- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101031613
作品紹介・あらすじ
佐藤春夫と堀口大學は、仲良しすぎて恋人だと疑われた? 芥川龍之介は友達を思って己のパンツを貸した? 国木田独歩と田山花袋はケンカばかりなのに同居していた? 「ぼくのお父さんになって」と懇願される夏目漱石? 近現代史にその名をとどろかせる文豪たち。彼らの人間関係は一口に友情と呼ぶのもはばかられるほど濃厚な魅力に満ちていた。文庫化に際し、新章を加え大幅改稿した完全版。
感想・レビュー・書評
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祝文庫化!
文豪好きならこれを読め! ただの"友情"と呼ぶには濃厚すぎる関係性の嵐を描く、石井千湖『文豪たちの友情』が新潮文庫より登場!|株式会社新潮社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000326.000047877.html
文豪たちの友情 | 立東舎
http://rittorsha.jp/items/17317418.html
1.佐藤春夫と堀口大學(石井千湖『文豪たちの友情』発売記念特別連載) - コラム
http://rittorsha.jp/column/2018/04/1.html
石井千湖 『文豪たちの友情』 | 新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/103161/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この時期の文豪の仲の良さがわかる面白い本でした。しかし、萩原朔太郎は酷い!美少年だと思ってた室生犀星が背の低い頑強な男だったとか書くな!(笑)その後二魂一体の親友になったけれども。それ以外にも様々な仲の良い文豪たちが物語と共に出てきて、かなり読みやすいお勧めブックガイドなども付いた親切な本でした。
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「ああ友よ佐藤春夫よかかる時恋人よりも恋しきも汝(なれ)」(堀口大学)
「君だけは知ってくれる ほんとの私の愛と藝術を」(室生犀星→萩原朔太郎)
「いたって非社交的な私にとって、乱歩はただひとりのひとだったのである」(横溝正史)
ちょっとあなた方仲良すぎません~!?とにんまりしてしまうエピソードが満載。文豪だけあって親愛の表現も豊富。
武者小路実篤が志賀直哉に送った、「僕はおこってゐる、ほんとにおこってゐる、あとで電話をかけておこるが今はハガキで怒る、」が可愛いすぎた。ぷんすこ。 -
挿絵が今の時代こういう方が売れるんだろうと思いつつも彼らの写真そのままでいいよなと思わないでもない。
内容は適度に掻い摘まれていて読みやすいが、やっぱり戦前の作家はそれこそ「文豪」と称される人物が多いものの、局所的に渉猟する程度に落ち着く。 -
#885「文豪たちの友情」
明治大正昭和戦前の文豪たちの人間関係に特化した一冊。既知の事項が多いですけど、かうして丸ごと一冊そのテエマで語るといふ切り口は中中面白うございます。
現在だつたらマスコミやSNSの好餌となりさうなネタで溢れてゐます。田山花袋や国木田独歩、葛西善蔵や嘉村礒多など、名前を聞いただけで文学少年だつた時分を思ひ出すのでした。 -
学生時代に好んで読んだ近代文学。
当時は文学を読むということしかしなかったけれど(太宰治は卒論に選んだので少しは知っていた)、社会人になってから文豪たちの人となりに触れるエピソードなどを知って、興味があった。
文豪たちの交友関係を紐解く手引書のようで、面白く読んだ。
当たり前だが、彼らも人間だったのだ、と、少し身近に思えた。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50255087 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00617976
佐藤春夫と堀口大學は、仲良しすぎて恋人だと疑われた? 芥川龍之介は友達を思って己のパンツを貸した? 国木田独歩と田山花袋はケンカばかりなのに同居していた? 「僕のお父さんになって」と懇願される夏目漱石? 近現代史にその名をとどろかせる文豪たち。彼らの人間関係は一口に友情と呼ぶのもはばかられるほど濃厚な魅力に満ちていた。文庫化に際し、新章を加え大幅改稿した完全版。
(出版社HPより) -
近現代史にその名をとどろかせた文豪たち。彼らの人間関係は一口に友情と呼ぶのもはばかれるほど濃厚な魅力に満ちていた。文豪好きならこれを読め!
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