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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784101042015
感想・レビュー・書評
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上巻★3、下巻★5。
上巻は「こういう女いるんだよな、嫌いだけど逆に好き」みたいな感じだったけど、下巻で猜疑心に侵され、だんだん狂気じみてくる辺りに引き込まれた。
周りから見るとただのキチガイかもしれないけど、本人的には至って普通というか、不安だから愛情や自分の存在を確かめたいだけなんだよね。
それがとても悲しく、憎らしく、でも憎み切れない。そこが葉子の魅力だった。
私はこんな風に生きたいとは思わないけれど、何処かで憧れと嫉妬がある。
徐々にみんなが愛想を尽かすところで、ザマアミロという気持ちも、誰かこの子の側に居てあげてと切願する気持ちも、どちらも生じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純文学の扱いだが、民放昼ドラみたいなドロドロした話。肉食系女子というよりは、自分勝手なプライドの高い女主人公に巻き込まれる男達が哀れである。
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ニセコなどを舞台とした作品です。
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著者プロフィール
有島武郎の作品





