憑神 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 392
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101019246

感想・レビュー・書評

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  • エンターテイメントとして秀逸な本

  • 映画化されたので、気になって読んで見ました。

    お家の危機に神頼みをした神社が、3つの神様(疫病神、貧乏神、死神)が取り憑く神社だったと言う、お話。

    神様なのに、可愛らしく人情味のある様がとても読んでいて面白かったです。主人公の、性格の良さと誠実さも心を打たれます。

    ただ、最後話が大きくなりすぎてしまって、感情移入がし辛かったです。。

  • 楽しかった。この疫病神がとてもひょうきん。

  • 八百万の神様は人とは違う力を持った別の生き物?なのかなぁ〜勝手に人間に色々期待されても困るんだろな〜一応自分の生活もあるみたいだし!と考えると親近感が湧く。上から色々言われるって…

  • 2010/5/14

    映画は見てないが西田敏行のなんとなくのイメージで、単なる御伽噺かコメディかと思って読みはじめた。息抜き脱力読み物のつもりが、このコミカル設定でシッカリ浅田ワールド、流石!と唸る。その構想力と構成力は凄いのひとこと。吉本新喜劇さながら磐石の安定感、やはりこの小説家は稀代の脚本家だと思う。

    −むろんたかだかの御禄のためではない。御家大事とする小さな忠心の集合が、大いなる忠となって政をなす国を形作る。民を安んずる。おのが家を守ることすなわち、天下を治むる武士道にちがいなかった。

    −「喧嘩ってのァ、勝ち負けじゃあねえ。勝ちっぷりと負けっぷりだ」

    −「限りある命が虚しいのではない。限りある命ゆえに輝かしいのだ。武士道はそれに尽きる。生きよ」

  • 【内容】
    ときは幕末。
    文武に秀でるも、うだつの上がらない貧乏御徒士がいた。
    そしてひょんなことから3人の邪神に憑かれて四苦八苦する話し。
    ファンタジーもの。

    【コメント】
    登場人物たちも邪神たちもよいキャラクターをだしている。
    話の展開も設定もよいと思うしうまくまとまっている。
    面白いとは思う。

    気になったところ。
    主人公の彦四郎は、あまりにかたくなで主従関係とお家に縛られている。
    今ある境遇を疑いもせず受け入れ、自分の至らぬところを責めるという
    思考パターンをしている。そして最後の死に様にむかう展開は必然なのかもしれない。
    が、自己中の勘違いでもいい。誰かを守るためだったり武士の誇りや意地を通すことでもいい。
    そんな思いをもって行動してくれた方が感情移入できるなぁ。

  • 初めて読んだ作家さん。何故、今まで読まなかったんだろう。自分の人生を選ばれし運命と捉えると、前向きにぬるという事が、理解できた。息子に殺意を抱かれた時に褒めれるか?武士とは、そこまでの覚悟だったのか?最後は感動した。淡々と読んでいたのに自分でもビックリした。読んで良かった。

  • 良く出来た話だと思う。
    でも感情移入はあまり出来なかった。かな?(汗)

  • 武芸にも勉学にも秀でているが、生真面目で曲がったことのできない容量の悪さにより、婿養子先から追い出され、実家の居候の身となり果てた御徒士の次男坊が、酔っ払ってお参りしたお稲荷様は、なんと三大厄神をまつる稲荷であった。

    貧乏神、疫病神、死神と次々と厄神に取りつかれながら、神にさえ同情され、時には神を利用しつつ、神を凌駕するまでの人間の生き様を見せるまでに変わっていく主人公の姿がすがすがしく、そして武士であり、めっぽう恰好がよいです。

  • 面白かった~

    病室で笑いをこらえながら読んだ。

    貧乏なというより、運の悪いお侍のとても深い思いのお話。


    だけど、笑えた。
    馬鹿なんだけど神力のある小文吾が本当に面白い。
    そして貧乏神、疫病神の人のいいこと(笑)

    かたくなまでに武士道を貫く彦四郎の最後は実にアッパレで切ないお話。

       病室にて読了

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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