
イグアナって美味しいんだってよ!
キリンって、……まずいんだって!
ユーラシア、アフリカ、中南米、ヨーロッパ、アジア、そして、日本。
世界にはいろいろな動物がいる。
そしていろいろな文化がある。
多様性のある生き物、多様性のある文化。
時代は軽やかさを求め、個人の違いを尊重しようと変わりつつある。
まずは試してみなくちゃ、レッツイート!
水牛といえば、モッツァレラチーズ。
スーパーのモッツァレラは牛乳だけど、あの食感と味が大好きなのだが、肉の方はどうかな?(固いらしい……。)
インドといえば牛は聖なるものだが、水牛は「悪魔の使い」だから食べていいそうだ。
雷鳥といえば日本では天然記念物で、うずらみたいな丸っこさで、可愛くて(ぬいぐるみが実家にある)。
それをスウェーデンでは食べるって?!
でも、魚のはらわたのもっと苦い味がするらしい。
禁忌は禁忌のままにしておくほうがよさそうだ。
ヨロイナマズの話は、日系人の苦労が偲ばれて、食べ物の話なのに、なんだか沁み入る。
「ヨロイナマズは環境に強い魚。我々日系人も、強くないとアマゾンで生きていけなかったから、ちょっと似てるんだ」(113頁)
なんて、ご馳走してくれた方のお話。
それにしても、ピラニアとかアロワナとか、アマゾンの魚は生命力が強そうだ。
私もうじうじ泣いたり落ち込んだり閉じこもったりしてないで、逞しくならなきゃなぁ。
他にも日本では食べられない、食べない肉がたくさんで面白い。
文化を感じるのも、料理本としても(?)楽しめる。 -
会社を辞めて世界一周旅行に出た女性が出会った各国の肉料理。アルマジロ、ビーバー、アルパカ、ワニなど。可愛いイラストで紹介。
既に訪れた国は100以上の筆者。食事はもちろんのこと、何より現地の人々との会話やハプニングも含め、旅を心から楽しんでいる。肉自体より旅全体が楽しい。筆者の明るいキャラに何より好感が持てる。
「旅のおもしろさは、いい人も悪い人も、動物も食べ物もひっくるめて出会いなのだと思います。」