- 本 ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101030067
感想・レビュー・書評
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室園元さん僕の記憶では、あの日おじいさんは「俺も小説を読むんだ」と言ってたような気がする。川端康成じゃなかったっけ?僕の記憶では、あの日おじいさんは「俺も小説を読むんだ」と言ってたような気がする。川端康成じゃなかったっけ?2022/05/27
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setsusan3さん川端康成だっけなあ。なんかラジオで小説を聴くみたいなことは言ってた気がする。川端康成だっけなあ。なんかラジオで小説を聴くみたいなことは言ってた気がする。2022/05/28
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後期志賀直哉の短編集。
より情景描写に寄った作品が多く、より美しい作品が多い。
表現は繊細でその風景や温度や心持ちまでリアルに追体験できる。
毎日、仕事や日常生活に身を置いていると、決して体験できないような落ち着いた気の持ち方とか。
今の時代では決して体験できないような時間の過ごし方とか。
自分自身が旅行や景色を見に行ったとしても、心のなかでは帰り支度のことや明日のことなど脳裏に浮かんでいたりするもので、その点志賀直哉の特に後期の短編小説を読み、その世界観に入り込むことでより実際の旅より深く旅に出ることができたような感覚さえ感じる。
セミリタイア願望を満たしてくれる唯一無二の小説かもしれない。
新潮文庫では本来、志賀直哉の短編集は時代別に3集発売されていた。
前期の『清兵衛と瓢箪・網走まで』、円熟期の『小僧と神様・城の崎にて』、後期の『灰色の月・万暦赤絵』
人気の高い上2集は常に手に入るのだが、この後期の『灰色の月・万暦赤絵』は人気がないのか廃刊になってしまっている。
全集を買うか借りるかすれば全作品を読めないこともないけれど、やはり文庫サイズで気軽に読みたいと思い常々古書を探していたらわりと綺麗なものを手に入れることができた。 -
自転車のエピソードで好きなのがあったなとうろ覚えで再読。
合う合わないもありそうだが、昔の文体なのにあまり気にせず読めてしまうのは凄いことだと思う。
日常の小さい話が多いのに文学作品として読めるのは、さすが文豪。
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好きだなあとしみじみ思います。文体が。優しさが、明るさが、にじみ出ています。
「絶対的な自我肯定」というのは、生まれつきなのか、努力で勝ち得たものなのか、わからないけど、尊敬するほか、ないです。表紙のまなざし、こんな目をいつかしてみたい。 -
「豊年虫」「朝昼晩」(2005年)
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「早春の旅」(2009年) -
未読
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思考スキャン
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志賀直哉後期の短編集。直哉自身はこの後期こそ自分にとって価値のある短編だと述べている。平凡に思えることを、信頼できる文章で記してあり、好感をもてる。
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5/8読了。おちつく。
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志賀直哉の作品





