老妓抄 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101040028

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。芸術的、そして美しい日本語で書かれた文章が美しい情景を想起させる。
    人と人との関わりの描写が面白い。登場人物はなにかを諦めた人たちだ。しかしその上で幸せをみつけていこうとする情熱的な様が愛しい。
    文章にも登場人物にも生命力が漲っているように感じられた。
    「鮨」で湊の母が握るすしがとても美味しそう。

  • 読みにくさはあるものの、惹かれるものがある。
    今の時代にはない、強さがある。
    悲しさも憎さも、今の数倍強い。
    だからこそ、明るさも光っている。
    本の中の人物が、生きている。

  • 5本の指に入る短編集。食べ物の描写が抜群によい。

  • 『家霊』と合わせて、ちくま文庫に入っている金魚のお話。金魚繚乱??を途中まで読んだ。

    鰌を無心に来たじいさんの手つきや金魚に超越的なものを見出しているようです。
    それが独特の言葉でえががれていて、味があります。

  • どの作品も何となくいいのだけど、何かが足りないという思いが最後までぬけない。
    それでも文章が読みやすく、江戸情緒の残る雰囲気は心地よい。


  • 心の内に潜んでいる孤独の哀しみや生きることへの情熱が
    垣間見えて、心震える瞬間が一篇一篇に秘められています。

    (2009.06.26)

  • お-3-1

  • 真綿で首をしめてるようだ・・・・。

  • 収録『食魔』,話としても大変面白いが,なんとまあ料理の描写が素晴らしい。食べたい・・・。この時代にこれだけの料理を描けるかの子ってスゴイ!フランス時代のたまものだろうか。葱とチーズを壺焼にしたスープやベリグリットソースのサラダって,どんなのだろう。

  • この雰囲気。大好きです。引き込まれて行く作品です。
    微妙で繊細な空気を表す文章が感動的でさえありました。
    日常のふとした瞬間にこの作品の情景が浮かんでくるようでなんだか不思議な気分になります。

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著者プロフィール

東京都生まれ。跡見女学校卒。1906年与謝野晶子に師事し「明星」に投稿。のち「スバル」同人として活躍。1910年画学生岡本一平と結婚、翌年太郎を出産。1929年から7年間渡欧。帰国後、1936年に芥川龍之介をモデルとした『鶴は病みき』で作家デビュー。以来、短編を中心に多くのすぐれた作品を残した。1939年没。

「2019年 『越年 岡本かの子恋愛小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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