ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 12922
レビュー : 1819
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101036168

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の秀美のサバサバ感と率直な感想は読んでいて気持ちがいい。各章のタイトルもその短編の中でうまく消化されている。秀美は山田詠美の投影ではないか?と思う節もある。著者も述べているが、今作は大人が読んだ方がなにかと感化されるのではないか。

  • 多分この主人公と友達だったら、面白いと思う反面メンドーだと思うと思う。
    大体、考えるのが苦手とか言いながらめっちゃ思考してるし。
    主人公のすかした感じがちょっとなーと感じた。
    最初の「ぼくは勉強ができない」とかいう自己紹介、あんな自己紹介されたら「ああ、こいつ自分が大好きなんだな」と思うでしょう。

    祖父とか母とか、最期に出てくる小学校の奥村教師とかの方が好き。

    読んでてなんかいけすかない主人公だなと思っていたんだけど、そう思ってた心の内を山野舞子さんが代弁してくれて、そうか、と思った。

    「他人と自分は違う、あいつは『俺はこいつより優れてると思っている』と勝手に思っている」主人公の、逆に世間を馬鹿にしたような見方がいけ好かないんだなと。
    他人は世間一辺倒だと決め付けてる主人公自身が世間一辺倒なんだなと。

    そしてそれは自分にもそのまま当てはまるとも。

    読んでて、ルサンチマンみたいな考えにちょっとイラッとする
    だけどほとんど的を射ている。だから星5つです。

  • 面白かった。
    秀美の考え方にすごく憧れる。
    自分もカッコイイ生き方をしたいと思った。

    いいな、この本。
    また読み返したい。

  • この小説に出てくる「イタい奴」は現実によくいる。
    私もそのイタい奴に似てる部分があるかも、とドキっとする。
    登場人物を通して
    何が正しい事なのかを教えてくれる本。

    でも、山田詠美の主張を
    主人公と主人公の母親に代弁させてるのが見え見えな感じが嫌だったので-1。

  • すべてに丸をつけよ。とりあえずはそこから始めるのだ。

  • 20世紀日本の名著ですな。
    物事を考えるということを表現している。
    人から言われたことを憶えたり鵜呑みにするのではなく考えるということ。
    斜に構えた高校生編もいいけど、眠れる分度器が秀逸。
    反発する時田くん、
    鈍感である自分に自己嫌悪する時田くん、
    考える時田くん、
    主張する時田くん。
    秀逸な表現が多いが、鈍感であることがカッコ良くないことであるということをあっさり書けてしまうところが山田詠美のすごさだろう。
    もっともカッコ良くない面をさらけ出さないと人とは繋がれないということも同時に書いているが。

  • 勉強はできないけど女の子にはもてる主人公。恋愛しないで勉強する意味って? 痛快というか、ばっさりしちゃってる青春小説。
    今の学校なら化粧してようとコンドーム落とそうとみんな気にしないけど、過渡期はそういうことがあったんでしょうね、としか想像できん。

  • それでいいのか

  • 秀美くんが恰好良過ぎる。
    一生懸命愛してほしい。

  • 僕は既に一つの角を持っている。普通の人より先にまっすぐやまんまるになる事ができる。秀美君のスタンスや台詞・表現が独特で好きです。いとけないのに鋭いような。なかなか面白いぜこれ。

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著者プロフィール

山田 詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京生まれ。明治大学文学部中退。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。同作品は芥川賞候補にもなり、衝撃的なデビューを飾る。87年には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞受賞。89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年 『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16「生鮮てるてる坊主」で川端賞を受賞している。その他の著書に『無銭優雅』『学問』『タイニー・ストーリーズ』『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』などがある。

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