ラビット病 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2225
レビュー : 284
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036144

感想・レビュー・書評

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  •  こんなに多幸感に溢れた小説を、私はまだ他に知らないなぁと思う。育った環境もまるで違う二人が一緒にいることで優しさ、慈しみ、痛み、悲しみ全てをひっくるめた愛を知っていく様子のなんと幸せなことだろうと思い、目を潤ませつつ微笑みながら読んだ。全身で相手にぶつかって笑ったり泣いたりするゆりちゃんと、相手の喜びや苦しみも自分のものとして受け取るロバちゃんの動物同士のような恋人関係は、気取りも見栄も打算もなくて理想的だと感じる。

  • ピュアな恋愛小説。
    ゆりちゃんの言動に吹き出しちゃう。
    とにかく面白い。
    「何時何分何十秒!?」
    「目つぶし!!」

    恋をすると誰もが感じる愉しさと胸が苦しくなる恋しい気持ちを思い出しました。

    • 9nanokaさん
      これをお貸ししていいものか、迷いましたが、引かれなくてよかったです笑。
      男の人も胸が苦しくなったりするんでしょうか?
      これをお貸ししていいものか、迷いましたが、引かれなくてよかったです笑。
      男の人も胸が苦しくなったりするんでしょうか?
      2014/09/08
  • ろばちゃんとゆりちゃんの、ふーわふわらーぶらぶなおはなし。
    愛を知らないゆりちゃんがどんどんろばちゃんにはまっていって、そんなゆりちゃんにめろめろなろばちゃん。
    喧嘩して仲直りして喧嘩して、そして前よりもっと仲良くなって。
    うさぎのようにずーっとずーっと離れない2人に、最初は甘すぎていらっとしたんだけど(笑)途中からいとしくて仕方なくなりました。
    こころがあったかくなりました^^

  • 詠美さんの表現にかなり影響されていた高校時代。読みふけった1冊。
    山田詠美作品で3番目くらいに好きな作品。
    当時交際されていたダーリンとの幸せな日々、が何となく読み取れる。
    ラーメン屋さんでのくだりがとても好きで、いつかわたしもそんな人にめぐり合えるのか、とわくわくしていたことを懐かしく思う。

    読み手がふわふわしてしまうくらい、愛に満ちている。

  • 好き

  • とってもポップでキュートなカップル2人の可愛らしい日常のおはなしです。難しい理論はなしにして、動物のように愛し合える関係はやっぱり素敵って思えます。
    山田詠美先生、振り幅が大きいです、すごいなぁ。。


  • 私たちみたい。

    振り回す幸せよ。

  •  幸せな結婚のおのろけのようで、僕は当時、あまり読みたくなかった。文庫本棚から抜き出して、軽めの本を読み通した。本は読めなくても処分しない方が良い。10余年後に読む事もあるのだから。
     性の修羅場を、幾つも通り抜けて来た作者だから、代償として幸せな結婚も好かろう、と今は思える。
     性と性格が合い、財政的に困らなくても、現実は甘くなく、約20年後に離婚している。国際結婚等に金属疲労が出たのだろうか。2011年、日本人と再婚した。
     これから、山田詠美の小説が手に入ったなら、読んでみたい。

  • 突飛でキュートなゆりちゃんと純朴青年ロバちゃんによる二人独自の世界が平和で可笑しく説得力のあるバカップルっぷりで、やわやわと幸せに包まれるよう。互いが互いにぴったりで、近しい友達の二人を傍で見守っているような和む親近感がある。ロバートを中々黒人男性でイメージ出来ず単なるあだ名みたいに見てしまった。

  • 愛らしい変態物語。
    愛の感じ方がたっぷり。照れくさくなるくらい幸せを感じる瞬間の数々。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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