- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101019246
感想・レビュー・書評
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2015年12月18日読了。
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読んで良かった。
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貧乏神、疫病神、死神の3巡は堪える。幕末の貧乏御家人はそんなものだったろう。
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2015/04/20
貧乏神、疫病神、死神に憑かれる武士の話。
誰もが憑いて欲しくない神様達を味方につけてのし上がっていくサクセスストーリーなのかと思ったが、その実は武士の生き方や精神の美しさ、格好良さを描いた物語。
ラストの彦四朗が格好良すぎる!
資格試験勉強明けにマンガ感覚でリラックスして読めた。いい本でした。 -
タイトルからして、陰陽師的憑物落とし的な内容かと思っていましたが、全くちがいました(笑)
彦さんの武士ぶりには頭が下がります。 -
久方ぶりに楽しい本に出会ったカンジ。「限りあるからこそ輝かしい命」には泣けた。まさに抱腹絶倒にして、やがては感涙、男彦四朗!浪曲がごとき
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浅田さんは、普通の小説と求めている筋が違うなあ、と思っていたのですが、それは『死に場所』なのかもしれません。
普通の最近の小説は、生きる場所や、再生について書くものですが、浅田さんは違う気がする。どっちかというと、明治以前の日本の美意識。家と忠義と個人の誇りと死。浄瑠璃や歌舞伎で延々と語られてきた、日本人の美についての根源的なテーマ。だから読むとなんか違うな、って違和感と、馴染みがなくてもなんとなくわかるなあ、共感できるなあといったちょっとした感動がダブルでやってくるのだろう。 -
ちょっと読みにくかったなぁ。