財布は踊る (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2024年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101036823

作品紹介・あらすじ

「今よりもう少し、お金がほしい」専業主婦として穏やかに暮らす葉月みづほ。彼女はある夢を実現するために、生活費を切り詰め、人知れず毎月二万円を貯金していた。努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に二百万円以上の借金があることが発覚する。株での失敗、リボ払いの罠。日常に潜むお金の落とし穴からどう逃げる? 切実な想いと未来への希望を描く「お金のつくりかた」超実践小説。

感想・レビュー・書評

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  • う〜面白かった!
    一つの財布を軸に様々な人達のお金に纏わる悩みや生活が展開されていく。
    「三千円の使いかた」も面白かったが本書もまたお金のつくりかた、付き合い方がリアルに描かれ、また挫折を繰り返しながらも人生に希望を捨てずお金と向き合う登場人物達の転換のタイミングや展開のテンポも良く、止まる事なく一気読み!
    小説好きの自分にはお金の教科書よりも頭にスルスル入りやすく楽しめた!

    ひ香さんのお金小説、好き!
    これからもこの系統の小説書いてほしいなぁ

  • お金を貯めるアイディアが出てくるのかと思ったが、そこまでのレクチャー本ではなく、一つのルィヴィトンの財布をめぐっての物語だった。 

    第一話の葉月みづほの話は面白かった。
    夫からもらう5万円の生活費の中から2万円を貯金して、2年半後に家族でハワイ旅行に行き、念願のルィヴィトンの財布を手に入れる。
    それでもどん底まで落ちてしまうのだが、築古物件を自分でリフォームして人に貸し、会社を立ち上げ資産を築くまでに至る。
    簡単な話のようだが、利益が出るなら大工さんは皆やるだろうな。
    節約雑誌にコラムを載せている善財夏実の話も面白い。
    夏実のような人が近くにいたら、いろいろと知恵をお借りできるのになあと思う。
    お金の物語って、貧乏なら貧乏で読んでいてはぁーとなるし、人に盗られたり人を騙したりでもモヤモヤするし、お金儲けに成功した話でも、ありえないと思ってしまうし、読んでいて疲れてしまった。

  • 皆さんどんな感想を書いておられるのか、見させてもらいました。
    感想ではないが、すべてお金にまつわる話し。
    あまり興味がない。

  • あらすじに「お金のつくりかた」超実践小説、とあるようにお金で悩んでいる様々な人物が登場し、いろいろな壁にぶち当たりながら解決に向かっていくというお話です。

    この本は今現在、奨学金で悩んでいる方、家族が借金を抱えている事が発覚した方、久しぶりに飲もうと誘われたもののトイレに行っている間に財布が盗まれてしまった方にオススメしたいです。
    わたしはそんなに頭が良くないので、実際にこの方法を実践してお金が貯まるのかどうかは分かりませんが、解決のヒントにはなると思います。
    その時の景気の良さや周りの環境にも左右されるでしょうが、最後に善財さんが彩さんに言ったように、全ては時の運です。
    上手くいく人もいれば、そうならない人もいるでしょう。
    もし実践される方がいたら陰ながら応援しています(و•o•)و<ファイトー
    わたしはとりあえず、飲み会でトイレに行く時は財布も持っていくことを実践してみようと思います。

    でも、その財布をスられたキャラクターは最後にこうも言っています。「あのことがあったおかげで、今の道を選べた」と。
    かなりポジティブな考え方ですが、わたしは結構好きな言葉です( *˙ω˙*)و

    ちなみに、このお話の舞台は物価が安くて驚きました。卵が1パック133円、お米も5キロで1400円ぐらいです。今は値上げに慣れてしまいましたが、少し前はこのお値段だったんですね。
    昨日は投票日でしたが、値上げラッシュの時代があったおかげで、今の豊かな日本があると言えるような未来にしてくれそうな政治家の方が見当たらなかった為、投票には行きませんでした(単に忙しかっただけです。すみません^^;)。

    追記:曜日を間違えていました(汗)
    でも今日も仕事があるため、投票はまた次の機会にします。

    • アールグレイさん
      初めまして!ふわっとろさん♪

      フォローバックを頂きありがとう
      ございます!
      おいしそうな名前ですね!
      コメントが好きで遅読の私です。
      ブク...
      初めまして!ふわっとろさん♪

      フォローバックを頂きありがとう
      ございます!
      おいしそうな名前ですね!
      コメントが好きで遅読の私です。
      ブクログ開始時の本はともかく・・・レビューは必ず書く、がモットー
      です!話題本が好きですが、私に
      合わないと思ったらその本はパス
      します。辻村深月推しです!
      一昨年に読んだ「この夏の星を見る」これはとても良かったです!
      都立高校の試験に、使われました!新聞で問題を見た時は、感激の嵐が吹きました!
      今、村山由佳さんを読んでいます。お互い楽しく読書できればと
      思います。
      どうぞよろしく┗(((^-^)))┓
      2025/07/27
    • ふわっとろさん
      初めまして、アールグレイさん!
      こちらこそフォローして頂き、ありがとうございます。
      以前はふわっとろなわらび餅が好きだったのでこの名前にしま...
      初めまして、アールグレイさん!
      こちらこそフォローして頂き、ありがとうございます。
      以前はふわっとろなわらび餅が好きだったのでこの名前にしました。今はタピオカのほうが好きです(^^;
      紅茶は割と好きなので、アールグレイさんもおいしそうな名前ですね!
      辻村深月さん、村山由佳さんともにまだ読んだことがないので気になりますが、今現在読みたい本がいっぱいあるので、それが片付いたらアールグレイさんの感想を参考に、何冊かチャレンジしてみようと思います!
      よろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)و
      2025/07/27
  • 読書友からお借りした1冊。

    『お金が人を変える』
    そんな怖さがこの1冊に集約されていました。

    自分は怖くて
    クレジットカードなんて持てないけれど
    持っていたら便利だしいいなとは思う。
    だけど、
    支払い管理はしっかりと確認したり
    しなければいけないなと感じた。

    『お金』は何事も大切に慎重に使わなければと
    教えてくれた本です。

    そして、
    1つのルイ・ヴィトンの長財布が
    出てくる登場人物たちの手に渡って、手放されて
    また違う人に渡って…とちょっとおかしくて面白かったです。笑

    そして世のお金を管理・節約を
    頑張っている人たちが本当にすごい。
    見習わなければ………。(汗)

  • 財布は巡りめぐってましたね(笑)
    原田さんならではのお金にまつわるお話。
    私はブランドものとか、投資とかあまり興味がないし、真面目に働いて、本さえ読んでつ倹しく生活できればと考えてるから。財布の持ち主が変わる度、面白さの度合いが変わった気がする
    上を見ればキリがない。
    下を味わってしまったらやっぱり努力するしかないね
    てか、この財布持ったひとは幸せになるのかならないのか、どっちだ~って最後思ってしまったけど、あろうがなかろうが心の持ち方かな。

  • とある高級財布を縁として、お金に困らない生活を求め、不運の渦から逃れようとあがきつづける人々が、くるくると回っていく。今、日本に暮らしている、フツーの顔をしてフツーに日々を送っているように見える人たちの内で、どのくらいの割合の人が、実際にはこの小説に描かれるような「苦しい」内情をかかえているのだろうか、と気になった。

  • お金と向き合う人たちの話。
    ファンである「お財布アドバイザー」の善財夏実の雑誌の記事も図書館の雑誌コーナーで読み、生活費を切り詰めて夢に向けてコツコツとお金を貯めている専業主婦のみづほ。
    一方、みづほには生活費しか渡さない上、何も考えていない夫。
    この夫がとんでもない…(その親も…)
    他にも貧しい家庭で育ち、大学に入るも授業料が払えなくなり退学し、アルバイトをしながら高いFXの商材を売る借金持ち男性や株の投資で失敗し、これまた借金を抱える男性。
    そして、奨学金の返済で厳しい生活を送っている女性たち。
    お金への考え方や使い方、どれも自己責任で、どうやっていくかで人生が大きく変わる。
    得に専業主婦のみづほの変化は大きく、希望が持てる。
    普段なかなか周りに話しにくいお金の話だけに、興味深かった。

    2025.6.6

  • 2025年最初の読了。
    原田ひ香さんの小説って、キャッチーな表紙とタイトルに惹かれて読んだら、思ってたのと違う!って毎回なる(私だけ?)

    私も乳児がいて、ちょっと投資をかじり、(節約はそこまでしてないけど)もっとお金増やしたい…と思ってる主婦の端くれなので、大共感して、読み進めあっという間に読み切ってしまった。

    必要なのは「経験と知識で得る確かなマネーリテラシー」と「堅実な仕事で得る収入」だと改めてわかった(笑)

    みんなお金のことや言えないこと、言いたくないこと表に出さずに、先々のことを考え、不安と共に生きているんだなと思った。

    主人公もいろいろあったけど、結果的に大成功してると思う…!最後の財布への思い、よかった。こういうこと、人生において何度もあると思う。

  • みづほさんが凄すぎる!
    勉強を続ける努力もすごいけど、さらっとリフォームとかDIYやれちゃうのとかいいなあ
    手先器用な人って、手段の選択肢が広がっていいなあって思う

    麻衣子・彩編は、切なくなった
    ああいうふうな展開になると思ってなかったから、えー…ってなってしまった

    あのヴィトンのイニシャル入りのお財布、これからどんな旅を続けるんだろ?
    またみづほさんと出会う日は来るんかな?

    これからのみづほさんに、若干の不安の余韻を残した終わり方だったけど…
    それはこの本の他の登場人物も、この不況を生きる現実の私たちも同じか…

  • 主人公のみづきと長財布を中心に展開する連作短編。各話で登場する人物の抱える経済的事情がリアルだし、相互の繋がりの開示が自然で、物語の世界観に没入。結果、投信積立などの投資が少し怖くなったり。

  • 僕はお金が好きなので、この本はサクサク読めた。この本に書かれた人たちのようにお金に振り回される人は五万といるだろう。特に水野の話はよかった。子どもの頃から不遇で悪い道に足を突っ込んでいたのに痛い目にあって反省して最後の方で報われて幸せそうにしていたのがほんとによかった。
    僕も実生活でそうなるおそれがあったから余計感情移入できたのかもしれない。

  • 高評価つけた方、あくまで個人の感想なので、スキップされた方がよいかもです(*_ _)人


    一応最後まで読んだのですが、みんな馬鹿すぎて。。。★1。【三千円の使い方】はもっとふんわりしててよかった。
    各々、重要な出来事が起きてるのに、登場人物の認識が薄すぎてそれにつり合わず、ペラペラな内容に思えてしまった。


    みずほに関しては、まずは自分で働いた金で財布を買え、と思っちゃいました。家も、売れなかったらどーすんねん。。。
    それなら数年かけて、勉強して学業に金突っ込んで(奨学金)国家資格系の手に職つける自己投資の方が堅実。金の話ができない夫なんて(=夫婦の信頼関係破綻)、どう考えても一緒に生活はむりでしょ。早々に夫と別れて学校行った方が、人生長い目でみて安定して子供を養える。
    不動産なんて不確実だし、貯蓄のない人はマネしちゃだめ。

    奨学金返済の女2人も、自立した社会人になりたいのなら、就職率や給料(返済できるか)を鑑みて職業を選んでから進学先を選別するべきだった。
    できなかった結果がいまここにあるのなら、安全、有用な情報の収集、選択すらできなくて、マックでグダグダしててアホ。学費や自己投資のために水商売している人が悪ではないし、目的のために行動していてこの二人よりは賢いと思う。

    他の登場人物も。マネーリテラシー以前に、いくら小説といえど先を見通せなさすぎでは。。。

  • ひとつのお財布が人から人へと渡っていくお話。

    この本を読みながら、誰かの家計簿を覗いたような気持ちになりました。学ぶことも多かったです。
    お金の失敗をして、家計を見直し、お金を稼ぐ方法を模索する登場人物たち。あけすけには誰も話さない『お金』のことですが、やっぱり生きていくには大事なこと。

    自分も家計を見直すのが2025年の目標です。

  • タイトルの通り財布が踊る物語だった

    ルイ・ヴィトンの財布が巡る物語
    こんなにうまくいくかな?という部分もあったが楽しくお金の知識を学べたり、自分のお金の向き合い方を考えられたりしつつも、1番は物語が面白かった!
    三千円の使い方同様に映像化されてほしい!

  • 葉月みづほを中心に展開。財布(金)に踊らされる面々が登場。

  • 先が読めない展開で章が終わるごとに「おーっ」と思ってしまった。
    一つの財布がこの一冊の中でいろんな物語を生んでいてとても面白かった。

  • お金って大事にしたほうがいいんだなって思いました。今の私の生活は、特に節約とか意識していなくて、多分お金が漏れ出ている状態なんでしょう。今、すごく焦っています。家計簿再開しないとな…

  • お金に絡む小説が多い原田ひ香さん。一つの財布をキーとして様々な人のお金にまつわる物語が描かれておりとてもおもしろい。お金に絡むということで、不動産投資、FX、株など様々なお金模様あり。

  • お財布がリレーのように色々な人の手に渡って、その所有者たちのそれぞれのストーリーが面白かった。
    電車忘れ物市なるものが存在することを初めて知った。この物語のようにお宝が見つかりそうで一回行ってみたい^_^

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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