オルガニスト (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101014210

感想・レビュー・書評

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  • 読んで損はなし。

  • ウィットに富んだ知性的な文章。

    導入部の引き込みも心地よい。

    ただ、終盤のSF展開に完全においてかれた。


    教会にあるオルガンの音色を直に聞いたことはないけれども、昔からあの荘厳な佇まいだけでも心惹かれていた。
    生演奏はさぞかし美しい響きなのでしょう。

    嗚呼、聴きたい。。

  • ラジオドラマ青春アドベンチャーで聴く。

    青春もの+ミステリ+SFアドベンチャーという様々な要素が織り込まれている。
    さらにいえば、「人間の進化」に関するひとつの提案でもある。
    「ぼくは音楽になりたい」という台詞が、すばらしい形で結実する。
    それは人間がひとつ上の段階に達した瞬間であり、神や天使に近づいたということでもある。

    かなりの傑作。原作も読みたい。

  • これはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。。
    ずいぶん前に1度読んだ時は、とても恐ろしい印象だけが残ったけど、今回は怖さだけじゃなく研ぎ澄まされた美しいものを感じました。
    「音楽になりたい」とは、普通に聞けば情熱を秘めた夢の言葉に聞こえるけど、この本では神の領域に足を踏み入れようとする禁断の言葉ですね。

  • Special Thanks for milkywayちゃん♪

    凄い!!の一言に尽きる。
    作者はいったい何者なんだ??と読みながら何度も思った。
    そしたら、最後の解説に丁寧に経歴が書かれてて、
    皆同じこと思うのね~と。
    とにかく緻密な描写と、精巧な構成に圧倒される1冊。
    それにしても、人間を辞めてまで追求したいものがあるってことは
    狂気かもしれないけれど、ある意味素晴らしい事だと…。

  • こわかった。読後は、あまりいい気分ではなかった…。

  • 「音楽になる」ってスピリット的な意味かと思ってたら、意外と物理的だったのだな・・・。

  • 気持ち悪かった…。でも音楽家って多かれ少なかれこういうところがあるんだろうなあ。

  • 怖い。けれど面白い……。ハードカバーで持っているけど文庫で再読。他の著作もチェックしたい。

  • ドイツの音楽大学ヴァイオリン科助教授である主人公の元に、友人からある新進のオルガン奏者の演奏を評価できる人物を紹介して欲しいとの依頼があった。高名なオルガン科の教授とは友人であった彼の天才的な弟子を通じて以前交友があった。しかし、いまや失踪してしまったその友人に対し彼は償いきれない苦い出来事があった。第10回ファンタジーノベル大賞受賞作。タイトル通りのストレートなオルガン小説。ミステリの要素でリーダビリティは高いし、著者のクラシックに対する造詣の深さ(こちらは詳しくないけど)、アイディアの詳細さには舌を巻く(工学部出身らしい)。オルガンという素材を使った技術と芸術をテーマにした小説でもあって、テクノロジーが大きな役割を果たしているのでこれはまさにSF(発表当時は舞台は近未来)。organには‘器官’という意味もあってその辺も織り込み済みだろう。クラシックファンにとってどうなのかはわからないが、正攻法な音楽小説として特筆すべき作品だと思う。

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