地獄変・偸盗 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2020
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101025025

感想・レビュー・書評

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  • 芥川がね、大好きなんです。

  • 表題作の二つはもちろん、藪の中も面白かった。一つの事実と、三者三様の真実。
    どれも歴史書? に書かれたほんの短い短編をモチーフにしたパロディのようですが、芥川文学の無常観が出ていて、面白いけれど荒廃した気分になる。いや、面白いんですが!

    地獄変は、物語は有名なので分かっていてもやっぱり恐ろしい話です。
    偸盗は女盗賊の怪しさが好きだな。荒廃しきった都の雰囲気は、羅生門と通じています。

  • このひとの文章はすごい。引き込まれる。
    今回は表題作しか読めなかったけども、これは今後読みます。

  • 地獄変の薄暗さがたまらない!とても好きすごく好き。
    芥川は一番好きな文学者。

  • 08/06/15
    あー好き。『今昔物語』と『宇治拾遺物語』を典拠にしてるから、「芥川がこんなストーリーを…」みたいなのもあって新鮮だった。

    「偸盗」「地獄変」「藪の中」の三作は好き。有名なだけあるね。特に「地獄変」。薄暗い恍惚とその直後の絶望感。絵に篭められた鬼気と色彩が伝わるよう。たまらない。かなり好き。「藪の中」は事実とは相対的なものなんだってのを実感する。

    やっぱり書き方が好き。

  • 裏表紙
    “王朝もの”の第二集。芸術と道徳の相克・矛盾という芥川のもっとも切実な問題を、「宇治拾遺物語」中の絵師良秀をモデルに追求し、古今襴にも似た典雅な色彩と線、迫力ある筆で描いた『地獄変』は、芥川の一代表作である。ほかに、羅生門に群がる盗賊の悽惨な世界に愛のさまざまな姿を浮彫りにした『偸盗』、斬新な構想で作者の懐疑的な人生観を語る『藪の中』など6編を収録する。
    目次
    偸盗
    地獄変

    往生絵巻
    藪の中
    六の宮の姫君
    注解 三好行雄
    解説 吉田精一

  • 学校の課題で読んだ本。地獄変しか読んでないけど。
    色々難しい言葉があって疲れたけどなかなか面白い。

  •  「偸盗」は芥川らしくないメロドラマだなーと読んでいたら、芥川自身も自分の一番の悪作だと自嘲していたとか。
     「地獄変」は自身の娘が焼け死ぬ様を題材とした作家の業と人間性の対立を描いていて、この短編集のなかでは一番好きな作品です。「藪の中」は一つの事件を様々な人の視点から描いて構成の妙を楽しむことができます。
     「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」などに比べれば、知名度は劣るかもしれませんが、「地獄変」「藪の中」を読むためだけに買ってしまっても良いかもしれません。

  • 『地獄変』は迫力があった。すごい物語だった。『偸盗』も面白かった。盗人たちの戦いとかはやっぱり迫力があった。
    『藪の中』関係者の証言がよかった。全体的に好きな作品で構成されていてよかった。

  • 芥川氏『藪の中』面白いです。
    是非一度お試し下さい。

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著者プロフィール

小説家(1892-1927)。東京帝国大学文科大学英文学科卒業。創作に励むかたわら、大阪毎日新聞社入社。「鼻」「蜘蛛の糸」など数多くの短編小説の傑作を残した。1927年、服毒自殺。

「2020年 『羅生門・鼻・蜘蛛の糸 芥川龍之介短編集 Rashomon, The Nose, The Spider Thread and Other Stories』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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