- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101035017
感想・レビュー・書評
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再読
短編、どれもよいが
やはり「忘れ得ぬ人々」が一番こころに響く。
今回の発見は「小春」
「人生の秋は小春日和だ」
でも、登場人物設定は50歳…!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いま武蔵野に住んでいるが、このような自然を体験できる場はめっきり減ってしまったようだ。
ただ、自然を感じるのは個人の心の中にも委ねられている気がする。デジタル機器に囲まれなにかと殺伐とした現代に生きるが故に、独歩の世界に近づきたいと感じた。 -
全ては読めず。
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武蔵野は以前にも読んだことがあるのだが、以前も今回もあまり引き込まれず……
普段から自然に親しむ感性が欠けているからかしら。 -
情景と人の描きかたが繊細でとてもすごい
まだ理解できないところばかりだから
また読みたいです -
国木田独歩が武蔵野を散策していた風景が散文的に表現されており、イメージとして浮かび上がった。
当時の東京の地形や風景も事細かに表現されており、現代の東京と全く違うところにも面白さを感じとることが出来た。 -
表題作『武蔵野』の自然描写の美しさに最初から惹かれました。そこにぜひ行ってみたい、と思わせるほどの表現力であり、また実際行こうとしてみても現代では既に昔日の武蔵野は失われている、という儚さに「もののあはれ」を感じずにはいられませんでした。読んでいて武蔵野の景色が色鮮やかに浮かんでくるので想像力も豊かになると思います。
文語体の文章の作品が全体の半分ほどありましたが、他の作者に比べて文語体の難易度は低い方だと思うので、文語体でしか表現できないような趣のある哀愁を感じれました。 -
「美意識の転換と視点の変化」
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旧武蔵野の情景をただただ淡々と語る。古代(といっても平安くらい?)と明治でも、武蔵野は全然違うんだなあ、とシンプルに感想。明治時代の東京描写が面白いし、武蔵野の自然描写は美しい。