本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101039824
作品紹介・あらすじ
死線をさまよう殺人犯、末期癌になった恩師。麻布中央病院に勤める剣崎啓介と松島直武はさまざまな患者を手術する。つらいことばかりではない。彼らが救った青年が医学部進学の夢を抱いたのだから。夏のある日、剣崎は腹痛に襲われる。この症状は何だっけ? 誰でも患者になる。そう、医師だって。頼れる相棒にして親友、凄腕外科医コンビの活躍を描く、医学エンターテインメント第2弾。
感想・レビュー・書評
-
シリーズ2巻も良かったですね。
剣崎、松島のコンビの呼吸がいいですね。
2人で毎日お酒を飲んでて、飲んでる途中で病院からよ呼び出し。
酒気帯びでオペするのかよって思いましたね。
ホントはどうなのでしょうかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと腹痛があって、かかりつけ医へ
そこから、まさかの紹介状を渡されて大きな病院へ
そんな状況の中、読んでた本
消化器外科の話しが出てきて
私と同じじゃん!ってなった笑
短編集で前作の続きもあったり
読みやすかった
まさかの主人公であるお医者さんが、手術して入院したり
殺人犯が救急搬送されてきたところを助けたり
自殺した人が上から落ちてきて半身付随になったお医者さんのその後とか
お互いをバディと思う
お医者さんの関係が好き -
最終章の全身麻酔について思う描写が本当にリアル。
その通り、まさにそんな感じ。外科手術とは一つ一つ慎重に地雷を避けて避けて、患者を死の近いところからちゃんと自発呼吸まで戻してくること。
すごいな、改めて。 -
【収録作品】
「救いたくない命」
「午前4時の惜別」
「医学生、誕生」
「メスを擱いた男」
「白昼の5分間」
「患者名・剣崎啓介」
医師って命を救って当たり前、だけど中には救いたく無い命もあるだろうに、そんな中で救うことによって、その人は自らの道を見つける。治療が新たな人生を与える。
-
中山裕次郎『俺たちは神じゃない2』。
麻布中央病院の外科医・剣崎敬介と松島直武。
『救いたくない命』 重傷で運び込まれた通り魔事件の被害者⁇ 被害者の夫に返り討ちにあった通り魔犯だった…
救うべき命なのか⁇
京アニの犯人を救った医師たちを思い出す。
『俺たちは神じゃない』、命の重さは決めれない。目の前にある命に違いはない。医師として、目の前にある命は救うべきで、しっかりと罪を償わせるべきだろう。
『午前4時の惜別』 剣崎の高校時代のサッカー部顧問・入江の最期。
高校時代に遺恨のあった入江が剣崎の元に診察に訪れる。しかも剣崎を頼って…
入江は剣崎のことを認めていたのだと。
剣崎に看取られて、入江は幸せだっただろう。
寂しい晩年だったようだから…
『医学生、誕生』 潰瘍性大腸炎で人工肛門術を施され激高した高校生・石田。剣崎、松島をみて、医学部を目指す。そして…
確かに高校生で人工肛門は辛いだろう。
が、前向きになれてよかった。
石田はこれからも出てくるのだろうか⁇
『メスを擱いた男』 飛び降り自殺を図った男を地上で受け止め下半身不随となった稲田医師のその後。
稲田が車イスで生活できるまでに回復していたことにホッとしたが。結局、稲田は助けなければという意志で飛び降りた男を助けてだのだろうか…
謝罪も賠償もないようだから、やるせない…
『白昼の5分間』 看護師・りさの息子の危機を救う剣崎と松島。呼吸停止から脳死までのリミットは5分間。人工呼吸器をつけなければ…
緊迫感が漂う中、剣崎と松島は。
『患者名・剣崎敬介』 剣崎が虫垂炎の手術を受ける。剣崎啓介40歳、肉体の衰えを感じ始める…
患者となり、自分がいかに患者の立場で物が言えていなかったかを感じる剣崎。
『救いたくない命』の長編かと思いきや、短編だったので、ちょっと残念…
ナースに患者、関係者が増えてきて、まだまだ続編が続きそうである…
-
現役外科医のリアルな描写、中山さんの新シリーズ2作目。病気を治すという格好良さと、その裏腹の、医療従事者たちの悩みや私生活を垣間見て、本当に頭の下がる思い。自分も健康で生きねばと思うのです。
-
『俺たちは神じゃない』の続編です。
外科医の剣崎啓介と松島直武のコンビ。
自分が持つ全ての知識と技術を使って命を救おうと戦っているけど、時には助けるべきか悩むような患者に出会うことも。
今回も面白かった。図書館で予約したけど待ち切れずに購入。このシリーズも続けていただきたい。 -
シリーズ第2弾。「泣くな研修医」シリーズが少し弱気な主人公の成長物語であるのに対し、こちらはちょっと自信に満ちた外科医コンビのお話し。だけど日々の経験が学びとなる、やっぱり医師の成長物語だ。高校時代に尊敬しつつも衝突してしまった恩師が不治の病の最期に自分を頼って来てくれ、戸惑いながらも最善を尽くす「午前4時の惜別」。初めて切られる側の患者の気持ちがわかる「患者名・剣崎啓介」。
中でも、凄腕看護師の愛息子を治療する際のアクシデントを書いた「白昼の5分間」は、読んでいて手に汗を握った。続編も期待。
著者プロフィール
中山祐次郎の作品





