地獄変・偸盗 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2022
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101025025

感想・レビュー・書評

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  • 芥川の「王朝者」作品集。「地獄変」道徳性を超越した――善との紐帯を断たれた――美への狂執が凄絶。「藪の中」世界という同一の場で繰り広げられている個々の人生が、互いに相容れぬ各々の解釈を通して、各人各様に、生きられている。

  • 『六の宮の姫君』から菊池寛と芥川の“玉突き”うんぬんを想像できる読者が一体何人いるのかなあ?と、読むたび思ってしまいます。

  • 話自体はきっついが、すらすら読める。
    心理描写がまた巧み。
    私は藪の中がなんとなく好き
    あの人間くさい主張がたのしい

  • 芥川の「王朝物」と呼ばれる、『今昔物語』や『宇治拾遺物語』の作品をヒントに、さまざまな人間の顔を描く短編集。表題作「地獄変」では、主人公の絵仏師良秀が、秀麗な地獄変の屏風絵を描きあげ、評判を上げるのと裏腹に、大切なものを失う。

  • 地獄変すごい好きなんだよなぁ。しつるせいとくかな!の絵仏師良秀の話…のはず。芥川作品(羅生門・蜘蛛の糸・地獄変)をモチーフにした交響曲があると友達に聞いたので、それと合わせて読んでみたいな。

  • 地獄変・偸盗の、表題作二本はやはり「羅生門」が苦手な自分には少し匂うような感覚が纏わりつくようで、一度ではきちんとは読み取ること適わず。時間を置いて再読したいと思う。
    それらよりも、「竜」と「六の宮の姫君」が読みやすく面白かった。全体を通して、もう少し自分に読解力が欲しいところ。

  • 「地獄変」
    ストーリーは知っていたので、多分前に読んだことがあったはず…
    おっかない話でした。でも、おっかないで終わらせてはいけない作品なのでしょう。

  • 難しくって・・・。
    私にはなかなか理解できずでした。

    でも、地獄変とか、
    最後の最後の1ページ?何行かの迫力がすごかった。
    ああ!そういうこと!?
    みたいな。
    その最後を言うための
    長い長い前置きだったとしたなら
    それもありなのかなって
    新しい小説のイメージが出来た。

    藪の中は国語でやったから知ってたけど
    いい。
    人間の自分勝手さがよく出てる。
    人によって言うことが少しずつずれているっていうのは
    よくありそう。

    そして、最後まで答えも見えないって
    どれだけ新しい手法なんだよ!
    スゴイなあ。

    けど、
    全体的には文章が旧体なので
    とっても読みづらいです・・・。

  • ・地獄変
    私は芥川の日本語を本当に他と比べようが無いくらいずば抜けて綺麗だと思っていて、音読して呼んでいるとぶわっと鳥肌が立ってしまったりするんですけど…それでこんなにキチンと敬語使われちゃうともう、もうどうしていいかわからない!言葉の一つ一つが気持ちよくてしょうがない!!

    話の起承転結の、起承転まではぞっとするくらい引き込ませてくれたのに最後の最後で然もありなん締めになってるのが少し残念だったかなあ。でも芥川って基本的に全部の話しそうなんだもん、慣れちゃう。

  • 森見さんの「新釈走れメロス」のために読み直すことに。と思ったら読んだことなくてびっくりでした。さて、どれもいいのですがやはり「藪の中」に尽きるなあというのが本心。事実とか真実と思っているのはこんなものですね。

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著者プロフィール

小説家(1892-1927)。東京帝国大学文科大学英文学科卒業。創作に励むかたわら、大阪毎日新聞社入社。「鼻」「蜘蛛の糸」など数多くの短編小説の傑作を残した。1927年、服毒自殺。

「2020年 『羅生門・鼻・蜘蛛の糸 芥川龍之介短編集 Rashomon, The Nose, The Spider Thread and Other Stories』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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