放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6324
レビュー : 823
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036151

感想・レビュー・書評

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  • 『姫君』がかなり良かったので読んでみた。
    だいたいが「主人公の少女が自分よりちょっと大人な女の子から恋愛について学ぶ」みたいな話の短編集。
    主人公の少女がところどころで「きゃあきゃあ言いながら恋愛してるフツーの女の子たち」を見下してるように感じられるのがまた思春期における団栗の背比べって感じで面白いと思う。
    ただそれ故、この小説が少女たちの恋愛バイブルみたいな位置づけになってることについてはいまいち釈然としない。

  • 女の子が2人以上集まれば、そこには恋の話題が花開くだろう。
    まだ少女の彼女たちが無垢な気持ちで語り合う恋。
    どこか秘めやかで大人な響きを持つ「恋」を鮮やかに描いている。

  • 静かに、淡々と、大人に少しだけ足を突っ込んだ女の子たちの恋の話。
    解説も中々素敵だった。

  • 好きな人のいない放課後なんてつまらない。心の中で発酵してきた甘い感情は、もう少ししたら味を覚えそうな甘いリキュールのような味かもしれないと思っている。

  • こんな恋をしてみたい

  • 達観している。こんな恋愛したいなあと思えるものばかりだった。さすが青春

  • 女子高生の恋愛短編集。語り手は大抵が恋の傍観者。愚鈍なクラスメイト、一歩引いている私、そして自分に素直に恋をしている友人といった構成が目につく。1989年刊行当時の旬を切り取っており相応に黴臭い。そのせいか憧れの対象とされている子にあまり魅力を感じられず、ただの傍観者の割に周囲を蔑む語り手には嫌悪感を抱くことが多かった。とはいえ、幼馴染との恋愛が書かれた最終話は瑞々しさを失っていなかったし、恋の普遍的な真実が其処彼処に散らばっていたように思う。

  • 図書館にて久しぶりに再読。
    この年で読んでも、女の子って、恋っていいよねと思える本。
    自分の子どもがおませな年頃になったら
    そっと本棚に置いておきたい。
    気恥ずかしさとか、少し
    おませな瑞々しい気持ちを目一杯育んでほしい。

  • ティーン向け?
    自分より、心も経験も一歩「大人」に近付いた女の子に憧れを抱く、女子高生の物語たち。
    自分が送ってきた高校生活とはあまりにかけ離れていて、ふーんって感じ…
    最後の話は良かった。

  • 高校生の女の子の恋愛短編集。
    小学生やそこらの頃、高校生はすごくオトナに見えた…そんなイメージを、恋愛に焦点をあてて描き出したようなお話。
    現代のJKといわれる娘達の現実とはちょっと異なる女の子たちの恋愛模様。(だってこんな子いない)
    どこか切ない、特別だったあの頃に対する懐古的な、ポエム的な世界。
    キラキラサラサラした非現実的な雰囲気は素敵だけど、話に登場する大人びた女の子たちがどれも同じようで読んでて飽きちゃった…

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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