憑神 (新潮文庫)

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レビュー : 392
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101019246

感想・レビュー・書評

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  • 幕末の動乱の中、御徒士で、代々将軍の影武者約となる役を仰せつかる別所家の出戻り婿である主人公、彦四郎が3人の憑神に取り憑かれる話だが、根底は江戸の時代とともに滅ぶ武士の潔さがテーマで、最後は死神が死地に追いやるのだが、勝安房守海舟も無駄な死と評している主人公の酔狂に元妻の八重も含め、賛同しているところに納得がいかない。
    3人の憑神のキャラクターや榎本武揚など実在の人物との絡みなど見どころもあり飽きずに読めました。
    個人的には明治の世に乗り遅れたラストサムライよりは時代を読み行動できる主人公を求めたいところです。

  • マミちゃんに借りた。
    内容は失念。

  • 小説新潮2004年9月号〜2005年5月号連載のものを2005年9月新潮社から刊行。貧乏神、疫病神、死神に憑かれる彦四郎を幕末動乱の時代に合わせて語って行くのが面白い。

  • 最初から怒涛の展開でありながらも、
    人情交えて江戸後期の江戸の様子を見させてくれる話。
    貧乏神・疫病神・死神がなんとも良いんだな。
    人物の書き分けも素晴らしいんだな。
    でも、彦四郎の最後って
    “ラスト・サムライ”なんだよなーと考えながらも、
    武士って本当は悲しいもので、
    武士でない自分にゃわからない生き方だよなーと、
    ヘンに納得してしまいました。

  • 浅田節でサクサク笑いながら読み進めた。
    内容も面白かった~!

  • こんな神に取り憑かれてはたまらない。
    取り憑かれるのがお役目に真面目であろうとする武士なら、取り憑く方も役目を怠けたりはせぬ神であった。
    とはいえ、ゆるさも見えれば情に揺らぎもする。
    両者人間同士だったなら、ひょっとしたらいい飲み友達になったかもしれぬ。

    小文吾がいい。また、いい加減であかんたれな兄様にはちょっと同情。
    宿替えなんて、この立場に立ったらどうする!?

    ほんわりとした温かさが残った。
    決して出逢いたくはないけれど、見てはみたい神々だった。

  • 貧乏神、疫病神、死神の三巡稲荷に憑かれた御家人が将軍の影武者として死に場所を見つける

  • 読むのが面倒になった。断念します。

  •  幕末時代小説、嫁ぎ先の策力で出戻った貧乏御家人別所四郎がひゅんなことから貧乏神、厄病神、死神の3人に憑りつかれるというお話し。

  • ちょっと雑いほうの浅田次郎

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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