父の肖像 (下) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年12月22日発売)
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本 ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784101025308

感想・レビュー・書評

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  • 堤清二氏死去にともない、恥ずかしながら辻井喬だったとしらなかったので、何か読もうと捜して手に取った一冊。
    堤一家の内紛は、週刊誌を賑わせていたものの、当時は子どもだったため、その内紛の要因なども知りたくてこの本を選んだ。

    解説の三浦雅士曰く、「ジャコメッティのデッサンを思い出させる」とあるように、筆者の断片的な父の肖像のデッサンが、作品の中で次第に輪郭が浮き彫りになっていく。ただ、そのデッサン風の描き方は、感情移入して読むには少々邪魔だった。

    しかし、辻井喬を意識したのは初めてだったのに、最初の数ページでかつて読んだことを思い出す……。

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著者プロフィール

小説家、詩人。元セゾングループ代表。著者に『茜色の空』など。

「2010年 『大澤真幸THINKING「O」第4号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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