臆病な詩人、街へ出る。 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年10月28日発売)
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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784101033617

作品紹介・あらすじ

「詩の芥川賞」こと中原中也賞を最年少18歳で受賞。〈JK詩人〉〈学生詩人〉ともてはやされるも、大学を卒業した今、ただの世間知らずで夢見がちな女に……。そんな自分と向き合うため、未知の現実へ踏み出そう。キックボクシング、八百屋、テレビ出演、そして、恋愛。臆病な冒険の先に広がる景色は――。誰の内にもある繊細さと密やかに響き合うエッセイ集。巻末に谷川俊太郎氏との対談を収録。

感想・レビュー・書評

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  • キックボクシング……。あっさりしか書いてないけど私もやったことあるからわかる部分がある……。臆病な詩人がキックボクシングをやるギャップが面白い。アイドルにも苦悩はあるね。

  • 【もしもし、もしも、詩】
    詩人と聞くと吟遊詩人か高等遊民かしか思い浮かばないくらいには知識もなく(そもそも高等遊民は詩人ではないということは置いておいてくれ)、筆者の方のことも知らなかった。
    ただ背表紙のタイトルに惹かれて読んでみた。
    詩人(詩を作り嗜む人)は(人ほど?)、反射神経ではなく頭の中でグルグルぐるぐる考え、出力し、修正し、また生み出しているのだと、そしてそれは当たり前だと思われていないのではと、考えた。
    「いや私は反射で当意即妙に詩を編みますよ」という人がいたらすまない。私は詩人のことをよく知らないんだ。

  • 914-F
    文庫

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著者プロフィール

詩人。1991年北海道生まれ、首都圏在住。10歳から詩を書きはじめ、14歳で「現代詩手帖」「詩学」に詩の投稿を開始する。16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年の時に発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社/ちくま文庫)で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。2022年、第4詩集『パラレルワールドのようなもの』(思潮社)を刊行し、同詩集で第31回萩原朔太郎賞候補、第34回富田砕花賞を受賞。そのほかの詩集に『屋根よりも深々と』(思潮社)、『わたしたちの猫』(ナナロク社)。エッセイ集『臆病な詩人、街へ出る。』(立東舎/新潮文庫)、『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)が若い世代を中心に話題を集めた。2023年度より武蔵野大学客員准教授。詩、エッセイ、小説の執筆のほか、作詞、書評、広告のコピーライティングなど幅広く活動中。

「2025年 『混声合唱とピアノのための わたしは光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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