人とつき合う法 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101026053

作品紹介・あらすじ

誰しも苦手な人がいる。酒癖の悪い人もいる。一方で、ウマの合う人がいる。社会で生きるということは、様々な人たちと、時には自分を殺して、時には少し遠ざけて、上手にやっていくことかも知れない。博覧強記の教養人河盛好蔵が古今東西の偉人先賢先哲の名言やエピソードとともに人づき合いの極意を開陳した本書は人生のバイブルとして昭和の大ベストセラーとなった。待望の注釈付新装復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 評論家・河盛好蔵が古今東西の偉人たちの名言やエピソードとともに、人付き合いの極意を提示する。

    イヤなやつ/ 秀才気質/ つき合いのいい人/ 名もない虫/ 割勘について/ 悪口について/ 物くるる友/ 他人の秘密/ 話題について/ 酒の飲みかた/ 時間を守ること/ 言葉づかい/ 二人の友/ 中身と額縁/ 古い友、新しい友/ 礼儀について/ 虫のいどころ/ おせじについて/ 父親とのつき合い/ 師弟のつき合い/ 兄弟のつき合い/ 親友について/ ライヴァルについて/ 友達のできない人/ よき隣人/ 母親について/ ガールフレンド/ 遠来の客/ 金銭について/ 旅の道づれ/ 悪友に手を出すな/ 約束について/ エスプリとユーモア/ 喧嘩について/ 紙上でのつき合い

  • 若い頃この方の翻訳にはお世話になったが、こんな本を出しているのは全く知らなかった。
    さらっと読めるが、痒い所まですらすらかけるのはさすが。
    翻訳者らしい言い回しも多い。

  • ところどころタメになる箇所もあり。
    テイストとしては、山口瞳の「礼儀作法入門」に近いか。

    こういう文章をさらりと書ける筆力もうらやましいが、これを堂々と雑誌に載せて受け入れる読者や社会というのも、もはや懐かしくなってしまった。

  • 面白かったです。タメになるというより、ちょっと笑えたり、なるほど~と思えた。人とうまく付き合う方法が書いてあるわけではありません。人付き合いのエピソード、著者自身が人付き合いにおいて感じたことなどが率直に書かれている。最初に著者自身が自分の人となりを書いているけど欠点ばかりを揚げ、とても自虐的(出身が大阪だからかユーモアのセンスがありそう) 何もそこまで書かなくても~とも思わないでもなかったが、そこを読んで、ぐっと著者に親しみを覚えたのは確か。面白かったので著者の他の本も読んでみたいと思った。

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